日常
とある居酒屋。
私自身お酒はあまり飲まないけれど、妙が大好きだからご飯を食べに行くとなると大体が居酒屋になる。
「それでどーした?」
私は前の彼氏とあったことを話した。
今まで病気のことを隠していたからそれを打ち明けると、別れを告げられたこと…
「なんだそいつ!?最低だな!」
「でもなんとなく彼の気持ちも分かるんだ。自分の好きな人がそうなったら誰だってとまどうよ…」
「だからってそんな中途半端なこと言うかぁ?ふざけてるなぁ!どこのどいつだ?あたしが文句言ってやる!!」
「ちょっ、いいよいいよ!彼が悪いわけじゃないんだから」
「アンタってばホント優しいよねぇ…まぁそこが舞のいいとこなんだけどさ」
そう言うと妙は飲みかけのファジーネーブルを口にする。
いつも味方してくれる妙。
私が病気だからかな?
違うよね?
そうじゃなくてもきっと妙は私の味方だよね?
トゥルルル…
「あっ、友達から電話だ。ちょっと待ってて!」
妙は店の外に出ていった。
「はぁ…」
こうゆう店で一人は苦手…
「お待たせしましたぁ!」
その時店員さんがテーブルの上にオレンジジュースを置く。
「えっ?私頼んでませんよ?」
「サービスですよ!お姉さんあんまり楽しくなさそうなんで。これ飲んで元気だして!」
そう言うとささっといってしまった。まだ大学生くらいかしら?
よくお客さんのことみててえらいわね。。
「どーかしたの?」
帰ってきた妙が話しかけてきた。
「ううん。何でもない」