異空苑云々
多分、これを読めばたいていの事は分かると思います。
いや、しかし、これの編集しながら思いましたがやっぱり恥ずかしいですね。ハイ。
人間
霧島 健司 通称ケンジ
槍使いが上手い。クールボーイ?かな。性格はよく分からない。今となっては珍しい槍術士。なにかとマイナーなものが好きで、皆が知らないようなことばかリ知っている。(そのせいで皆の知っていることは大体知らない)
酒楼 律 通称リツ
式神を操れる。最近は式神に馬鹿にされている。先祖代々式神使いの一族で、その昔はお偉いさんの側近をやっていたときもあったらしい。だが、戦の主流が妖術から魔術、拳銃とかいろいろな物に変わっていったため、今は普通の家。ちなみに式神を操れるようになった時点で一人立ちさせられる。
大柴 あき 通称あき。
喜界山の中腹に位置する「時霊神宮」に住んでいる。巫女では無い。神主の補佐。登場回数はかなり少ないが、出てくる回では重要な鍵をにぎっている時がある。かもしれない。
時雨 季介 通称神社。
神社と呼ばれるが神宮の神主なので本当は少し違う。あきより五つ上。この人は確実に異空苑で知識人ベスト3にはいる。彼もまた登場回数少。実は結構腹黒い。
降河 映次 魔導士。
いろんな魔法を使う。魔法は多彩で100以上にも及ぶ。特に氷の魔法が得意。気に入ったものを氷漬けにしようとする癖がある。日々新魔法の研究中。ほんの少しだけ舞より強い。実用的な魔法を開発している。
新田 舞 魔法使い。
魔法の開発はしない。優雅な魔法を好む。細かい魔法は苦手だが、レベル5を越す大魔術が得意。映次曰く「大砲みたいな女」だそうだ。俊典と戦った事がある。言霊(呪文)の詠唱が早いのが特徴。趣味は魔砲の鍛錬。
飯沢 良吉 鍛冶屋。
この丹町街で使われている刃物の九割を製造する鍛冶屋。刀も作っている。妖怪が使っているヤツは違う。まあ、年齢、性別、年、人種など関係なく幅広い層の人達に人気がある。ちなみに今四十八歳。
姫山 清志 妖術士。
暇人。知る人ぞ知るという程のマイナーさ。一時期陰陽師を目指していたが、自分の理想とはかけ離れていたためあきらめ、色々修行したり適当にやったりして妖術が使えるようになった。人間で唯一妖術が使える(普通、妖術は妖怪系しか使えない)。キヨと呼ばれる。好物はすき焼き。年は二十代前半。妖怪の仲間入りもそう遠くない。
阿国 妖子 巫女。
阿国神社の住み込み巫女さん。神主が十四年前に死んでしまってからは毎日一人で神社の掃除とかをしている。昔、とある妖怪を助けたら幸か不幸か分からないが、不老不死さらに毒などを寄せ付けない健康な体になってしまった。いつまで経っても死なないのである意味最強の人。何年立っても天然ボケは治らない。ちなみに苗字と神社の名前の一致は関係が無く、たまたまである。
龍姫
ロンヒ、と読むらしい。健司の従弟で、二つ年下。桑ノ森に両親と一緒に住んでいる。特技はピアノ。健司にあこがれて小さいころから槍術をやっているが、大して強くないらしい。冬は寒いため風呂にかける時間が長くなる。龍に育てられたから龍姫というらしい。
妖怪
後候 啓昌 通称ヒロ。半霊半妖。不明な能力
拾った木の実(主にどんぐり)で戦う。生前色々食ったため、死取に命を奪われた。能力はあいまいなところがあるので今は不明。甘党。良くいえば倹約家、悪くいえばケチ。もちろん妖術も使う。いつも源三郎と一緒に行動している。口調をやさしくするように気をつけてる。
明連 俊典 通称シュン。妖怪。火を操ったりする能力
基本素手(拳)などの体術を使う。本気になると危険なので皆用心している。いつも大きな樫の木の下にいるが、家はそこではない。彼は丹町街の西の端っこに住んでいる。啓昌と違い無駄なものは持たない。火を操る妖怪なので、冬は基本暖房なし。でも妖火では無いため二酸化炭素排出量がばかにならない。いつ取得したか分からないが回転式拳銃の改造したヤツを持っている。
大森 紀慧 通称キエ。半人半妖。刃物好き。
温和なので戦いは好まない(まあ、一部を除いてみんな好んではいない)。料理が得意。いつも料理している。今日も彼女は食材を狩っているのだろう。ちなみに魚が苦手。でも料理はできる。カフェの手伝いもする。三話に一度は出てくる。数十年前に他の国から引っ越してきた。
奇浪 雪美 通称雪ちゃん。妖怪。
喫茶店「雪見カフェ」の主人。コーヒーから紅茶、ほうじ茶などさまざまなお茶がここにそろっている。尚、チョコや茶菓子等甘いものもあるので、啓昌はよくここに訪れる。というか、基本みんな集まる。雪の日は半額よ。ちなみに店は繁盛していないが赤字ではない。
由井 実咲 通称よっし~
ヒダチ気象台をやっているお天気妖怪。四日間先の天気までが分かる。いままで天気をはずしたことは一度も無い。朝と夕方お天気情報で街の妖怪掲示板に天気を書きこんでいる。てるてるぼうずが嫌い。理由は「首をつっているから」らしい。ここら辺では若輩。高台に気象台がある。丹町街ではある程度珍しい喫煙者。祖父と二人暮らし。
緋橋 はにわ 通称ハニー。陰と陽で電気を操る。
妖怪。妖術は使えないが、その代わり陰陽を心得ている。好きな食べ物はトマト。家庭菜園が趣味。普段は自分の家で作った野菜を売っている。家に電線は来ていない。大体の家電なら自分で起こした電気で起動させられる。ミス丹町街に輝いた経験あり。今は墓地管理職補佐をやってるとか。ちょいと不思議ちゃん。
如月 弥生 通称弥生。
なんかの一族の生き残り。本当だったら体各部を自由に変身させられるのだが、彼女は突然変異らしく、左腕のみ、しかも鋏的なものが無いと変身出来ないというらしい。撃たれたことがあるので銃器が怖い。好きな色は薄紅色。ちなみに鋏を左手に持つと左腕が蟹の腕になる。あと右利きである。
幽霊
久遠 尊 通称ミコト。幽霊。
霊々峰店主。日用品を売っている。ここにくればほとんどのものはそろうと能力:半径三十m以内の様子がいってよいほど。ではないか。テレビや扇風機、トースターやお皿あり。瞬時に分かるクーラーはない。ま、別にいっか。が口癖。霊々峰の奥にある霊々洞は唯一外の世界とつながっている。理由は不明。ま、別にいっか。昔は映世で店をやっていた。境界の管理人さん。
柔輪 芙美 通称やわわ。幽霊。物を即炎上させられる。
二日にいっぺんは墓地に出る。彼女の周りにはいつもヒトダマが浮いている。人魂が明るいので懐中電灯いらない。お掃除大すき燃やすの大すき。ヒトダマを使うと大体のものは燃えるので、落ち葉を燃やして山火事を引き起こす。今までに二度全焼、五回半焼、ボヤ六回。紅葉の季節はおとなしい。物語前半では出てこない。お札が苦手。恐怖を覚えるらしい。
栖堂 勉 通称ベン。半人半霊。瞬間移動ができる。
半人半霊なので、種類わけすると死にかけに入る。半分幽霊なので、映画も半額(といいたいところだが、人間料金と幽霊料金が半々なので、大して変わらない)。いつものんびり暮らしている。丹町街の中のすべての墓の管理をしている。寿司が大好き。嫌いなものは無い。日々放火魔との戦い。
栄六堂 隆幸 通称A6。幽霊。草木の気分が分かる。
栄六堂店主。渋い店名とはうらはらに、花を売っている。タンポポからバラまで何でもある(異空苑には決まった花しか咲かない)。仕入れ先は映世。映世とは、また違った世界。ここと同じように人々がに暮らしている。栄六堂の花はよく売れるので、すぐに無くなってしまう。まあ、丹町街にはこの一軒しか花屋が無いからね。
西陣 茶織 通称さおり。幽霊。
まあ、苗字から分かるとおり、着物屋を営んでいる(店名は西茶)。結構店がひろいため、何人か従業員がいる。霊力が強いので、そこら辺の弱い妖魔を捕まえてきては従業員にしている。最近は人手が足りているようで、妖魔は安心している。つかまって従業員にさせられた妖魔は知らない。ちゃんと給料は出るらしい。メカニックであり、高いところが大の苦手。よくにっさと呼ばれる。
小久保 祥也 通称ショウ。幽霊。
ごく一般的な幽霊。生前すごい過去があったようだが幽霊になってからとても 能力:時間の流れを変えられる 時間がたったので生きていたころの事はほとんど忘れている。智司とよくつるんで闇鍋パーティを開くこともしばしば。意外にもたくさん物好きな客が来る。今までに死神やらカフェの店主やら閻魔大王やらいろんな人が来ている。
山元 智司 通称サトシ。幽霊。気配を消せる。
ついこの間、地獄街からここに越してきた。常に明るい性格なのでいろんな人から好かれている。その証拠に彼の事が嫌いだとか憎いとか言う人はいない。源三郎のことを可愛がっている。よく祥也とつるんで闇鍋パーティーを開いている。具材は秘密だが今までに一度だけ毛虫がはいっていたことがある。本人曰く、「アレは事件か事故」らしい。だが、闇鍋inバッタ事件の時の犯人は彼である。
藤崎 太一郎 通称フジサキ。もちろん幽霊。
病院「藤崎医院」医院長。死ぬ前は外でカレー屋をやっていて、そこそこ儲かっていた。六十年くらい前の大きな戦争で、空襲によって命を落とした。死んで幽霊になって、閻魔大王(エリサとは違う)から異空苑のことを聞き、引っ越してきた。それから四十年間ここで医者の弟子をやって、今は一人立ちして開業している。ちなみに師である医者とは、異空苑で知らぬものはいないと言うほどの名医、三好宗一である。
三好 宗一 通称お医者さん。瞬間移動、瞬間把握の能力。
約五百年ほど丹町街で暮らしていた。名医で、彼のいる間は寿命で死ぬ人意外いなかったと伝えられている。医者としての技術は最高。妖術や霊術を使ったものではなく、彼は自分の腕だけで難病から人々を救ってきた。だが、今から九年ほど前に突然姿を消し、現在行方不明。見た目は三十代前半。行方不明だが何か医者が必要なときになるとどこからともなく姿を現す。
その他
源三郎 通称ワンちゃん。妖犬。天翔る能力。
(きっと)この国で頭の良さベスト3に入るほどの賢者(犬者?)。ちゃんとした言葉をしゃべる。啓昌のペット。というか友達。いっしょに暮らしている。この犬の体はもともとお寺の狛犬だったらしい。酒好き。犬の体は不便だぜ。
結城 琳 通称ゆきりん
丹町街周辺の雪山に住んでいる。雪女というヤツ。なので、冬以外はあまり見かけない。遭難者を助けたりするのが仕事。昔は(遭難者を)氷漬けにして家に飾っていたが、増えすぎて邪魔になったので止めたらしい。作中にはほとんど書かれていないが、雪美カフェによく出没している。
山名 蠍子
身につけている青い玉が無くなるとサソリに変身できなくなる。どこかの国のお姫様。今年で二十三と凄い若さ。実はどこかの国のお姫様らしい。
細川 蜘蛛子
蜘蛛女。様々な蜘蛛に変身できる。作中では絶世の美人として有名。さそり子と結構仲がいい。趣味は罠作り、特技はスパイ活動という蜘蛛性丸だしな彼女。着る物はえらばない。生き血が好物という噂があるが、血は嫌いらしい。緊張感の無い所だと使い物にならない。
そこら辺の虫とか
血染め蝶々
昔どっかの戦場で死体から流れ出る血を浴びつづけたさなぎや幼虫が羽化して真っ赤な蝶々になったとか。基本こちらから触れると即死する(触れた生物が)。向こうからとまりに来る場合は特に問題は無い。意外と雑食であり、よくみると口があり歯もついている。赤い物にまぎれるのが好き。着物の柄の中に入りこむなどして永遠に生き続ける。一年中飛んでいる。何故か鈍い。
大蛇
一日寝かせたカレーのある家によく出没する。太さは直径五十センチほど、長さは十メートルほど。カレーを食べてしまう以外特に外は無いので皆ほうっておく。ちなみに白いご飯もカレーの量に比例して食べていく。
獣人
ドイル
獣人。 犬人間で考古学者というヤツ。今はヒダチ大陸各地の遺跡の調査をしてまわっており、最近はクロウベア遺跡の調査に取りかかっている。今まで数々の歴史書を出版しており、考古学者の中では超有名。なんと、理科の世界にも少し興味がある学者タイプ。お人好し。最近は桑ノ森や丹町街周辺で活動しているらしい。煮煙草が好きで、たまに吸っている。ちなみに煮煙草には体に害のある物は入っていない・・・・らしい。むしろ漢方薬的な?全体的に謎が多い人。
男爵芋男爵
獣人。本名エドワード・ヴァリアント。姫条街のトップに立つ人。猫の形。ドイルとは持ちつ持たれつの関係。やさしい。好奇心旺盛だが少々爺さん臭い。本業は考古学。
龍
龍。山奥の小屋でひっそりと暮らしている。普段は人の形をしており、見た目は二十歳くらい。移動するときなどは龍の姿に戻る。丹町街の中に契約者がいるらしいのだが詳細は不明。龍姫を育てた。
酒楼家に仕えし式神
秋:穏やか。何でもよく聞くが、きれると律でも手が出せなくなる。
命:活発。いつも明るい。式神の中では一番弱いが、よく従う。使用頻度高め。
慶・零・採:三姉妹。三人でいつも律を馬鹿にしている。厄介者。性格は悪いが、力がすごいので一応頼もしく思っているらしい。三人のコンビネーションは抜群。
冥界の役人
イドウ
死取。すでに死んで幽霊になっている。生前啓昌の命を奪った。その後、病で死ぬ。彼女の骨は西の森の洞窟に横たわっているらしい。幽霊となってからは、そこら辺をうろうろしてたりする。啓昌には恨まれていないようで、たまに将棋で戦っている。源三郎や彼岸とたまに呑みに行く。
如月 未月
妖怪。如月弥生と苗字が同じであるが、二人には特に関係は無い。異空苑には如月という苗字が多いだけの話である。まあ、それは置いといて。彼は元死神である。その時の腕前は彼岸と並ぶとまで言われた程。死取として復帰するまでにブランクがあるので今はそこまで強くない。でもまあ、イドウよりは強いかな。蝶の羽を生やして飛ぶことが出来る。
閻魔大王の一人
不津塚 エリサ
六人目女性閻魔大王。やさしいので変な刑に処すことはめったに無い。異空苑にもよく姿を現し、カフェにいたり、いろんなとこにいたりする。地獄街では外の有名アイドル並みに人気がある。酒に弱い。何か事件が起こると駆けつけてくる。実は剣術が得意。変なもの大すき。漢字借名は恵李紗。
※ちなみに閻魔大王は一人ではない。閻魔大王は男女各五名ずつ、あちこちにいる。
閻魔大王補佐(エリサの補佐)
鹿女 百鬼
鬼。角は二本。怒ったときに現れる(ツノが)。鬼と言っても皆が皆あばれたりワルさをするわけではない。本当は神様の補佐だったのだが、各神に断られたため、路頭に迷った。そんなところをエリサに助けられて以来、彼女につくしている。っていうか鬼自体ここでは珍しい。
黒烏
烏。普通の烏よりも三倍ほどでかい。体重の軽い人なら彼を使って移動可能である。死んだ烏の怨霊が集まって一匹の化け烏になった。もちろん色は黒。趣味はくるみ割りと音楽観賞。烏界のリーダー。エリサの家に住んでいる。ちなみにエリサの自宅と閻魔邸は別モノ。
大閻魔大王
鬼門 九条
閻魔を越す閻魔。通常の閻魔にとって裁きが難しく判決が下せない事件を請け負う。多分天国の神様と同じくらい偉い。要するにトップ。年齢不詳。だが、結構な年だと言うことに違いは無い。中島みゆきの曲が好き。沖縄と佐賀には行ったことがない。毎年島根に呼ばれる。こっちの世界ではその名を知らないものはいない、相当有名人。ちなみに頭もいい。ひしゃくで人をたたいたりする。最近はかなり暇なので閻魔邸を改築したり増築したりしている。
その他
妖怪警察
丹町街の風紀を護る警察。凄腕からそうでない人までそろっている。基本、皆火器を装備している。火器(拳銃)は、階級や所属している部署、任務などによって色々ある。詳しいことは不明。
天界の役員
天使
リサ・レイデン
天使。ヒダチ大陸では少ないオール片仮名の人。しかし、使える言語は日本語のみ。地獄の裁判で天界行きになった魂の先導役。今までに失敗したことは無いという一見超エリートだが、最近寝坊ぎみ。趣味は外の世界に旅行に行くこと。今まで十四回の旅行で二十八県まわった。
真瑠 零小
天使。天界に来たさまよえる魂達に天界での暮らし方などを説明する、いわば動く説明書。毎朝定刻の五分前には必ず職場(天界館)に来て、毎夕定刻五分前に帰宅すると言うちょっと迷惑さん。最近彼氏にフラれたとか。ちなみに家はヰベアにある。
吉ヶ谷 稜馬
天死。天使ではない。彼の仕事はおもに天界であばれたり犯罪行為をした奴の始末。きれいに言えば粛清。事件が起きて、犯人が特定し次第突如犯人の背後より現れ電光石火で斬りつける。ちょっと強引な天界ぽりすめん。愛刀は吉野丸。
※吉野丸
刀。種類分けすると妖怪刀に入る。異空苑の中では比較的軽い刀。切れ味は抜群。刀身の一直線な刃文が特徴。鞘走りさせてからの一撃(居合)の威力は、鉄の格子をも両断する。業物。
天王(てんのう。天神の一個下)
朝日 イワネ
天界での裁判などを担当する。王という役職だが微塵も王では無い。要するにエリサと同じような仕事をしている。天王も男女各五名、各地にいる。天王になったが貧乏。火の後始末にうるさい。理由は昔蚊とり線香で家が全焼したから。
天神(てんじん。天界で最高位)
新垣 爾天
天神。にてん、と読む(名前ね)。冥界の大閻魔大王よりかなり年下。歴代最年少で天神になった。ただいま三百八十一歳。大閻魔は年齢不詳だが、いろんな資料を元に推測すると、二千歳はいっていると思われる。大閻魔からこの世界の仕組みとか人生とか色々教わっている真っ最中。まあ、エリサより少し若い。
天神補佐
斎藤 夜鈴
天使。爾天の補佐。就職試験に熱で参加できずに悔しがっていたところを爾天に幼馴染みのよしみでなんと(裏口!?)就職。しかし、入りたかった課(天界環境課)が定員に達していたため、最終的に天神補佐という事になった。天神補佐も閻魔大王補佐も似たような人生である。
サキ・アルノー
天使〔天界には天使(数種ある)くらいしか役職が無い。しかも天使になれるのは女性のみなので、男性は天死くらいでしか活躍できない〕。ここでは珍しい百歳未満。あまり仕事に熱意が無いのでもらい手が無く、一番適当な仕事である天神補佐になった。最近は真面目に働き始めている。
※天役は人件費が高いので、天王には補佐をつけず、天神にだけつけている。冥役は人件費が比較的安いので、閻魔一人につき平均二人ほどついている。大閻魔補佐がいないのは、閻魔が大閻魔の補佐のようなものだからである。
上層天使
域守 冬貴
上層天使。彼の仕事はデスクワーク。仕事できる。なんかクールな役の役者でやってけそうな感じの人。笑い方とか酒の飲み方とか、すべてにおいてかっこいい。若い天使の間では評判になっている。天役では一番修羅場をくぐりぬけてきた。
ミハイル・アルノー
天使、サキ・アルノーの父親。いいお父さんで料理が上手い。残業もほとんど無し。域守さんに続く真面目さ。今まで欠勤したことは三回しかない。一回目は二日酔い、二回目は娘の病、三回目は事件に巻き込まれたせい。
ブルー・アイリン
上層天使。青、と呼ばれている。彼女の仕事はおもに異空苑の歴史を記録すること。たとえば異空苑きのこ事件とか、冥界門事件とか、色々。大きな事件、事故などが無い限り、いつも暇している。勤務時間中の居眠りが至福のひとときらしい。
神様みたいなの
彼岸
通称アカ。彼岸花の色からきている。彼に取れない命はほとんど無い。神様系を除いて、多分・・・異空苑四強。でも、力の乱用をしたり、誇示したりしないようだ。神出鬼没。妖術、霊術、魔術、剣術などすべて使う。異空苑で一番切れ味がよくもろい刀を愛用している。ちなみに鞘に戻せば直ったり刀の種類が変わったりする。空間と異空間を操ることができる。職種は死神。甘党。
※ちなみに死神は一人だけではなく異空苑全土に男女あわせて十数名いる。
彼岸花
日本刀。異空苑最強で最薄で最凶で最弱(横からの衝撃に)。ある程度美しい刃文がある。彼岸が愛用している。刀身が非常に薄く横からの小さな衝撃ですぐ折れたり砕けたりする。数種類のタイプに分かれていて、種類と強度が変化する。縦向きの衝撃にはびくともしない(二回までは)。今までに数え切れないほどの回数破損している。自由に伸び縮みするので便利。とはいっても伸縮に制限が在るが。日本刀と言ったが、詳しくは妖怪刀である。ちなみに、物の斬れる斬れないは使い手の意思による。ちなみに刀身は緋色である。鞘は彼岸の手作り。ご神木(普通の木でも可)にまじないをかけて作るらしい。 彼岸桜
大鎌。死神は全員大鎌を持っていなければならない。彼岸の鎌がコレ。彼岸花(↑)と比べると重く、持ち運びにも不便だが、耐久性に優れ、ちょっとやそっとのことでは刃こぼれ一つしない。この鎌の特徴は、普通の鎌のように刃が内側についているのではなく、普通の刀のようになっていることである(要するに、鎌の刃と峰が逆のタイプ)。単体で飛行能力があり、たまにコレにぶら下がって飛んでゆくことがある(飛行時に『ぴひゅ~』という音をたてる)。戦闘には不向き。でも、実は結構気に入ってたりする。
此岸
人の生き死にを司る。死神よりも偉い。人の生き死にというか、森羅万象すべてのものを司る。嫌いなものは貝類、好きなものは文庫本。なんか変である。彼にこの異空苑でカバーできないのは法律だけ。相当すごい。彼もまた神出鬼没。お茶とお菓子も好き。彼岸と肩を並べるほどの強さ。戦う(ジャンケンで)といつも引き分けになる。性格は通常値。ちなみに、すべての物を作ったり司ったりするだけで、操れたりするのはほんのわずかな現象のみ。
葉呼
草木のすべてを司る神様。夏は力がすごいが冬はさっぱり。寒いのが大の苦手で、冬に会う方法は彼女の家に遊びにいくしかない。神様なので、しおれたり枯れたりした草木を復活させる事が出来る。ベジタリアン。果物をよく食う。毛虫が大の苦手。家にはコタツがあり、冬は枝永と同居している。
枝永
虫の神様。人と蝶々二種類の姿になれる。虫の王様?的存在。彼の命令に従わない虫はあまりいない。家の庭には大きな桜の木や、その他たくさんの果物の木が植えてあるが大体は毛虫に食われてしまうため、できる実はかなり少ない。毛虫は幼いので扱いに手を焼いていたが、最近は放置。虫の神だが嫌いな虫もいたりする。もちろん、蚊やハエをつぶしたりもする。彼もまた寒いのは苦手である。
輝霊
夜、空に明るく輝く月の神様。彼女が悲しいときは月が雲に隠れる、と言うわけではない。ただ月の神様と言っても、大陸内での話。外の世界の月は誰かが操っている。ヒダチ大陸から見える月は彼女操っている。一番若い。
峯蓮
昼、空に明るく輝く太陽の神様。輝霊とは兄妹。基本は輝霊と同じ。彼もまたヒダチ大陸のなかから見える太陽を操っている。ちなみに光の強さは調節できるが熱は調節できないらしい。神には最近なったばかりである。
後鬼
字の「ゴキ」で分かるように(普通の人は分からないが)虫の、ゴキブリの神様。ゴキブリの神様と言うと、なんだか不潔そうだが、人の姿をしている彼は結構モテる。ゴキブリ界の神の癖にゴキブリに変身できない。ムードメーカー。彼は天然ちゃんである。ゴキと呼ばれるが、本当は「こうき」である。ここの虫の世界では、他の虫とゴキブリは隔離されているようだ。
瀬津海
異空苑の水を司る神様。まあ、司ると言っても基本は管理しているだけなので、波とか渦巻きは支配できるわけではない。でも自分の近くの水を割ったり、無くしたり、増やしたり出来る。凍らせるのは無理。ちなみに水の多い場所なら彼岸に匹敵する強さを持つらしい。
穂津実
異空苑の大地の事を司る神様。現世の「とうきょうどーむ」と呼ばれる建物の敷地くらいなら簡単に草木生い茂る森に戻すことが出来る。荒地だろうが砂漠だろうが彼女の力をさえぎれるものはほとんど無い。家は丹町街にある。いろんなところに森を作るので地図製作部には嫌われている。
新設
阿国
アグニ、と読む。火を司る神。某宗教の神とは何ら関わりない。彼岸とは古いつきあいらしく、お互いが子供の頃から知っているらしい。今まで庭里にいたのだが、彼岸の推薦で神職についた。常識人であるが、怒ると怖いので注意が必要であるらしい。彼岸と真剣勝負して勝ったことが一度も無い。
大々老(神様で、ランクがさっきのよりも上)
鳳
普通に、この世界の太陽の明るさ、熱、紫外線その他いろいろ、要するに太陽に関係することを操る神 様。峯蓮より偉く、力が強い。大閻魔大王とは師弟という関係。無論こっちが弟子だった。神様兼式。
零
普通に、この世界の月の明るさ、熱(?)、紫外線(!?)その他いろいろ、要するに月に関係することを操る神様。輝霊よりも偉く、力が強い。エリサとは師弟という関係。無論こっちが師。神様兼式。
異空苑の建造物
閻魔邸
まあまあ普通のお屋敷。閻魔とか神様とかが出入りしている。基本裁判などはここで行われる。閻魔邸の
奥には裁判所があり、そこで罪を裁いたりする。裁判所兼警察署みたいなものである。エリサの部屋の窓ガラスが割れている。理由はいずれ分かるだろう。
妖怪パレス
まあ、普通に妖怪の宮殿。宮殿と呼びにくいのでみんなパレスと英語で呼ぶ。宮殿だが、本当は魔術、妖術、霊術の学校である。一時期色々な神様が教えていた。今ではたまに神様の講習があるくらい。
天界館
通称天館。天使とか天死などがここに勤めに来ている。結構広い。壁は一面真っ白。なので汚れが異常に目立つ。中にはいるとホールがあり、そこには大きなステンドグラスがある。それは日光の加減によってとても神秘的に見える。でも、やはり汚れている部分は目立つ。
天界会館
天界にあるいろんな団体が年に二回ここに集まる。(天界は平和なので普通の学校しかない。まあ、物好きな人がたまに妖怪パレスに習いに来てるくらい)ここでは天界の経済や戦力などの討議が行われる事が多い。天界でも基本は、妖術、魔術、霊術となっている。だが、特別に天術と言うのもある。
緋色邸
彼岸の家。緋色と言うのは周りに植えてある彼岸花の事。家自体は普通の和風建築平屋建て。結構広い。畳がほとんど。土間もある。かまどもあるし、家の近くにはきれいな水が絶え間無く流れる小川がある。なぜかここだけ彼岸花が一年中咲いている。冬ですら、雪の降る日ですら咲きつづけている。庭も広い。一年中咲いているが、何故かたまに一斉に枯れたりする。まあ、もとに戻るのだが。茶織の作った自家発電機を家に取りつけてある。
泉々荘
此岸の家。彼岸に対抗した家の周りには白いユリが植えてある。家自体はこちらも普通の和風建築。結構広い。泉々(せんせん)というのは、温泉を意味している。その証拠に、この家の裏には大きな温泉があり、さまざまな人に人気である。お湯が枯れたことは一度も無い。で、近くには三途の川が流れている。
冥界門
冥界へ通ずる門。ここを通って地獄街にいったり閻魔邸に行ったりできる。門と言っても扉は無い。少し前に扉を壊されてしまった。犯人はエリサと言う噂が。どうやって壊したのかは不明だが、別にあっても邪魔なだけだったのでそこまで問題なかった。逆に便利になったと言う声も多数あげられている。浅草の雷門的なものではなく、きちんと冥界につながっている。
天界ゲート
天界へ通ずる門。本当は天界門にする予定だったのだが、冥界門と名前がかぶっていたので(門だけだが)急きょ名前がゲートに変更された。ここを通って天界街へ行ける。天館にも行ける。ちなみにこっちは仕様上扉はもともと無い。同じくここも天界と異空苑をつなげている。
ヒダチ気象台
この大陸の気象を知らせる重要な所。代々由井家が継いでいる。ここの天気予報はほとんど外れない。気象台は高台にあり、自宅兼用。ちょっとした占いもやっている。結構本格的なつくりになっている。一応はちゃんとした機材もそろっている。自分の見た天気と今の天気を重ね合わせて、その平均を予報としているらしい。ここから見える星空はとてもきれいである。近くに緋色邸がある。
不津塚邸
エリサの家。気象台の近くに建っている、ごく普通の木造建築。築二百三十余年。相当ボロい。二階からは彼岸の家が見える。平日は閻魔邸に寝泊まりしている。ここに帰ってくるのは土日だけ。理由はここから冥界門まで相当遠いから。隙間風と雨漏りがすごい。無事なのは居間のみ。ちなみに他の建物が三百年以上もっているのは呪いがかかっていたりこまめに補強したりしているから。
三途の川
その名の通り、この世界と冥界を分ける川。ちなみに雨が降っても増水しない。橋がかかっているので川渡しの船は無くなった。この三途の川は、命の流れる川なので、夏はかなり涼しい。
大きな工場
コードネーム『サンタクロース』という人達が勤めている工場。天界の中にある。とても大きな工場では聞くところによると世界中の子供の為におもちゃを作っているらしい。なんと慈善事業なのだろうか。毎年寒空の月(十二月)の終わりごろ、相棒の鹿とともに世界中にとんでゆく。
慌城楼
その名の通り、慌城(妃雅城跡)の近くに建っている楼。ここの一番てっぺんからは丹町街が一望できる。こっちの世界で言う東京タワー。まあ、高さは立体駐車場ほど。ここもボロいが補強と呪いでなんとか乗り切っている。
雪見カフェ
奇浪雪美が経営するカフェ。裏通りにあるので客の入りは少ないが、一部の人や神に人気がある。立地条件はよくないが、きちんと陽があたる。雪降る日は半額になるのだが、その分営業時間が九時から三時と短くなる。
西茶
丹町街全住民の着ている服のおよそ九十パーセントを取り扱っている服屋。従業員は皆妖魔のなでとても小さい。だが、小さいからこそ服が丈夫に作れるのである。定休日は水曜日曜だが、勝手に休みにしてしまう事も多い。
時計台
丹町街が出来た当時から残る唯一の建造物。大きな文字盤には羽をかたどった長短の針がついている。一時間毎に時刻の数(午後一時だったら十三回)鐘を鳴らしている。よほどよく出来ているのか深夜になると鐘の音が小さくなる。
まあ、その他多数いる。
この世界は普通に通貨、紙幣を用いるが、物々交換もしばしば。外からここに入ってくる人が数人いるが、ほとんど追い返している。ごくたまに食べられるのもいる。食べられた人間は「登山中に行方不明」で、外に情報がわたる。しかし、政府にはちゃんとした情報がいく。
おまけ
異空苑には花が少ないが木がとても多い。どんぐりや胡桃、栗、梅などいろんな木のみが落ちている。
だが、どんぐりはとある妖怪などにみんな拾われてしまうため、秋になったらすぐに取りにいかないと無くなってしまう。
ちなみに木が多いので毛虫などが多い。果物好きな人がリンゴやら桃やらも植えている。もちろん毛虫がついている ちなみに、異空苑のどこかには木の実が拾いきれないほどたくさんある所が在るらしい。
お茶類はほとんどあると言ってよい。でも、センブリ茶だけはどこにも無い。ちなみに異空苑で一番消費されるのはコーヒー、二番目は緑茶、三番目は麦茶。雪見カフェにはなぜだかソーダがおいてある。冬はココアも売れる。
この店の仕入れ先は全て霊々峰。霊々峰は、品物は政府を仲介して民間企業から仕入れている。
西茶の着物は異空苑一!といううわさが丹町街で広がっている。あながち間違いではないが、丹町街ではここともう二件しか着物屋が無いので品質は不明である。火鼠の衣を一度取り扱ったことがある(800年ほど前に)。
ちなみにそれを買っていったのは彼岸だと言う噂があるが、まだ確証は得ていない。
異空苑は、山、川、大海、大陸をもついい感じの世界である。東の大陸(ヒダチ大陸)は外の世界と比べ結構遅れてはいるが、みんなそれなりに楽しい暮らしを送っている。国から超特殊な許可をもらえれば、一般人がここに越してくる事も可能である。まあ、越してくる人は二十年に一度くらいだ。そもそもここの存在を知っている人が相当少ない。テレビはちゃんと映るし、NHKも見れる(NHKのみ見れる)。だが、携帯は圏外。でも、映画館ちゃんとあるよ。
西の大陸(アルマド大陸)は、高度な文明や科学力があり、東京っぽくなっている。車も走っているし、戦艦もある。でも、丹町街のあるヒダチ大陸の方が幸せそうである。
異空苑とは?
異空苑とは、日本の某山地にある洞窟から行ける別の世界である。
とにかく、その洞窟でしかこの世界と接触していないのだ。たまに異空苑の人達がこっちに観光に来ることがある。
ま、たいして珍しい事ではないが。とにかく、行こうと思っていけるような所ではない。異空苑でいきるためには、並大抵ではない変人さが必要とされるのだ。ちなみに、異空苑はヒダチ大陸とアルマド大陸と言う東西二つの大陸からなる。
丹町街はヒダチ大陸にあり、ヒダチ大陸では四番目に大きな都市であり、人口の少なさも四番目である。
アルマド大陸にはたくさんの大都市があり(丹町街より大きいのは一つ)、工業が発展している。
説明
妖怪は自分の成長の途中で気に入った姿を保つことが出来る。
幽霊は、自分が死んだ時の歳か、それよりも若い頃の姿に戻ることも出来る。
だから、妖怪や幽霊には若く見えて相当歳なのが多いのだ。
・・・・・だそうです。
昔の僕を殴りに行ってやりたいですね。