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06.とある計画とその下準備

どうもですー!

内容は、読めばわかる!

 どうも、私ことミナトです。

 今現在、図書室に引きこもってます。

 そう!『HIKIKOMORI』を行っています。

 何故『HIKIKOMORI』をやってるかって?

 ん、いやな。宝具を頂いてからかれこれ一週間経つ。

 こっちに来てからだと十日ぐらい?

 まぁとりあえず十日もいたのだ。

 この国の状態も嫌でも分かってしまう。

 

 この国の中枢は大まかに分けて三つ程に分けられる。

 まず一つ目は王族派。

 子の派閥は主に名から分かるように王家の者たちによるもの。さらに側近や一部の騎士達も混じっていたりする派閥だ。

 此処の派閥の考えは、勇者の力を前面に押し出した上で他国と同盟を結ぶ事。

 まぁ、妥当な策だろう。何せこの国は豊かではあるが、兵力もなければ突出したものもない。 

 ただでさえ、魔王の軍勢によって被害が出ているのに、噂によればコルト王国が魔王の軍勢の侵略に便乗して他国を侵略しようとしてる噂があるのだ。実際に軍備を拡張してるらしい。

 そんな噂が飛び交ってるのだ。兵力もなく、突出したものがないこの国は簡単に落ちるだろう。

 そこで王様は最後の切り札を切ったわけだ。

 

 それがユウスケ。とおまけな私。

 勇者の力を持ってして魔王の軍勢を退けさせる。

 たしかにこの方法は自国の知名度を上げるのに持って来いだろうし、コルト王国への牽制にもなるだろう。さらに同盟を結べば軍備も強化されるし、他国の力を借りる事も出来る。

 だが私から見れば唯の宣伝の道具に感じられて好かん。

 まぁ、あのエミリー姫は別だろうな。

 ここ数日ユウスケの傍を常に付いていたからな。

 じゃあ次!

 次は、貴族派について。

 貴族派は積極的に攻めるべきという考えをもった貴族達の派閥だ。

 貴族の中には魔王の軍勢によって土地を荒らされたり、失ったりした者もいるそうだ。

 そんな連中が集まって土地の奪還を申し立てている派閥。

 ユウスケに何度か接触してきたらしいが、ユウスケには釘を打っておいたので大丈夫だろう。

 最後に軍閥派。

 この派閥が一番危ないと私は踏んでいる。

 この派閥は争いを好む者や地位や名誉を欲する者たち―――力のある将軍や戦果を上げて昇格したい兵士や貴族などによる派閥だ。

 この派閥は貴族派とは別に攻めるべきと訴え続けている。

 それは、コルト王国と同じく、他国を侵略し、領土と力を得ようという考えだ。

 この思想がもっとも危険なので、ユウスケには接触避けるよういった。

 どうも勇者を引き込もうとしているっぽい。

 まぁこのことから私は危機感を覚えている。

 政治の道具にされるのは御免だからな。

 そんなわけで私はこの国を出て旅に出ようと考えた。

 どっちにせよ、元の世界に帰る手段を探す為に旅に出ようと考えていたのだ。

 丁度いい。

 だがその前に私にはやらねばならぬ事があったのだ。

 まず私はこの世界の住人ではない。

 よってこの世界の事を知らない。

 それすなわち、常識や世界の情勢が分からない。

 イコール、私は生まれたばかりの赤子に等しいわけだ。

 この事から察してほしい。

 何故私が図書室に引きこもっているのかを……。

 そう!勉強嫌いな私が勉強する為に引きこもっているのだ!

 だがこの世界については興味があったのでこれが意外にすらすらと覚えられるのだ。

 それに読み書きはについては召喚術の副産物なのか知らないがデフォルトされていた。

 おかげでより勉強がはかどっていたりする。

 因みに魔法についてだが、レイシスの知識と本からもたらされた知識で大分使えるようなった。

 闇魔法はレイシスからじゃないと教われないので苦労している。

 ここで一回魔法について整理しよう。

 まず属性は火、水、雷、風、土、光、闇と七つに分類される。

 その内の火、水、雷、風、土は五大元素と言われ、鍛錬を積めば習得できるそうだ。

 だが、五大元素全てを習得するのは至難の業―――詰まる所、才能がないと無理だそうだ。

 そう考えると私達はチートだ。

 光と闇は五大元素とは違い、これは生まれ持ったものらしい。

 生まれ持った、と言ってもごく一部の才能のあるものだけだがな。

 因みに闇は人には扱えない。

 なので他に知れるとえらくまずい。

 使えるとすれば魔族やハーフぐらいだろう。

 それと五大元素で一番多いのがまず火。

 次に土、水、風、雷となる。

 あとこの他にも魔法がある。

 補助魔法や治癒魔法だ。

 補助魔法は主に五大元素の力を何かに宿したりする事だ。

 他にもあるが簡単な例を上げると、武器などに属性付与させるのも補助魔法だ。

 が、これは常に魔力を流し込んでないといけないので燃費が悪い。

 因みに武具に言葉(スペル)を刻み込むことで属性付与ができたり、強化出来したりできるらしい。

 これらは直接付与するのと違って、一定量の魔力で済むらしく、扱いやすいそうだ。

 そのかわり、一定量に絞られてしまうためそれ以上の力が出せないという使いづらさもあり、熟練者より初心者向けである。

 他にも肉体強化もある。

 治癒魔法は誰でも使えるわけではなく、技術がないと使えないそうだ。

 よく分からんが……。

 ほかにもあるにはあるんだが私の頭がパンク寸前なのでこれくらいで勘弁を……!

 あとは、魔力についてくらいか…

 この事に関してはいまいち理解できてないので、説明しづらい……。 

 とりあえず、この世にはマナと呼ばれるものが世界に満ち溢れているらしい。それはありとあらゆるものに溢れているらしい。

 補足だが精霊とかはマナに強い意思が宿り、それが形になったものらしい。レイシス談。

 魔法というのはそのマナに働きかけ、意味を持たし、具現化させることを魔法と呼ぶそうだ。

 だが、マナだけでは完全なものにはならない。

 マナと同じようにこの世界のものにはどんなものであれ、少なからず魔力があるそうだ。

 その魔力でマナに働きかけ、言葉(スペル)で意味を持たせ、イメージで形を固定する。

 そしてあとは、行使するだけ。

 それと言葉(スペル)についてだが、これは簡単言えば、『何が、如何なって、こうなる』、的な感じ?

 わかる?

 えぇい!面倒だ!

 わからなかったらわからないでいい!

 疲れた!!

 それと最後に!

 精神力も重要だ!精神力が強くなければ不測の事態にパニックし、イメージ出来なくなるからだ!

 それと魔力は、生まれ持ってのものなので魔力量を増やすことは難しい。

 出来なくはないがそれは軒並みならぬ鍛錬が必要だそうだ。それでも少ないものらしいが……。

 そろそろ魔法に関してはこの辺にしよう……。

 頭がズキズキする。

 

『主殿、そろそろ市場にでも行こうぞ』

 

『ん?もうそんな時間?』

 

 私は図書室に籠るほかにもう一つやっている事がある。

 それは、資金集めだ。

 いくら知識があろうが金が無くては話にならない。

 なので私は旅先の資金稼ぎをし、それで装備の一式を揃えて脱出しようと考えていた。

 資金の稼ぎ方は簡単だった。

 食堂で知り合った数名のメイドさんや侍女の人たちから果物や情報を貰い、どの時間、何処の場所が一番人通りが多いか聞き出し、貰った果物を売った。

 だが、唯貰っただけの果物だけじゃ早々売れない。

 其処で私は自分が持つ特有の武器を使った。

 それは色気だ。

 一応自分が女としての自覚があるし、ユウスケ曰く私は美少女だそうだ。

 私はごく普通の女だと思うが……。

 まぁ、それは置いといて。

 とにかく上目遣いで少し衣服をはだけさせ、甘い言葉をかけたらこれがもう、ぼろ儲け♪

 それとお金の単位は日本と同じ。ただ、円じゃなくてゴールドになってるくらいかな。

 で、稼いだお金の少しを使って使われなくなっって叩き売りされてる武具を幾つか買った。

 こんどはそれをダガーブレスレットの力で武器生成用の空間に入れ、作りたいものをイメージしながら魔力を練り込む。

 しばらくすると感覚で出来上がるのが分かる。

 ある程度出来の良いものを今度は買った時の数倍の値段で売りつける。

 こうすれば、武器生成の練習にもなるし、買った時より高く売れるのだ。

 相当儲かる!そのかわりに私の神経は擦り減る。

 武器生成、思った以上に大変だった。

 

『主殿よ、何故自分の武器は作らぬのじゃ?』

 

『たしかにそっちの方が良いんだけど、今の私の腕じゃ売ってる物の方が良いのよね。それに、このあたりには良質な素材が無いでしょ。』

 

『まぁ、そうじゃの。だが、武器の生成術は筋は良いぞ。もっと練習すれば、銃も作れるぞ。』

 

『銃もあるの?』

 

『そういえば、説明してなかったの。この世界、つまりクレイドルには各地には古代遺跡があり、中には古代兵器が眠っているものも在るそうじゃ。その発掘品の中にその銃があったのじゃ。研究を積み重ねて近年やっと生産が少しできるようになったのじゃ』

 

『その古代兵器ってどんなの?』

 

『様々な物がある。先程挙げた銃から俗に言う聖剣に魔剣的なものから』

 

『ふーん』

 

『うむ』

 

 弓とか意外に銃があるとは。

 これは使える。

 銃の扱いには多少慣れているし。 

 因みに何故銃の使い方を知っているのかについては触れないで欲しい。

 少々、トラウマを抉る事になるから……。

  

『それより主殿の世界にもあったのか、その銃という物は?』

 

『うん、いっぱいあったよ』

 

『とりあえず主殿よ、そろそろ引き上げるべきでは?』

 

『む?そうだな。今日は大分稼げたし、それに良い収穫もあった!』

 

 まだ時間的には早いのだが、最近監視の目が多くなってきているのだ。

 どうも、図書室に籠っては市場に出かけるようになってから監視がつくようになった。

 大方、私の行動を不審に思っての事だろう。

 だが私がそう易々と監視させると思うな。

 うまく偽の情報を掴ませ、監視の目を掻い潜って市場に来ている。

 だからそろそろ戻らないとまずい。

 明日は、旅の荷物と武具一式、それと脱出経路の確保に勤しみますか。

 今頃ユウスケは呑気に城の案内されたり、剣の鍛錬やエミリー姫の魔法口座で聞いてるんだろう。

 そうだ、一応ユウスケにも伝えておこう。

 仮にも幼馴染だしな。

 

 

 さてと、さっさと帰って今後の予定を組まないと…!

 

 

 

 

 

 

 はぁ、面倒だが、自分の為だ。

 でもやっぱり面倒だ……。











えー、どうもunkonwnです!

今回は、魔法についてと、アイルーン王国のと世界の大まかな事情でした。

それと、ミナトの計画についても…

次はミナトが城を脱出します!

あ、やっぱりしないかも……

まさに予定は未定状態です、はい。

とりあえず、脱出する予定です。

でもしないかもしれません。

ですが、次回を見ればその真相も明らかに……!!


なんちゃって!

ふざけるのはこれ位にして、本当に次回を見れば分かります!

では、次の回で会いましょう~!

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