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*5話 悲しみを奥底に閉まって


 皆から浴びせられる視線が痛い。周りから聞こえる声が恐い。その内容が嫌い。

 折角助けたのに、最低だ。チョコンはそう思っているだろうか。また、悲しい、もっと共に戦っていきたかった。そう思ってくれているだろうか。パーティーメンバーにも申し訳ない。相談もせずに、自分の勝手に脱退して、嫌気が指しているだろう。

 歩き続け、やっと出口に着いた。その大きな穴の先から光が差し込む。その光は今のソラにはとても眩しすぎた。

 メメはもう先に行ったのか、そこにメメの姿は無かった。

 チョコン率いるパーティーが全プレイヤーを引っ張ってくれるだろう。

 ソラは、ソラと他全プレイヤーとの間に、厚い壁が出来たようで、胸が痛くなった。

 だが、もう後戻りは出来ない。後ろを振り向くことすら恐ろしい。前を向いて、ただ前進をするしかない。その思いは、『一人』で生きていくための活力になったのだろうか。

 そう考えながらも、ソラは悲しみを、心の奥底へと閉まった。

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