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スローライフ10日目 決闘が始まっちゃった!?

「それではこれより現勇者(・・・)ランル・ルーベルト対炎の大精霊イーフリートの決闘をここに始めるそれでは両者、勝っても負けても恨みっこは無しじゃ! よいな?」


 俺とランルちゃんとの楽しいデーt……っひ!!隣から殺気が

 もといい買い物の次の日イフリとの決闘が始まった。

 観客は俺、ミライ、なんか楽しそう!とマユ、氷の大精霊アクア、ランル様の活躍を!と張り切っている嵐の大精霊エラル、神様(クソジジイ)にお祈りをしながらこの決闘を楽しみにしている大精霊で一番の戦闘狂(バトルジャーキー)光の大精霊ルナだ

 お昼ご飯を食べておねむなサキと昼が苦手で若干引きこもり真っ最中の闇の大精霊ヴァルはおうちで留守番中だ


「「はい!」」


「それでは、試合開始!!」


「「我、求は内なる力! 無属性魔法・身体強化(ボディ・ブースト)」」


 玉藻のスタートの合図とともに両者ともに身体強化の魔法かける。

 身体強化とは、無属性魔法の一つで、自分の身体を強化し、耐久性、力、動作速度の全てを強化する魔法D

 こういった決闘に慣れているものは試合開始後すぐに身体強化をかける。

 理由としては先に攻撃魔法等を放つより強化しておいたほうが断然に有利だからだ。身体強化は、筋力だけでなく動作速度も強化する、すなわち思考速度、詠唱速度もあがるから。 だから先に身体強化をかけるのだ。


 ふむ、詠唱スピードは同じか


 身体強化をかけ終わるとランルは腰に下げていた短剣を抜きイフリに飛び掛かった。


「ふっ!!」


 イフリは驚いた表情も出さずに次々と襲かかる短剣を華麗にさばいていく


 短剣だと敵わないと思ったのかその場から離れ魔法の詠唱を詠唱を始めた


「風よ! 一つの弾となりて、駆け抜けろ! 初級風魔法・空気弾(エア・パレット)

 前にかざしたランルちゃんの手の平から風の弾が繰り出されイフリの肩を貫いた


「なかなかやりますね! ではこちらも……火よ!爆裂としてその地で爆ぜろ! 中級火魔法・火爆弾(ファイア・ボム)


 イフリは中級魔法を繰り出した。炎の大精霊というだけあって火魔法の威力は半端ない、聞いてないって、イフリ半端ないって~……あぁー、戻らないで! バックボタン押しちゃダメ!! さっきから真面目なことしか言ってないからちょっとだけボケたんだって! ほ、ほらこんなことしてたら決闘も終盤になってきたよ! いやぁ、2人のメイド服が攻撃で破れてきちゃって……またもや殺気が!!


「ねえ、タケル、私たちがテレパシー使えるの忘れてないかしら?……ほら、あなたのせいで二人のお顔が真っ赤かよ」


「「…………」」


 忘れてたぁあああああああああああ


「ほんに、このバカご主人が……」と玉藻

「お兄ちゃんっえっちなんだね……その方が萌えるよ!!」とマユ

 何に萌えるんだよ!!

「ご、ご主人様ってそんなことが好きなのね」とこちらもかわいいお顔が真っ赤なアクア

「…………」何も言わないが顔がにやけているちょっとむっつりなエアル

「あぁ神様! 我がご主人様にこの手で正義の鉄槌を下すことをお許しください」と(クソ)に祈るルナ

 ……やってみろよ、やられたら、倍返しと3日飯抜きにするしクソジジイ(神様)にお前の言う正義の鉄槌を下すからな

 ……そこからあまり俺に暴力的にならなくなったのはまた別のお話


 さて、話を戻そうか。


 試合も終盤に差し掛かってきた


 ランルちゃんが中級風魔法の風爆弾(エア・ボム)を、繰り出すと、それをイフリ上級炎魔法炎壁(ファイア・ウォール)で返したりと繰り返し、2人のMPが切れる寸前ランルちゃんが隠し持っていた短剣でイフリの首元にやる


「そこまで! 勝者ランル!」


 いったん距離を離れたランルがイフリの元へ駆け出す


「イフリ様、なかなか強かったです。私もまだまだ、学ばなければならないことが出来ました。これから仲良くしませんか?」


 そう言いながら尻餅をついていたイフリに手を差し出す


「いいのですか……? 」


「えぇ、いいのですよ。 これから楽しくしましょう」


 そう言いながら。


「──好きな方が同じ人同士……ね?」


「……っ!?気、気づいてたのですか?」


 口をイフリの耳元へ近づけ何かをささやき、それを聞いたイフリは焦り出す。


「えぇ、バレバレですよ。 だって、私だって好きなのですから、まぁ、あの方は鈍いのでわかってはいないと思うのですがね?」


「まぁ、鈍感なのは……わかってますわ、ランル」



 ふむ。何がバレバレなのだろうか……全然わからん


 作「はぁ、こいつにはもう呆れるよ」


 いきなり現れんなよ、ビックリするだろうが。

 まぁ、あいつらが幸せならなんでもいいんだよ

 俺が生きている限りはあいつらを必ず幸せにする

 本当はこの決闘させるのも嫌だったけど、あいつらの意見を尊重したしな……まぁ、そういうことだ


 作「ほんっとお前バカだよな、この話の最初の部分でさえ忘れてるじゃん……みんなを見てみ」


「「「「「「「………………っ!!!」」」」」」」


 あれ?皆顔真っ赤にしてどうs……あぁああああああああぁぁぁああ!!!!精神感応魔法(テレパシィイイイーー)!!!!




 はい、こうして、仲良くなったイフリとランルちゃんは、双子コーデという形で同じメイド服に着替え、決闘は静かに終わりました


 ……ん?なんか忘れてるようなぁ、


「カール様と1週間地獄の強化合宿ですね」



 ああああああああぁぁぁ!!!!!

お久しぶりです!文月稜華です!

さて、いかがでしたか?

仲良くなったイフリとランルちゃん、今後が楽しみですね。

タケルは一週間後死にますね

次回「タケル死す!」デュエルスタンバイ!!


タ「死なねぇよ!!」

ル「死になさい!!」

タ「正義の鉄槌(笑)」

ミ「ごめんなさぁぃいいいいい」

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