また増えた
ミスリルを取りに行ったのに、また女が増えた件について。
奥さん三人の為にミスリルを取りに、遺跡ダンジョンに行きました。ミスリルゴーレムを無事倒して帰ろうとしたら狐の女の人がいました。このダンジョンの魔力を吸われるシステムは彼女のせいでした。彼女は魔力を溜めて世界を支配しようとしています。ここで放置してもいずれは魔力が溜まって悪い事をすると思いました。ならば僕の契約で眷属にしてしまえば、少なくとも僕が生きている間は悪い事が出来ないはずだと思いました。 ネロ=ヴァッサー
「ナニよ?この報告書は?」
「わかりやすいだろう?」
「子供じゃないんだから」
三人の前で正座してます、怒られてます。ダンジョンにも連れて行かずに、知らない女を連れて来たら無理はない、と自分でも思う。
「そこな娘らがネロの女かや?」
イラッ‼︎‼︎‼︎
「殺して良い?」
「いや、私が」
「私、二人に指名依頼出しますね」
「送還!九尾」
ナタリーに指名依頼を出される前に、九尾を亜空間に送還した。あいつはしばらく亜空間にしまっておこう。
「はぁ、仕方ないわね」
「ネロだしね」
「ネロくんじゃねぇ」
なんかしぶしぶ納得してもらえたような。こっそり抜けてクロエさんとこに急ごうっと。
「おっ、ネロ。チョー元気そうじゃん?ヤバい、チョーウケる!」
ナニにチョーウケるのかはわからんが。
「とりあえず、ミスリルゴーレム倒して取って来ましたよ、ミスリルを」
「おー、チョースゲーじゃん。マジすげー、マジウケるって」
「で、金とミスリルをこう絡ませると。ホラ、良い感じじゃね?マジアタシ天才っしょ!」
「マジ天才だと思います。素敵っす」
「マジウケる、あとはネロ、あんたやりな」
指輪は魔力発動体として、今までの約半分の消費で発動する様に作ってみた。腕輪は物理、魔法両方の防御力アップを目的に、更に致死的ダメージを一度だけ身代わりに砕ける機能を、ネックレスは魔力タンクとしての機能を持たせてみた。
「ネロ、オメーもマジやべーな。こんなん、市場に出たらナニ言われっか、わかんねーよ」




