表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/165

報告


 とりあえず帰って来た報告を。

 ぷりぷり怒っているヨウコちゃんを宥めつつ、尻尾と耳をもふもふしながら‥‥‥。


 この場にいるのは、マリアとナタリー。

 シャルは伏せっているようだ。


「で、隣のエルフは誰?」

「また増えるんですか‥‥‥はぁ‥‥‥」


「いや、増えないよ。この方はエルフの里で長老をしていたカミラさん。もらって来た世界樹の枝を管理してくれる事になったんだ」


「「世界樹の枝⁉︎」」


「私はネロ様に助けて頂いたエルフの里のカミラと申します。奥方様、ネロ様は世界樹の治療をしていただきました。その礼にと、世界樹の枝を分けていただいたのでございます」


「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」」


「世界樹の枝を分けられるのは、滅多ある事ではありません。精霊体であるユグドラシル様の最大のお礼の気持ちでございます」


「話が大き過ぎてついていけないんだけど」

「世界樹‥‥‥本当に有ったんですね」


「という訳で、我が家に世界樹の枝を植えようと思います」


「「反対!!!!」」


おっと、まさかの反対意見。


「世界樹が家にある人なんていないわよ!」

「家が世界樹に潰されちゃいます!」


「あ、その点は大丈夫かと。枝が世界樹のサイズになるのは、一万年以上かかります。100年程度では、大きめの木としか認識されないでしょう。それなりの大きさになったら認識阻害の結界を張りますゆえ」


「王宮に許可を貰った方がいいのかな?」

「それも不要でしょう。世界樹はヒューマンにとっては伝説の中の存在でしょうから」


 それもそうだな。

 世界樹を植えてもいいですか? なんて質問出来ないよな。


「植えて一年で普通の木程度になりますでしょう。そうなると実も少しつきますので」

「そうだ、シャルに世界樹の実を食べてもらわなきゃ‥‥‥。どうやって食べるの?」


「普通に切って皮ごとお召し上がりください」


「なんか楽しそうな話してるじゃないの」

 シャルが来た。

「シャル。体調はどうだい? 世界樹の実を持って来たからね。きっとこれで体調も良くなるよ‥‥‥」

「は‥‥‥?」


 シャルには一から説明しなきゃだな。


評価ブクマお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ