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今様見聞録  作者: 左鶏守
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第七話 まこと眩き舞台のこと

筆の如きものあり。男曰く、「をとめらが唄ひし時にこれを折りて振りたまへ」。翁、これを受け取り暗き桟敷に座して待つ。しばしして舞台の上輝けり。忽ち、いとめづらしきをとめら現れて桟敷に向かひて手を振りたり。しばしして、唄ひ始む。翁、男の言ふに順じ筆の如きもの折りたれば、筒の中光たり。桟敷の皆これを振りたれば、忽ち暗き桟敷に赤、青、緑なむ光の海広がれり。をとめら激しく踊るに合はせ海の揺るるは、いとをかし。しばしして、をとめら唄ひ果て桟敷にまた手を振るは、いとあはれかな。桟敷を離れ腰掛に座し夕餉を取りつつ、男らと舞台のこと言ひ合ふもまた、いとをかし。

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