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02.平穏な日常が崩れ去った日

異世界に至るまでと長い自己紹介な物語です。

 こんにちは、私こと、綾瀬湊あやせみなとです。

 性別は女、年齢は十六歳、身長は158センチ、体重にスリーサイズは女のヒミツ。

 職業は高校生、それも二年だ。

 まぁ、私の自己紹介はこんなもんでいいだろ。

 誰に自己紹介してるかって?

 愚問だ、自分以外誰がいる?

 現在私はそれはもう、退屈で退屈で仕方ない授業を受けている。

 殆んど聞いてないが……。

 だって聞いてても意味がよく解らんのだ。

 仕方ないだろ?

 だが、隣の奴よりかは幾分か起きてるだけマシだと私は思う。

 何せ、隣の馬鹿こと、桐生悠介きりゅうゆうすけは午前中の授業の三時間を寝て過しているのだ。

 まぁ、私は真面目に全ての授業を聞き流していたが……。

 さて、此処で馬鹿が出たからこいつについても説明しよう。

 桐生悠介きりゅうゆうすけ、性別は男、年齢は十六歳、身長は172センチはあったかな?

 体重までは知らん。

 職業は私と同じ高校生。

 というか、同じ高校生でなければ此処にはいない。

 性格は正義感が強く、困ってる人を見つけると理由も聞かずに助ける、極度のお人よし。

 その為に常にトラブルを抱えている。

 此処まではいい。

 悠介が幾らトラブルを抱えようが、私には関係ない。

 そう、関係ない、ない筈なのに。

 どういう訳かそのトラブル群を私に持ってくるのだ!?

 意味がわからん!

 お陰で私は常に身の心配をせねばならん。

 こないだなんかは、どういう経緯か知らんが麻薬組織の連中に絡まれた…

 秒殺してやったが……。

 その前は悠介に告白して振られた女子が、『貴女がいるから…!』なんて言って闇討ちをしてきた事もあった。

 それがまだ、一回や二回だったらいい。

 いやよくない、社会的にも不味いだろ…!

 そんなことより、そんなことでもないが、とりあえず、こういった事が数え切れない程起きている事だ。

 それも全て、悠介絡み。

 そして何故か私に辿り着く。

 此処で急に話は変わるが、私とあいつは只の幼馴染なだけであってそれ以上でもそれ以下でもない。

 もう一度言う、私とあいつは只の幼馴染なだけであってそれ以上でも、それ以下でもない。

 此処、特に重要!

 テストにでるからね!!

 …………

 …………

 ゴメンナサイ、嘘です。

 テストには出ないけど重要だからね!

 とまぁ、先の話でも分かると思うが、女子の悠介への告白数は星の数ほどである。

 大体一日の告白者数が一番多くて20件以上、少なく見積もっても12件以上。

 最近はだいぶ落ち着いてきているが、告白者が後を絶たず、尚且つ、私に八つ当たりする者までと来た。

 まぁその原因は心当たりが在り過ぎて困る。

 どういう訳かあいつ(悠介)は私の後を付いて来るのだ。

 鬱陶しいったらありゃしない…!

 だから何度か、言ってやったりしたんだが、止める気配がない。

 はぁ~……。

 だがこの行為逆効果になろうとは夢にも思わなかった。

 どうもこの行為は他者から見てると、仲睦まじく見えてしまうらしい。

 よって、状況が悪化してしまっただけだった。

 考えてみれば小学二年から告白ラッシュが増え、私に対する嫌がらせも増えたわけだ。

 あいつは私にとって疫病神(やくびょうがみ)でしかないことが分かった。

 うん?大分話が逸れた。

 まぁ要点だけを言えば俗に言うイケメンだ。

 何?最初からそれを言え?

 うるさい!それだけこの馬鹿(悠介)に苦労をかけさせられているんだ!

 わかれ!

 

 

 キーンコーン、カーンコーン

 


 どうやら、退屈な授業が終わったらしい。

 この話はまた今度だな。

 

「うーん、ふぁ~あ、湊、授業終わったのか…?」

 

 どうやらやっと起きたらしい。

 

「今、終わった。午後の授業も終わったし、私はもう帰る」

 

 早く帰って私も寝たい。

 

「だったら久々に一緒に帰ろうぜ!最近直ぐに居なくなるもんだからなかなか一緒に帰れなかったしな」

 

 普段の私だったら断っていただろう申し出を、魔が差してしまったんだろう。

 ついOKを出してしまった。

 この時、空はよからぬ事が起こる事を予期していたかのように、暗雲が立ち込めていたが、この時の私が知る筈もなかった。

 




 ✝


 


 

「あれ、何だと思う?」

 

 と、悠介。

 

「魔法陣にしか見えん」

 

 と、私。

 

 それは唐突だった。馬鹿(悠介)と一緒に帰ったのが、そもそものミスだった……。

 いきなり魔法陣出現した瞬間、私は本能的に不味いと思ったほどだ。

 無意識の内に体が回れ右を行い、過去最高とも思われるスタートダッシュをきった……。

 そうきったはずっだった。

 何処かの馬鹿(悠介)が私の大事なポニーテールを引っ張っていなかったらな!

 

「何故、私の髪を引っ張る!?放せ!私は一刻も早く立ち去りたいんだ!」

 

「いいじゃないか、面白そうだし!それに、誰かに呼ばれてる気がするんだ」

 

 普通何か得体の知れないものに近づくか!?常識ある奴はな!様子見るか、逃げるんだ!

 

「私には聞こえん!だから放せ!その手に持ってる髪を放してくれーー!」

 

「レッツ・ゴーー!!」

 

「にゃぁーーーーーー!!!」

 

 もし無事に生きてたら、444回、血祭りにしてくれる……!

 

 そんなわけで、馬鹿(悠介)の所為で、ファンタジーな世界に旅立ってしまった。











これまたひどい文ですね(苦笑)

できるかぎり、直していきたいと思いますので、

これからもよろしくです。

次回は異世界での物語です。


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