防具屋へ
今は防具屋に向かっている。カインさんの紹介だ。しかしカインさんの武器屋では思いがけぬ出会いがあった。俺の為に作られたんじゃねってくらいの杖だ。支払いは500Cで良いって。普通の剣でも700〜850C位するはずだ、処分に困る物だからその金額でいいらしい。あ、ナイフを買うの忘れてた、また行けばいいか。
防具屋に着いた。
「こんにちは、初めてですね?何をお求めですか?」
綺麗な女性が寄って来る。
「ローブかマント、あとアクセサリーが有りましたらお願いします。」
「はい、失礼しまーす。」
抱きついてきた、急な展開に固まってしまう。
「採寸終わりました、ローブは成長期だから少し大きめにしましょうね。こちらです」
あ、採寸なんだ、ビックリした。美人に急にハグされたらビビるだろ。
「こちらとこちらでは如何ですか?」
『火の衣』 4 火耐性 水耐性
『光のローブ』 5 全耐性(弱)
うーむ、俺は水耐性は要らないから光の方かな。(弱)が気になるが‥‥‥。
「お兄さん魔力高いでしょ?魔力が高ければ魔法防御力も高いのよ、どうかしら?」
なるほど、物理防御力は低いけどな。
「物理防御も考えると大変よ、お兄さんはソロ?じゃあ物理防御も大切ね、何かあったかな〜?」
色々探してくれてるらしい。
「コレは呪われているし‥‥‥。」
なんで呪い装備が置いてあるんだよ。気にはなるけど。
「どんな呪いなんですか?」
「HPが減っていくの。その代わり効果は絶大よ」
ダメじゃん、でも一応見てみる。
『闇のマント』 12 全耐性(強)
呪いでHPが徐々に減る
うーむ、全耐性(強)は良いけど呪いがな‥‥。気にはなるけど。
「一旦アクセサリーの方見てみましょうか?」
「そうですね」
「この辺かなぁ?どうかな?」
『ライトリング』 1 光魔法+1
『火の腕輪』 1 火魔法+1
『風の指輪』 1 風魔法+1
『水の指輪』 1 水魔法+1
うーむ、アクセサリーは物理防御は1で固定なんだな。コレなら水の指輪一択だ。さっきの武器屋でいい出会いがあり過ぎて引っかかってしまっている。普通はこんなモノだろう。
「そうですね、今日はこの水の指輪だけ頂きます。さっきの闇のマントだけ保留しておけますか?」
「アレは売れないから大丈夫だと思うわよ。お買い上げありがとうございます。こちらで会計お願いします」
2000Cだった、安いのか?高いのか?さっきの蒼隼の杖は大安売りだろうけど。
支払って防具屋を出る、いい時間になった。
寮に帰ろう。
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