表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/165

狩りの後始末


「‥‥‥ネロよ」

「はいっ!」

鬼軍曹に呼ばれた二等兵の如く最高に良い返事をした。

「何故謝る?」

「えーっとフランツさんのワイバーンを倒しちゃったので‥‥‥」

「それでなんで謝るんだ?」

「え、フランツさんの魔石を倒してワイバーンがって、え、何言ってのかわからなくな‥‥」

「‥‥‥完敗だよ、ネロ‥‥くん」

「は?」

「キミの弱さを証明するとか言った私が馬鹿だったよ、神級の祝福も本物なんだろう。キミにマリアを託そう。今後は義兄と呼んでくれ」

「はぁ、じゃあ、ありがたく‥‥‥」

 なんかその後はすごく親切にしてくれたフランツさんだった。


辺境伯家に帰って来た。フランツさんに認められた、という事がかなりの衝撃だったらしく何をしたのか聞かれまくった。

 ワイバーンは魔石以外にも素材をドロップしてくれたので引き取ってもらった、辺境伯家で引き取りたかったみたいだ。


「ネロ〜」

「マリア、心配かけて済まなかった。もう大丈夫だと思う」

「私も槍使える、前線ならむしろ私が行く、もう置いて行かないで」

「わかった、ワイバーンはイレギュラーだったけ‥‥」

んちゅ〜

ん?柔らかい。心地よいけど、あれ?なんだコレ?目の前にはマリア。あれ?コレ、キスしてる?

「コレで許してたげる」

真っ赤なマリアが目の前に。ようやくされた事の理解が追いつく。

「ふふっ、私が一番ね。しばらく内緒にしとこうね」

 マリアってこんなキャラだったっけ?

 

宮殿から辺境伯邸に魔導通信の緊急連絡が入る。

[ネロ、今何してるの?  シャルロット]

すっごい直感?シャルさんや。と言うか魔導通信をこんなメールみたいに使って良いの?

どうしようと思っていたらマリアが代筆してた。

[これから寝るところ  ネロ]

「こう送っておけば大丈夫だから。ネロ?もう少しいい?」

 マリアに誘われて一晩中キスしたりされたり。婚前ですからそこまでですけどね。

面白い、続きが気になる、と思っていただけたら評価ブックマークお願いします。

ご意見ご感想もお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ