スローライフ0日目 異世界に転生しちゃった!?
2018年8月某日 浅倉健 死亡
享年18歳
死因 黒塗りの高級車に轢かれそうになった男性を庇い衝突し、死亡
…………ってちょっと待てぇええええええ
まだ死にたくねぇよ! てか死因酷すぎだろ!? トラックとかにぶつかるならまだしも黒塗りの高級車ってぇぇぇ
親父の薄い髪の毛がさらに薄くなるな、すまん親父
ん? あれ? なんでまだこうやって喋れてるんだ? てかここはどこだ?
「ふぉっふぉふぉ……君は選ばれたのじゃ」
声がした方に振り向くと頭上には光る輪っか、背中には羽、手にはゴツゴツとした杖、髪の毛はなく代わりに白い髭が胸あたりまで伸びている。俗に言う神様の格好をしていた。
「俺が選ばれた? 俺は何もしていないぞ?」
「いや、君は偉大な事をした、死ぬ直前に……」
死ぬ直前?
「死ぬ直前に助けた男がいたじゃろ? その男は近い未来人類を助ける薬を開発する。 君がその男を助けていなければ人類は滅亡していた」
うそ、俺そんな凄いことしたの!?
「そういや、わしの名前を教えていなかったな、わしは全知全能の神様ゼウスちゃんじゃゾ☆ よろしく頼むぞ」
確かゼウスって……あ、忘れた。ま、いいか
「従って君を異世界に転生してあげることにしたのじゃ、ゆっくり第二の人生を楽しんでくれ」
え? ちょちょちょ、まだ行くって決めてないから……
「健闘を祈る」
そして手に持っていた杖で地面を2回叩く
すると俺の周りに魔法陣ができ閃光が走る
「何かあった時は心のでわしの名前を呼ぶが良い」
その声が聞こえると目の前が真っ暗になった。
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まぁ、俺が知ってほしいのはここから魔王を倒し英雄になって少しの間チヤホヤされることじゃない。
まぁ、チヤホヤされなかったし……べ、別に泣いてないからな!!……こ、これは汗だ! 汗!!
魔王を倒してから……数ヶ月後、とある少女と出会ってからの話である……
この作品を読んでいただきありがとうございます。
この作品とは別に「俺が月を盗んだ理由」も書いております。そちらも読んでいただければ嬉しいです。
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ではまた次回おあいいしましょう