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ハーレム目的で転生したら魔剣になった  作者: 橘 アオト
第1章
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第1話:出会い

お待たせしました!約1週間ぶりの投稿です!ところどころ迷走するかもしれませんが、よろしくお願いします!

目が覚めた時、今度は真っ暗な所に居た


(ここ…どこ…とゆうかなんで身体が動かないんだ?)


『ここは迷宮ダンジョンの最下層です。迷宮ダンジョン名は赤の迷宮、初級迷宮です。』


(え!?ちょ、まってあなた誰!?)


紅いワンピースをまとった、黒い髪色をした少女が目の前に居た。


『私は神・オーディーン様より名を受け、貴方のサポートさせていただきます、No.204と申します。』


(な、No.204?それが君の名前なの?)


『私に名前はありません。ですが、転生者1人につき1体は私のようなサポート係がつきます。その為、各員に番号が振られるのです。』


(なるほど…じゃあ名前つけてもいい?)


『私共に名前は不要ですが…理由をお聞きしてもよろしいですか?』


(僕が呼びやすいから!)


いちいちNo.ホニャララなんて覚えてられない。めんどいし


『かしこまりました。では、お好きなようにお呼びください。』


(やった!それじゃあ…アカネなんてどうかな?)


『かしこまりました。では私はこれから、アカネと名乗らせていただきます。』


全くの無表情で、声に変化はない。

だけど…

なんだか少し、嬉しそうに見えた。


(うん!これからよろしくね、アカネ)


『よろしくお願い致します。マコト様』


それから1週間ほど、アカネにこの世界の常識を教えてもらった。

この世界で迷宮ダンジョンが存在する。迷宮内では様々なモンスターが出現する。人々は迷宮や洞窟でモンスターの素材や鉱石を取り、生活してる。素材を集めたり、モンスターを討伐したり、町の人々から依頼を受け仕事をする人の事を冒険者という。


この街の名はラレム、別名駆け出し冒険者の街と言うらしい。

駆け出しの冒険者街と言われる理由は、各属性の初級迷宮が揃っており、まずここで冒険者はレベルをあげる。


属性は6属性ある。

火、水、風、雷、光、闇だ。


迷宮の階層は、迷宮によって違うが、初級迷宮は10階層が最下層になる。

俺がいるのは10階層の隠し部屋らしい。

9階層にはボスがいて、それを倒すと10階層に降りてきて、報酬を貰えるようになっている。報酬はお金だったり武器だったり様々な物がある。


お金の単位は覚えやすかった、ほとんど日本と同じなのだ。

鉄貨、銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨がある。

それぞれ1リン、10リン、100リン、500リン、千リン、5千リン、1万リンだ。


『だいたいそんな感じで大丈夫です。』


(ん、おけおけ)

なんとかなりそうだ。


アカネと話終わり、約1ヶ月ほどたった時、10階層の入口の扉が開いた。


(お?誰かクリアしたのかな?)


入ってきたのは男1人、女2人の3人組だった。


「疲れたぁぁぁぁあああ!」


「ちょっとナツ!うるさいわよ!」


「そーですよぉ、迷宮の中は音がかなり響くのですよぉ、静かにして欲しいのです。」


「わ、わりぃ、レナ、マナ、きーつけるから許して!」


最初に入ってきた男、ナツは金髪碧眼のイケメンだ、大きな両手剣に盾を装備していた。


2番目に入ってきた女性、レナは真っ赤なポニーテールに金色の瞳、ボロボロになっている片手剣を持っていた。


3番目に入ってきた女性、マナは茶髪に黒目、杖らしきものを持っていた。


「えー、どーしよっかな〜」

「どーしましょうねぇ〜」


「許してください何でもしますから!」


「「ん?今何でもって…」」


「あっ…」


女性2人がすんごいニヤニヤしてる…


(楽しそうだな…)

僕はもう声も出せないし、手足もないから自由に冒険することも、話すこともできない、それがとても辛くて、悲しくて、妬ましかった。


「ん?今の…」


「どーかしたか?レナ」

「今、誰か、楽しそうだなって言った?」

「私は行ってないのですよぉ?ナツさんに何させようか考えてたのですよぉ。ふふっ♪」

「マナさん怖いっす」


(えっ!?)

もしかして聴こえたのか?…いや、でも僕喋れないし…


『それは念話です。マコト様』

念話?あの頭に直接伝えることのできる念話?

『ご存知でしたか。マコト様は今、念話を無意識に発動したのです。』


お、マジか、やったぜ!


『ですがひとつ、気になることが』


ん?気になること?


『はい、何故あの者に念話が通じたのか、です。普通はパーティメンバーにしか聞こえないはずなのですが…』


普通は?てことは例外があるの?


『はい、ですがそれは相手が本来は意思疎通が不可能な動物などです。』


ふむふむ…まって、僕も一応意思疎通できないんだけど、それが原因かな?


『おそらくは…』


なるほど、アカネさんもよくわからないか…じゃあ!


(お姉さんお姉さん、真っ赤なポニテのお姉さん、聞こえますか〜?どうぞ)


「え!?ちょ、誰かいるの!?」


「お、おいどうしたんだよレナ!突然騒ぎ出して、疲れでおかしくなったのか?ほら、ポーションのめポーション」


「いらないわよ!てか、2人には聞こえてないの?」


「なにがですかぁ?私にはなにも聞こえないのですよぉ」


あれ、もしかしてお姉さんにしか聞こえないのかな?


『おそらく、相性の問題かと』

相性か、なら仕方ないな、うん


(お姉さん以外には聞こえないよ、僕と相性が悪いと思うから。)


「あ、なるほど…あなたは誰?どこにいるの?」

(左を向いてごらん)

お姉さんはこっちを見たが、キョロキョロしている


「…壁?」


『今マコト様が居るのは隠し部屋です。壁は魔法で生み出された幻覚でしょう。』

お、マジか、アカネさんありがとね


(まっすぐ歩いておいで、その壁は幻覚、簡単にすり抜けられる、僕はそこの隠し部屋にいるよ)


お姉さんが壁に触れようとしたら、霧が晴れるように空気中に溶けていった。


「わっ!ホントだ!こんなところに隠し部屋があったなんて…」


(もう少し進んでおいで、僕は自力じゃ動けないから)


「動けないって…怪我でもしたの!?

すぐ行くわ!」


「おいレナ!どこ行くんだ!って隠し部屋だと!?」

「レナすごいのですよぉ、私でも見つけられなかったのですよぉ!」


(初めましてお姉さん、僕は■■■)


「え?誰なの!?」


『普通の人間に、マコト様の名前は聞こえません。マコト様がこちらに来る前に選んだ魔剣の名前を言ってください。それがこちらでの貴方の名前です。』

あら、どうやら僕の名前はこの世界では何故か使えないらしい。

あれか?大人の都合ならぬ神の都合ってことか?まぁいいや、でもレヴァンテインて長いな


「ねぇ!どこにいるの!」


(ほら、目の前だよ、お姉さん。

僕の名前はレヴァンテイン。長いから適当に愛称つけてくれてもいいよ〜)


「もしかして…この片手剣なの?」


(そうだよ〜、僕自分の姿見えないからどんな剣かわかんないんだけどね)


「おいレナ!どうしたんだよ!ん?なんだこの剣!めっちゃかっこいいな!」

「なんですかこの剣、とっても強い魔力が込められてるのですよぉ!」

「まじか!もーらい!」

「ちょ!ナツ!まちなさい!」


ナツが僕を持とうとした。だが僕は男に触られて喜ぶわけがない。なのでつかに熱を収束してみた。


「あっち!なんだこの剣!柄がむちゃくちゃ熱いぞ!?」


(僕はレヴァンテイン、炎をコントロールできないわけないじゃないか)


ぶっちゃけ適当にやったらできただけだが、黙っとけばバレないバレない


(ねぇお姉さん、僕の願いを1つ叶えて欲しいんだけど、いいかな?あ、念話で送ってくれればいいよ)


(これでいいのかしら、聞こえる?剣さん。どんな願いなのかによるけど、私にもメリットはあるの?)

お、ちゃんと聞こえた、相手を目視で確認できれば念話は送れるのかな?


(願いは僕も一緒に冒険に連れて行って欲しいんだ、ここにいるのも飽きちゃってね、お姉さんにとってのメリットは…ごめんね、まだわからない)


(わからない?)


(うん、僕は目が覚めたらここにいて、さっきも言ったけど自力じゃ動けないんだ、だから僕の切れ味を試すことも、どれくらい強いのかもわからない)


(なるほど、でもマナ、私の仲間の魔法使いが言うにはかなりの魔力あるらしいわよ?それもわからないの?)


(それはなんとなくわかるんだけど、他の剣がどれくらいの魔力を持っているのか僕は知らないからね、モンスターもこの階層にはわかないから魔法を試すこともできない)


(なるほど…1回仲間と相談してもいいかしら?)


(あぁ、どうぞ、僕の願いは世界を見てみたいだけだからね、その願いを叶えてくれるならなんでもいいよ。あ、売るのは勘弁してね。変な人に触られたくないし)


(ん、りょーかい!)

「ねぇ2人とも、この剣、私が貰ってもいいかな?」


「この剣はやめとけ、強いだろうが、そもそも持てねぇし、鞘もない、どうやって持ち帰るんだ?」


「私は賛成なのですよぉ、レナの剣はもうボロボロですし、きっとレナの魔力にも耐えてくれるのですよぉ」


「おいマナ!レナの魔力に耐えれる剣なんて無理だろ!それこそ【名前付き】じゃなきゃ絶対すぐ使い物にならなくなる、この剣なら少しはもってくれそうだが…」


「とりあえず、抜いてみるわね」

(いいかしら、レインさん?)


(レイン?僕のこと?)


(ええ、愛称をつけてもいいのでしょ?)


(あぁ、全然いいよ、ありがとね、僕もレナさんって呼ばせてもらうよ)


レナさんは僕を引き抜いた。

その瞬間、頭に何かが浮かんだ

〘魔剣・レヴァンテイン〙

所有者:レナ

ステータス

HP:∞/∞、魔力:∞/∞、耐久値∞/∞

属性:炎、闇

固有スキル:獄炎ヘルフレア

効果:罪を犯したものを地獄へ誘う紅蓮の焔、魔法も燃やすことができるが、相手が罪を犯していなければ決して傷つける事はない。


固有スキル:終炎しゅうえん

効果:対処を燃やし尽くすまで決して消えない漆黒の焔(持ち主、もしくは魔剣の意思で消すことが出来る)

獄炎と違いどんな物でも燃やすことができる。


固有スキル:万能変化ばんのうへんか

思った通りの形になれる。人形になれば喋ることも可能。


人化時特殊スキル:火焔化かえんか

人形時、身体を炎に変えることが出来る。炎になってる時はどのようなダメージも無効化するが、こちらも攻撃できない。


固有スキル:魔剣化

魔剣・レヴァンテインになれる。


なんというか…その…チートだった。

なんだよ耐久値∞て!固有スキルの万能変化使えば動けたじゃん!


「え!?ちょ!?なにこれ!?」

どうやらレナさんにも僕のステータスが見れたようだ。


「どうした?レナ」


「なんか…この剣抜いたら剣のステータスが見れたんだけど…」


「お、マジか、どーだった?【名前付き】だったか?」

「わたしも気になるのですよぉ」


「えっと、名前は魔剣・レヴァンテインっていうんだけど…」


「「レナ、嘘は良くない」」


「ちょ!嘘じゃないって!ほんとに魔剣レヴァンテインって設定されてるもん!」


「あのな?レヴァンテインつったら俺でも知ってるぞ?、はるか昔、たった1本の魔剣が世界を滅ぼしかけたっていう剣だろ?そんなのがこんな所にあるわけないじゃないか」


「本当に伝承にあるレヴァンテインなら属性が火と闇で、固有スキルに獄炎があれば間違いないのですが…あるのですか?」


「えっと、マナって確か鑑定スキル持ってたよね?見てもらっていい?」


「はいなのですよぉ、えっとぉ……」


「マナ、どうだ?」

「……………………………」

「マ、マナ?どうしたの?」

「ま……」

「「ま?」」


「間違いなく魔剣レヴァンテインなのですよぉぉぉぉぉおおお!あの伝説の!ワールドエンドの武器なのですよぉ!」


「「( ゜д゜)」」

どうやら声にすらならい驚きらしい。

ところでワールドエンドてなんだよ…

教えて!アカネ先生!


『ワールドエンド級は、武器にのみ与えられるランクです。下から

ノーマル、レア、ハイレア、ファンタズマ、レジェンド、ワールドエンド

となっており、ワールドエンドはこの世界に5本、レヴァンテイン、カラドボルグ、ロンギヌス、グラム、デュランダルです。』


珍しいどころじゃないワロタ


(ねぇ、レイン様?ちょっといいかしら?)


(様ずけしないでいいよ、さっきと同じ感じで接してくれたらありがたい。で、なにかな?)


(レインさんさえよければこれから私の武器になって欲しいのだけど…)


(僕の願いを叶えてくれるならいいよ〜)

こちらとしてはのんびり世界を見てみたいだけだし、全然問題ない


(ほんと!?ほんとにいいの!?あなたのようなワールドエンドの武器を私が使っちゃってもいいの!?ほんとに!?)


(あぁ、いいよ、これからよろしくね、レナさん)


(よろしくね!レイン!)


転生して1ヶ月、ようやく所有者を得た。やる事はたくさんある。

マコトは毎日が楽しみで楽しみで仕方がなかった。まだ見ぬ世界での冒険に、少年のように心を踊らせ、

楽しくも辛い世界に、脚を踏み入れたのだった。

いかがだっでしょうか、僕としては書いてる途中でキャラのHPとか武器の平均ステータスどうしようと考えてたらこうなりました。ぶっ壊れ性能にすればどんな武器も弱いもんね!

そして途中で気づきました。魔剣でどうやってハーレムを作るのかと…そこで!

うp主はクズみたいなことを考えましたそれは…「ハーレム目的といった、ハーレム作れるとは言っていない」。

はいごめんなさいほんとに困ったんです。一応ハーレム目指しますが、所有者が女性なので多分無理です!ごめんなさい!

こんな詐欺みたいな作品ですが、読んでいただければ幸いです。

感想、評価待ってます!特に感想!

次回をお楽しみに!

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