第六章事件
一週間後。
ここは水の魔王イケがいる水池王国。
朝五時。
水の魔王の部屋。
水の魔王はコーヒーを飲んでいたのだった。
すると転移魔法で火の魔王ヒーノが来たのだった。
「こんな朝早くからくるってことは、何か事件でもあったのか」
イケが言った。
「二時間前にITRのボスから連絡がきたんだが、ZSSランクの悪魔が砂の魔王がいる、砂粉王国を制圧したらしいぞ」
「はっ。それで砂の魔王はどうなったんだ?」
「殺されたみたいだ」
「それでほかの人たちはどうなったんだ?」
「王国の住民も全員殺されたみたいだ」
「そうか。それで誰がその状況をITRのボスに伝えたんだ?」
「ITKのボスがZSSランクの悪魔に殺される前に、録音機で状況を録音したのを部下がITR本部にボロボロの状況で届けに来たみたいだ」
そのころ、ITR本部では。
ボスの部屋。
ボスは部下と電話していたのだった。
「砂粉王国の状況はどうなっているんだ?」
ボスが言った。
「ドローンで空からの映像を見ているんですが、ZSSランクの悪魔だと思われる人物一人しかいません」
「そうか。引き続き調査を続けろ」
「了解です」
そしてボスは電話を切ったのだった。
「それにしても、そろそろ戦闘準備をしないとやばそうだな」