第6話:罪
レナさんが振り向くとそこには…
黒い鋼のような5つの首をもつドラゴンが、こちらを睨んでいた。
(ねぇレナさん、ドラゴンってどれくらい強いの?)
「( ºωº )」
(ねぇハク、ドラゴンって…)
「(´◦ω◦`)」
(…返事してよぉ(´・ω・`))
「「よし、逃げましょう」」
(まって決断早いよ!?)
「ドラゴンに勝てるわけないでしょ!?しかもあの5つの首はヒュドラよ!不死身でどんな冒険者でも一撃で動けなくなる毒の牙を持ってるのよ!?勝てるわけない!現にこいつは今まで1度も倒されてないの!」
解説ありがとねレナさん、おかげで久しぶりの出番かとまってたアカネがしょんぼりしてるよ
『別にしょんぼりなんてしてないです。悲しくなんてないです。何の問題もないです。』
やっべかなり拗ねてるあとでたくさん構ってあげよう
(毒持ちか…とりあえずハク、こっちにおいで、僕が守ってあげるから)
「は、はい!」
近くに来たハクにも魔装を纏わせる。
「ちょっとレイン!何するつもりよ!」
(とりあえず人形になってと)
人の姿になると同時に、さっきまで着ていた服を炎で作り出す。
「大丈夫だよレナさん、心配しないで、僕がふたりを守るから」
「何言ってるの!?あなたはまだ迷宮から出てきたばかりじゃない!」
レナさんの頬をつたって零れる涙をふき、頭を優しく撫でる
「レナさん、僕に任せて。ね?」
「ほ、本当に大丈夫なの?逃げれるの?」
「逃げる?まさか。ここで倒すよ。」
「「っ!?」」
「僕の大切な仲間は殺させない。どんな事をしても、何も犠牲にしても、必ず守る。」
僕は魔力を練り、ヒュドラを睨みつける
「…レイン様、行ってらっしゃいませ」
「ちゃんと帰ってきなさいよ!あなたは私のパートナーなんだから!」
帰らないわけがない。ようやく守りたい人ができたんだ。ようやく守れるだけの力を手に入れたんだ。もう失敗はしない。あの時のような事は絶対に。
「ん、行ってきます!」
その言葉を呟いた瞬間、練っていた魔力を使い、この世の最強で災厄の僕のもう一つの姿、魔剣・レヴァンテインを召喚した。
そして無属性魔法の 【転移】を使い、ヒュドラの背後に回り込んだ
「邪魔なんだよ…お前、さっさと死ね。 【極炎】!」
「GYAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
「大勢の人を殺しただけでなく、僕の大切な人達を恐怖させ、涙を流させた…それがお前の罪だ」
ヒュドラの体を紅き焔が一瞬で焼き尽くす。
僕は振り返り、2人に近づき、この言葉を笑顔と共に送った。
「ただいま、2人とも」
「「おかえりなさい!!」」
2人は涙を流し、だが笑顔で僕に飛びついて来た。
いかがだったでしょうか。
個人的にはもっとレインをもっとぶっ壊れ性能にしたいですw
次はこれくらいの量で金曜日か土曜日に投稿します!
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