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悲しき再会11
バックから携帯を取り出した凛は発信者を確認し電話にでた
「どこにいるって出かける時ママに言ったでしょ 本社に顔を出してきたところよ 今はいつもの行きつけのお店にいるけど何かあったの」
「りんちゃん悪いんだけど急いで帰ってきてほしいの」
「急用なのね」
「今おじいさんから電話が来て見つけ出したって…」
「えっ見つかった…それって本当なの」
「おじいさんは嘘はつかないわ それで今からこっちに来るから私と凛に家で待つようにって言われたの」
「分かったわ それじゃ帰るしかないわよね それでママは大丈夫?
凛、急いで帰るから待ってて」
しおりが差し出したレモンスカッシュをきれいに飲み干した凛は、電話の時の硬い表情を笑顔に変えて言った。
「ママごめんなさい 急用で帰らなきゃいけないの おじいちゃんから呼び出しがかかったから今日は帰ります ゆっくり時間とってまた会いに来ます ママ本当にごめんね」
「いいのよ 気にしないで早くお帰りなさい」
「ありがとう ママご馳走様でした」
志桜里は聞こえてきた凛の「見つかった」という言葉に寿里の姿が浮かび上がってきた。
これから起こりくる出来事はみんなの幸せに繋がると志桜里は信じたかったが一抹の不安を払拭することが出来ずにいた。




