第二章やばい悪魔
ここは水の魔王イケがいる水池王国。
イケは火の魔王ヒーノと話していたのだった。
「最近無差別に冒険者を殺す冒険者殺しが出てるらしいぜ」
ヒーノが言った。
「そうみたいだな」
「どうやら、ITRも動き出してるみたいだ」
「そうか」
そのころ、謎の冒険者殺しは西の方でチート冒険者ムシジと戦っていたのだった。
「君のその魔力すごいね。僕じゃない冒険者だったら一瞬で死んでるよ」
ムシジが言った。
すると、冒険者殺しはクナイを五本投げてきたのだった。
「こんなのがあたるとおもう?」
「じゃあそのクナイから鎖が出たらどうする?」
すると鎖が出て身動きが取れなくなったのだった。
「見動くが取れなくなったな。お前の負けだ」
そしてムシジはぶん殴られそうになった次の瞬間ムシジは空間転移魔法で自分と冒険者殺しの位置を入れ替えたのだった。
「まさか、空間転移魔法を使えたとはな。負けを認めよう。早くとどめを刺してくれ」
「言われなくても、そうするぜ」
そしてムシジがぶん殴ろうとしたその時、ムシジの周りが霧で包まれたのだった。
「いったいどうなってんだ」
すると、後ろから悪魔が現れたのだった。
「何者だ。お前・・・」
なんだこの覇気。ただの悪魔が放つ覇気じゃねーぞ。それもこの魔力Sランクの悪魔を超えている。さっきから、じゃっかん息ができないぜ。
「俺はZSSランクの悪魔キョウだ。またどこかで会おうか。チート冒険者ムシジ」
そして転移魔法で冒険者殺しと一緒にどこかに行ってしまったのだった。
「はっはっはっ」
またやばい奴が出てきたな。早く、水の魔王たちに知らせないといけなさそうだな。