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第一章紹介
九作目もよろしくお願いいたします。
八作目から二年後のテイたちの物語です。
Sランクの悪魔たちの戦いから二年後。
俺の名は探偵に戻ったけど異世界が平和すぎて事件が起こらないので結局冒険者に戻ったテイ。
「なに、ぼーっとしてるニャ?なにかあったニャ?」
こいつは俺の唯一の仲間の猫のマメだ。
「いや、何もねーよ。読者に紹介してんだよ」
「ふーん」
一応言っておくが俺はAランク冒険者だ。
そして猫のマメはレベル三十だ。
自己紹介はこんなとこかな。
ここは、ITR本部。
ボスの部屋。
「そうか。謎の冒険者殺しはお前でも取り逃がしたか」
「すみませんでした。ボス」
「べつにいいぜ。まだ市民に被害は出ていないだろ」
「そうですけど」
「なら、もうちょっと様子見だな。調査だけは引き続きおこなっといてくれ」
「はい」
そして部下は部屋を後にしたのだった。
それにしても、また厄介なのが出てきたな。