04.王との謁見
どうもです。
今回はアイルーン王国の国王との謁見の物語です。
はじまり、はじまり~!
こんにちは、私こと、綾瀬湊です。
現在私は悠す…こっちではこのユウスケか。
とりあえず、ユウスケと共に王と謁見中である。
だが、とても不穏な空気が漂ってる。
何故か、それは多分、私の所為だろう。
さかのぼる事十分くらい前……。
召喚の間|(私達が召喚された部屋)でエミリー姫が言っていた通り、翌日王と会うことになった。
直ぐに謁見の間に通された私達だが、やっぱりというべきか、とても豪華であった。
そして、当然の如く奥には玉座に座った王様と王妃がこれまた豪華な服を纏っていた。
その隣にはエミリー姫が立っている。
部屋の横端には大臣と思しき人物達、あと騎士達。
謁見はまぁ、テンプレ的なものだった。
自己紹介、この国や世界の状態等々…
それで最後に魔王を倒す為に力を貸してほしい、といった具合だ。
当然、極度のお人よしなユウスケは即答した。
「わかりました!国のため、世界のために勇者として魔王を打ち取って見せましょう!」
「そうか。さすがは勇者殿!それで、そちはどうなのじゃ?」
「私ですか?嫌です」
「む?」
「お、おい!どうしてだよ?ミナト」
どうしても何も、私は巻き込まれただけなのに、何で魔王を倒さなくちゃならんのだ?
「何度も言うが私は巻き込まれただけ。だから魔王退治は私の仕事じゃない」
さらに私はこう言った。
「だからイヤ!」
そして、現在。
とても空気が気まずい。
だが、そんな空気を破ったのは王様だった。
「し、しかし具体的にどうするともりだ?」
「帰れないんだったら帰れる方法を探すだけです」
「そうか。まぁ、今日は此処までにしよう。下がってよい」
「はっ!」
よかった、早く終わって♪
どうもこの国の中枢は幾つかの派閥に分かれてるっぽいんだよね。
さっきから品定めするかのような視線が気持ち悪い…
とりあえず、私達は謁見の間を後にしたのだった。
疲れた……。
どうも、wunkonownです。
スミマセン、短くて…
ちょっと色々ありまして短いものになってしまいました。
なので次回はもう少し長いものを書くつもりです。
次回は、王家に残る宝具を下賜される物語にする予定です。
ではまた会いましょう~!




