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ロード・レゾナンス  作者: 暁月
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黒の王の再誕 壱

 高校2年生になって一ヶ月がたち黒髪の少年、黒峰夜空は、面倒くさそうな表情をしながら自身の通う学園龍泉学園に、登校していた。その登校中に、親友の紫藤正義とその彼女である宮下灯に出会った。 

 紫藤正義はイケメンで運動神経は抜群だが、勉強が苦手で良ければ60点以上はとれるが悪ければ30点以下を取るぐらいであり彼女である宮下灯に勉強を教わっている。中学の時に恩があり大切な親友である。

 

 宮下灯は癒し系の美少女で運動神経は普通だか頭が良く学力試験などで常に1位を保つほどの天才である。正義が言うには、2人の時は甘えたがあり。後嫉妬深いらしい。ちなみに普段怒らない人は怒ると怖いと言うが、正義が一度宮下を怒らせてしまいそれを見た時はとてつもない恐ろしさを感じた。


「よっ。おはよう、夜空。相変わらず面倒くさい顔して登校してるな。」

「おはよう、黒峰君。もっと楽しそうな顔して登校しなよ。」と言う2人に対して俺はこう言った。

 

「おはよう、正義、宮下。しょうがねぇだろ月曜日は、面倒くさい一周間の始まりなんだからよ。」と言うその後は学園に着くまで他愛もない話しをしていた。そして登校している最中に正義が俺と宮下にこう言った。

 

「そういえば2人は知ってるか?」


 それに対して俺と、灯は「「何が?」」と首を傾げた。首を傾げた俺たちを見ながら正義はある事を言った。


「転校生だよ、転校生。なんでも今週から家の事情で外国からこの龍泉学園に転校して来るんだってよ。しかも聞いた話しだと物凄い美少女らしい。」 


 正義の言葉に疑問を持ち俺はこう言った。

「うん?外国からなら普通は、留学生じゃないのか?」


 その返答に対して正義は「なんでも父親が、日本人で日本の国籍を持っているから日本に移住してきたらしいぞ。」と言った。その時、宮下が、正義を見ながらある質問をした。


「ねぇ、正義どうしてその転校生の事について詳しいの?」と笑いながらしかし目は笑っておらずその質問に、対して正義は、少し戸惑いながら。


「あっああ、ほら学園に生徒や教師に詳しい菊川が、いるだろ彼女から面白い情報があるって聞いてな。それで詳しく教えてもらったんだよ。」と言った。


 それを見た俺は、(あっ、宮下が嫉妬してる。)と思い見ていると正義がこちらを見ながらアイコンタクトで助けを求めているのがわかるが関わろうとすれば自身も巻き添えを喰らうとわかっている俺は、笑顔でこう言った。 


「それじゃあ、後もう少しで学園着くから俺は、先に行ってるわ。」と言い残し早歩きでその場を、去った。

 後ろから「薄情者ォォォ!!」と言う叫びがあったが無視する事にした。俺の内心は(まぁ、正義なら大丈夫だろうが許せ。)であった。


 それから学園に着き靴を、下駄箱に収めて自身のクラスに向かう。向かっている最中に後ろから声をかけてくる人がいた。 

 

「やっほ〜。おはようっす、黒峰っち。」と言ってきた。

 

 それに対して俺は、「おぉ。おはよう、菊川。」とあいさつの返事を菊川さとりに返した。その後に菊川は俺に、向かって首を傾げこう言った。

 

「あれ?今日は、紫藤っちと灯っちと登校しなかったんですか?」と言う菊川に対して俺は、菊川を遠い目で見ながら言った。 


「あいつらならお前が正義に外国から来る転校生の情報を教えたせいで宮下が嫉妬してな。今頃、正義が宮下に慌てながら弁解でもしてると思うぞ。」と俺は、菊川にそう言った。


 菊川さとりは、ギャル系の美少女で他人への警戒心が高い。この龍泉学園の殆どの生徒や教師の情報を、持ってはいるがその事を、知っている生徒や教師は殆どいなく、知っているとすれば、俺や正義や宮下などであり少なくとも菊川さとりと友好関係のある者ならその事について知っているのである。 


 そして俺の言葉を聞いた菊川は「あらら。いや〜相変わらず紫藤っちと灯っちは仲がいいっすね〜。」と言った。


 俺は、菊川に聞きたい事があり聞いてみることにした。 

 「なぁ。菊川お前どうやって転校生の情報を手に入れたんだ?」

 

 その質問に菊川は、「先週の水曜日に校長室の前を、通った時に校長室から転校生の事を話してたのを聞いたんすよ。」と言い、続けて「その後、あたしも気になって調べたんすよ。そしてその情報をコンビニで奢ってもらう代わりに紫藤っちに教えたんすよ。」と言った。

 

 その返答に俺は「成程な。」と言いその後に菊川に向かって「情報、ありがとな。そろそろクラスの方に行くわ、後これさっきの、情報分のジュース代な。」と言い菊川にお金を、渡した。

 

 菊川は、そのお金を受け取り「まいどありっす。黒峰っち。それじゃ、あたしもそろそろ自分のクラスの方に行きますか。」と言い菊川は自分のクラスの方に歩いて行った。

 

 その後、俺は自分のクラスに行き自身の席についてスマホを、弄っていた。それから数分後に、ぐったりした正義とスッキリした宮下が教室に入ってきた。ちなみ正義と宮下の席は何故か俺の前である。席に着いた2人は俺の方に向いて正義は俺に向かって元気の無い声で「夜空の薄情者〜〜。」と言ってきた。

 

 それを聞いた俺は、正義に向かって言った。


「今日の、帰りにお前ら2人に喫茶店で奢ってやるから許せ。」


 その言葉を聞いた正義は俺に向かって「OK!許す。」と言ってきた。その後正義は、話しに入ってこない宮下に、疑問を持ち宮下に話しかけてきた。

 

 「どうしたんだ?灯、話しに入ってこないけどなんかあったか?」と言う、宮下は、その質問を聞き俺と正義に向かって「黒峰君の隣に、席なんてあったけ?」と言ってきて。それを聞いた俺と正義は俺の隣を見ると確かにそこには、先週までなかったはずの席が確かに存在していた。疑問に、思っていた次の瞬間。

  

     キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン 

     キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン


 ホームルームのチャイムが鳴り担任の松林先生が入ってきた。そして今日の日直である生徒が「起立、礼」と言い俺たちは席を、立ち「おはようございます。」と言い日直が「着席」と言って席に着いた。 


 松林先生が教壇に立ち、俺たちに向かって「今日は、転校生を紹介します。」と言ってきた。その言葉に、他の生徒たちがざわつき手を、上げて「転校生は男子ですか?それとも女子ですか?」や「イケメンですかそれとも可愛いんですか?」と言った松林先生はその質問に対して「喜べ、男子ども転校生は美少女だ。」と言い。

 その言葉に男子たちは、雄叫びをあげた。俺たち3人は、菊川の情報があったので大して驚くほどの事では無かった。

 

 その後に松林先生が「静かに!それじゃあ、ソフィアさん入ってきて。」その言葉を合図に教室の扉が開き入ってきた少女にクラスの殆どが呆然とした。入ってきた少女はスタイルが抜群で流れるような黒髪に美しい黒い瞳をしておりクラスの殆どがその少女に、見惚れていた。

 

 松林先生が、手を叩きクラスの殆どを正気に、戻すとその少女に向かって「それじゃあ、ソフィアさん。自己紹介を、お願い。」と言い。 

 

 その少女は、黒板に名前を書き教壇に立って自己紹介を始めた。

 

 「ソフィア・アレクシアだ。元々は、東ヨーロッパの方に住んでいたが家の都合で日本に移住することなった。母がルーマニア人で父が日本人のハーフだ。これからよろしく頼む。」と言い。

 

 松林先生が「はい。良い自己紹介でした。皆、拍手。」と言い。その後松林先生が「それで、ソフィアさんの席についてだけど黒峰夜空君の隣が空いていたからそこに席を置かしてもらったわ。だからソフィアさんのサポートはお願いね黒峰君。」と俺に言ってきてアレクシアに「ソフィアさんあなたの席は窓際の方にある奥の席だからそこに座ってください。」と言う。

 

 そしてアレクシアは、俺の方に、歩いて行きそして自身の席に着いて着席し俺の方に顔を、向け笑顔で。


 「これから、よろしく頼むよ。黒峰夜空君。」と言ってきた。

 


 

 

 

 

 

 

 






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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは、紗耶香といいます。 作品読ませてもらいました。 設定とか練られて面白そうなので、期待しています。 がんばってくださいね。
2022/06/28 20:37 退会済み
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