親友
いつからだろう?
こんな風になったのは…
記憶にあるのは高校生二年生の夏。
なにがきっかけだったか覚えてないけど、夜眠れなくなっていった。
親の仲が悪いわけではなく、裕福ではなかったけど、生活していく分には不自由はなかった。
その時恋人がいるわけじゃなかったけど、友達も多かったし世間で言われる
「平凡」
な生活を送っていた。。
「……い、……まい、…舞ってば!?」
「えっ?なに!?」
「さっきから呼んでるのに、なにぼーっとしてたの?大丈夫?」
彼女の名前は春日 妙。
私の病気を知り、気を使ってくれてる。
「うん。大丈夫。少し考え事してたの」
「なんかあったら言いなよ。無理したらダメだからね」
就職して二年。
この会社で出会った彼女は唯一の理解者。
いつも何かあると話を聞いてくれて、支えてくれてる。
一人暮らしの私は夜眠れない時が多い。誰かが横で寝ていてくれれば安心できるんだけど…
違う友達にこのことを話すと、23にもなって、なんて言われたけど。
妙にその話をすると泊まりに来てくれる。
何度も何度も助けられた。
ただひたすら夜が怖い。
暗闇が恐怖に感じる。
だからといって電気をつけたまま寝ればいいってものでもなく、太陽の光が恋しくなる。
「なんかやっぱり今日は変だよ!なんかあったの?」
「ちょっとね…」
「やっぱりなぁ…じゃあ今日はご飯食べにいこうか!この美しいお姉さまが聞いてあげるわよ!!(笑)」
妙は私より二つ上の25才。
ちなみに彼氏はいない。(笑)
って失礼か(^^;)
いつもこんな調子で私を励ましてくれる。
私にとってはまさに親友だった。。