23 2人の父の悩み。
茶会が終わり、ひとりになった部屋でデオドラは大きなため息をついていた。
「王家に連なるもの……か」
この世界は神々により作られ、今も神々の力によって世界は回っている。
世界に不可欠な女神の神殿に害をなすということは、世界に害をなすということだ。
そんな大それたことを、よりによって王家に関係するものが……。
「陛下、皆様をお部屋へご案内いたしました。そろそろ陛下もおやすみください」
「カンフェル。……誰だと思う?」
「ザイル様です」
アディックはデオドラの就寝用意をしながら答える。
「言い切るんだな」
「ティーダから連絡がありました。ザイル様と親衛隊が1ヶ月ほど前、お忍びで北の山脈へ向かったと。あそこには宵闇の神殿がありますから」
「1ヶ月前だと?なぜすぐに報告しなかった」
デオドラが睨むと、アディックは手を止めて向き直り深く頭を下げた。
「申し訳ありません。バカ息子がとんだ失態を。まさかこんなことになるとは」
「いや、バカ息子は俺の息子の方だ。ザイル……これは取り返しがつかんぞ」
デオドラとアディックは顔を見合わせてまた大きなため息をついた。
短くてすみません!
更に、明日は更新おやすみさせていただきます。
次からまたがんばりますので、よろしくお願いいたします!
ブクマ、評価ありがとうございます!




