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アマゾネスとの戦闘


 こっちの世界でもアマゾネスというのだそうだ。偶然もあるんだなぁ。わかりやすくて助かる。


「キサマは男じゃないか!! 見られたからには殺す!!!! 構え!!」


 ずらっと並んで、剣を抜いたり、槍を構えたり。物騒な連中だ。


「こちらに戦闘の意思は無い!! 武器を納めてくれないか!」

「問答無用!!!!」


 はい、一応警告はしたからね。


 瞬時にオプションを展開、今は何個でも出せる。一人に一個出して、ウォーターバレットで武器を弾き飛ばす。木製の武器は壊れてしまったのもあった。


「おのれ!!!!」

「次に狙うのは武器じゃ無いぞ‥‥‥」


「鎮まれ!!」

 アマゾネス達の後方から声がする。

 声に力がある‥‥‥


「アンタ、相当の実力者だな」

 後方から一際強そうな美人が出てきた。



「アマゾネスの族長、クリームヒルトだ。今回の部下の無礼、すまなかった」

「冒険者のネロだ。貴女は話が通じそうだな」



「族長! このような者に頭を下げては‥‥‥」

「馬鹿者が! 実力の差もわかんねーのか! この人が本気なら、こっちはとっくに全滅してるぞ!」


「くっ!‥‥‥」

 めっちゃ睨まれてる、怖っ!!

 ま、負けないもんね!



「アタシ達はメタルリザードを追ってきたんだ。アンタら、何か知らねーか?」

「メタルリザード三頭なら、既に倒したぞ」

 皮を差し出す、俺たちは要らないし、必要なら差し上げよう。


「なんと‥‥‥。アタシらじゃ追い払うのが手一杯のモンスターを討伐するなんて‥‥‥」

「俺じゃないぞ、こっちのヨウコちゃんだ」


「妾よりネロ様は強いぞえ、比べるべくも無くな。お主達、命拾いしたの」

「そう言う事ニャ」

「良かったな、生きてて」



「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

「いや‥‥‥それも‥‥‥」

「‥‥‥‥‥‥」

アマゾネス達の話し合いが行われている。

どうしよう、待ってた方がいいのかな?



「ネロ殿、御一行殿。うちの村に来てくれねーか? 頼みたい事があるんだ」

「断る」


「すまないな、恩にき‥‥‥って、断る⁉︎」

「断る。さ、調査を再開して帰ろう」


 三人の方に振り向き、戻ろうとしたが族長さんが俺の服の裾を掴んで離さない。

 アマゾネスは力が強い、俺は元の位置まで引き摺り戻された。


「ネロ殿、すまなかったよ、助けてくれないか?」

「もう‥‥‥、何なんだよ! 面倒しか無いじゃないか!」


「ネロ、聞くだけ聞くニャ」

「後で聞くともっと面倒になるぜ、旦那」

「ネロ様、話くらいは聞いてあげては?」

 もう、この三人は聞き入れが良いんだから‥‥‥


「おぉっ、聞いてくれるか⁉︎」

「手短にお願いします」


「ここしばらくモンスターの行動が活発になっててさ。原因は分かんねー。さっきのメタルリザードもそう。もしかしたら動き始めたのかも知れないな、奴が‥‥‥」

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