スローライフ1日目 魔王の娘からプロポーズされちゃった!!
俺、浅倉健は車に衝突し異世界に転生されは魔王を倒した。
国の皆からに英雄とチヤホヤされ……てはいなかった。
まぁ、これでやっとゆっくりと第2の人生を謳歌できる……
魔王を倒して手に入れたギルドからの報酬金まだまだ尽きてはいない。 むしろ後2〜3年位までは裕福できるだろう。
時間はたっぷりある。今日1日ゴロゴロしてもいいだろう
そう思い瞼を閉じた……
次目を覚ますと───
「え? ここどこ?」
見たこともない部屋だった。
とりあえず体を起こす
フッカフカのベット、頭元にはウサギやたぬきなどの人形があり部屋の真ん中には高そうなテーブルに椅子、テーブルの上にはティーポットに2つのマグカップ。
1つは空で1つは飲みかけの紅茶が入っていた。 さっきまでそこに誰かがいたかのように……
ガチャッ
扉が開いた。
扉の先には一人の少女がいた。
銀髪で腰あたりまで伸びている髪、触れたら壊れそうな水晶のような瞳、鼻は高く顔も整っている。
身長はそんなに高くなく俺の胸あたりに頭があるかぐらいの高さ
ちなみに俺の身長は175cmです。
一言で言うと小学生
すると彼女は俺の耳元に顔を寄せ、こう囁いた
「あら、ようやく起きたのですね! あなた……きゃっ!言っちゃった!」
…………え? あなた?
「君は誰だ!?」
「自己紹介がまだでしたね。私の名前はミライ。ミライ・アルカディアサーガですわ」
アルカディアサーガ……どこかで……
そしてミライと名乗った少女はニヤリと笑いこう続けた
「そう、貴方様に打ち倒された魔王の娘ですわ」
魔王の娘……まさかそのことを逆恨みして俺を監禁しているのでは……
「俺を監禁してどうするつもりだ!」
すると彼女は首をかしげた
「監禁? どういうことですか?」
「父が殺されたことを逆恨みして俺を監禁しいるんだろ!」
「別にお父様を殺したことについては一切恨んでおりませんわ。
そしてお父様もあなたのことを恨んではおりません。生前お父さまは
『ミライ……お前もいつかは誰かと付き合うことになろう……その時は我より強い男と付き合うのだ……そう我を倒すような男と』
とこうおっしゃっておりました」
へぇー、そんな事があったのか
「そして私はようやく出会えました! お父様を倒した男……それが貴方様なのです!」
「話はだいたいわかった……でもなんで俺のことを監禁したんだ!!」
「え?」
彼女はぽかーんと口を開けた。
「今までの話を聞いてなかったのですか!?」
「聞いてたよ! でもなんで君が俺を監禁しているのかわからないんだ」
「貴方様は鈍感ってよく言われませんか?」
「はっはは、よく言われる」
「はぁ……しょうがないですね。まぁ、最後には言わなければならないし、しょうがいですね。よく聞いてください。」
「お、おう」
「私はあなたに一目惚れしたのです! だから私と結婚してください!」
朝倉健、18歳。この世に生を受けて(もう死んでいるが)初めて告白された。
「ちなみに君は何歳なんだ?」
「ミライとお呼びしてもいいですのよ! ちなみに今宵で15となりました。」
「15か……俺の世界では結婚は16歳からなんだ……だからお付き合いはあと数年ごびゅらいへぶらい!」
ミライに右腕をつねられた
い、いてぇ! あまりの痛みに変な声出しちゃった
「あらあら、こっちの世界では結婚は何歳からでもできるのですよぉ」
あ!断ったら殺さそう
「わ、分かりました! 分かりましたから右腕つねらないで!」
「分かればよろしいのです」
「俺の事は健って呼んでくれ、あなたは恥ずかしい……ちなみに魔王になれとは言わないよな?」
「それは大丈夫ですの。兄が魔王になるおつもりですから」
あ!お兄さんいたのね……あ、お義兄さんか
認めん…………俺は認めんぞぉおおおおおおお
遠くからこんな叫び声が聞こえた。 うん、気のせいだ……気のせいだろう。
「さて!それでは新居に参りましょう!タケル!!」
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こうして俺とミライとのスローライフが始まる……
といいんだがなあ
さてさていかがだったでしょうか!
これからどうなるのかご期待ください!!
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誤字、脱字があれば指摘よろしくお願いしますm(_ _)m
また次回おあいしましょう!