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深海の底の亀の泪

作者:九曜 樹
 これは、愛する者を喪って哀しみのあまり途方にくれている
 一匹の亀のモノローグ。

 愛してるよ。離ればなれになっても。
 ごめんね。寂しい思いばかりさせて。
 わかってるよ。もうどんなに願っても2度と会えない。

 でも、ただただ、君が恋しい。
 会いたくて会いたくて泪がとまらない。
 楽しいこともたくさんあったはずなのに
 つまらなそうなその後ろ姿ばかり思い出してしまう。

 亀は、深海の底でひっそりと泪を零している。
 汲めども尽きぬ泪を、今日も。
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