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てんぐ探偵  作者: 大岡俊彦
四章 風雲急
54/116

 【 どれから読もうか迷う人用: 予告編集(1-50話) 】

「てんぐ探偵」は一話完結のシリーズです。

ウルトラマンの怪獣や仮面ライダーの怪人のように、

毎回妖怪「心の闇」を退治していきます。

読んでない話を探すため、まだ見ぬ何かに出会うため、

予告編集を編纂しました。


なお、51話から最終シリーズがはじまります。

こちらもご期待ください。



【 第一章 】


#1 妖怪「誰か」

予告

 経費削減の経費削減の、経費削減。青嶋の会社がたどり着いた先は、七次受けの異常状態だった。「他の誰かと幸せになって」と彼女に振られた青嶋に、妖怪「誰か」が取り憑く。

「そんなもの、他の誰かにやらせればいいんですよ」と言う彼の前に、天狗面の少年と猫が現れた。

 てんぐ探偵第一話「お前は誰か」に、ドントハレ!


#2 妖怪「めんくい」

次回予告


 不細工は、人生で損した分だけイケメンを好きにならなければならないのか? 偶然イケメンモデルと出会ってしまったトン子に、妖怪「めんくい」が取り憑く。不細工な彼氏を捨てて彼に走るトン子。しかし運命の電車に、偶然三人が居合わせて――。てんぐ探偵は、今日も突然現れる!

 次回てんぐ探偵第二話 「11時X分の電車」に、ドントハレ!


#3 妖怪「いい子」

次回予告


 長女として優等生であらねばならない。真理には妖怪「いい子」が昔から取り憑いていた。上京してパンクバンドをはじめ、親への反抗心を持ち続ける真理。しかし法事で帰省するとき、彼女は黒髪の清楚スタイルに戻してしまう、てんぐ探偵は、彼女の心を解放できるのか?

 次回てんぐ探偵第三話 「爆音ギタリスト」に、ドントハレ!


#4 妖怪「弱気」

次回予告


 少し時を戻して、てんぐ探偵誕生の話をしよう。シンイチ少年はある日妖怪に取り憑かれる。その妖怪の名を「弱気」だと突きとめた瞬間、自分から外すことに成功した。背後に炎の巨人、大天狗が見ているにに気づいたのはその時。シンイチの旅は、この日からはじまったのだ。

 次回てんぐ探偵第四話 「炎の巨人と黒い闇」に、ドントハレ!


#5 妖怪「あとまわし」

次回予告


 「そんなもの、全部あとまわしや」と、妖怪「あとまわし」が、担任の内村先生に取り憑いてしまった。テストの採点も授業も、サッカーの本貸してくれる約束も、全部あとまわしに。シンイチの初恋の音楽の先生、真知子先生との約束まであとまわし? シンイチ少年は、必死で走る!

 次回てんぐ探偵第五話 「先生の闇」に、ドントハレ!


#6 妖怪「若いころ果たせなかった夢」

次回予告


 昔ピアニストになりたかった母親。彼女は嫌がる娘を無理矢理ピアノ教室に通わせていた。彼女は妖怪「若いころ果たせなかった夢」に取り憑かれていたのだ。大天狗の「ねじる力」で、彼女は「あり得たかも知れない世界」を目撃する。

 次回てんぐ探偵第六話 「あのとき、出来なかったこと」に、ドントハレ!


#7 妖怪「さみしい」

次回予告


 連れ合いを亡くし、一人二役の将棋を続ける老人。幼稚園で誰も友達のいない子供。二人に妖怪「さみしい」が取り憑いていることを知ったシンイチは、二人を友達にしようとする。しかし二人は大喧嘩してしまい……?

 次回てんぐ探偵第七話 「寂しさは、リレーしない」に、ドントハレ!


#8 妖怪「ねたみ」

次回予告


 母の和代が妖怪「ねたみ」に取り憑かれてしまった。近所の読者モデル佐々木さんを妬んで妬んでしょうがなくなり、ついに暴走をはじめる。シンイチは真相を突き止めるうち、「妬み」の奇妙な構造に気づく。

 次回てんぐ探偵第八話 「妬みは天下の回りもの」に、ドントハレ!


#9 妖怪「なかまはずれ」

次回予告


 親友のススムのメガネの新調に、シンイチは付き合った。そのメガネが原因で、シンイチに知らされないままススムはいじめられる。だがその凄惨ないじめは、妖怪「なかまはずれ」のせいだった。シンイチの怒りが爆発する!

 次回てんぐ探偵第九話 「メガネの友達」に、ドントハレ!



#10 妖怪「アンドゥ」

次回予告


 雨の日限定で将棋をする、隣のクラスの友達タケシ。「待った」をし続けたタケシは妖怪「アンドゥ」に取り憑かれる。散歩の道も戻り、将棋の駒も戻り、人生も最初に戻りたいと、彼は部屋に引きこもってしまう。そんなタケシを救ったのは、犬シロだった。

次回てんぐ探偵第十話 「静かな朝」に、ドントハレ!


#11 妖怪「横文字」

次回予告


 内村先生から「依頼」が持ち込まれた。カタカナ言葉でしかしゃべれない男。妖怪「横文字」に取り憑かれたらしい。シンイチとネムカケは「日本のいい所を知ろう!」と、浅草、鎌倉、京都へと一本高下駄で飛ぶ。鍵は、「素直になること」だった。

 次回てんぐ探偵第十一話 「結婚の提案」に、ドントハレ!


#12 妖怪「上から目線」

次回予告


 ミヨの兄が妖怪「上から目線」に取り憑かれ、引きこもりに。格闘技の試合を見ては評論家気取りでネットに書きこむ彼に、シンイチは「じゃあやって見せてよ!」と、リアル格闘家との試合を用意する。「ねじる力」で作った架空の空間で、男と男のファイトが行われる。

 次回てんぐ探偵第十二話 「リアルな風は、冷たい」に、ドントハレ!


#13 妖怪「どうせ」

次回予告


 妖怪「どうせ」に取り憑かれた男。それは四年前にサッカーを教えてくれた、空き地でいつも遊んでくれた「サッカーのにいちゃん」だった。変わり果てた彼との再会に、シンイチはサッカー勝負の続きを申しこむ。「ねじる力」で、あの日の空き地へ行った二人は。

 次回てんぐ探偵第十三話 「サッカーのにいちゃん」に、ドントハレ!




【 第二章 】



#14 妖怪「俺だけは特別」

次回予告


 隣町の公園に集まる日曜アーティストたち。手品をするおじさん、ダンサーなどなど。その中の絵描きに、妖怪「俺だけは特別」が取り憑いていた。芸術は誰のためにあるのか? 自問自答を抱える彼に、引退したクラウンの芸が刺さる。

 次回てんぐ探偵第十四話 「最後の火吹き」に、ドントハレ!


#15 妖怪「みにくい」

次回予告


 ミヨちゃんが突然引きこもりに。外出したくないのは自分が醜いからだと言う。彼女は妖怪「みにくい」に取り憑かれていた。シンイチは「天狗のかくれみの」で彼女を一流モデルへと変身させ、気のすむまで外出させる。映画オーディションで見た、美人の正体とは。

 次回てんぐ探偵第十五話 「美人は得か」に、ドントハレ!


#16 妖怪「二番」

次回予告


 棒高跳びの朝比奈先輩に恋した奈々。年上のカノジョがいると分っても、「二番目の彼女にしてください」と交際を申し込む。順調な「二番目の彼女」生活の歯車は、次第に壊れてゆく。何故ならそれは、妖怪「二番」のせいだったからだ。

 次回てんぐ探偵第十六話 「涙目は、炭酸のせいにした」に、ドントハレ!


#17 妖怪「ベスト」

次回予告


 六十種類のアイスクリームを前に悩む女。彼女は何がベストか決められず、婚活パーティでも結婚相手を決められない。それは妖怪「ベスト」のせいだった。パーティで出会った男は、なんとそのアイスクリームの開発者。新作披露会に呼ばれた彼女は、「この中でベストは?」という問いにさらされる。

 次回てんぐ探偵第十七話 「ベストを選ばなきゃ損」に、ドントハレ!


#18 妖怪「任せられない」

次回予告


 定年間際なのに、誰にもひとつも仕事を預けられない。部下の書類も全部書き直し、一人で仕事を仕上げてしまう男。それは妖怪「任せられない」のせいだった。手術を受けるのも任せられないとごねる彼を、シンイチは不動金縛りで止めてしまう。目覚めたときに起こったこととは?

 次回てんぐ探偵第十八話 「ヒラメのお寿司」に、ドントハレ!


#19 妖怪「ペルソナ」

次回予告


 就職活動は、仮面をかぶり続ける活動だ。同じ服を着て、同じ受け答えをして。そんな彼女に取り憑いたのは、妖怪「ペルソナ」。シンイチはサッカーを一緒にして、自分を思い出させようとする。そこに本当の自分はあったのか。

 次回てんぐ探偵第十九話 「ホントの私は何処?」に、ドントハレ!


#20 妖怪「自我」

次回予告


 最新の人工知能が、突如謎のメッセージを残して自己停止。それはまるで自殺であった。エンジニアたちが解析しても答えは出ない。何故ならそれは妖怪「自我」のせいだったからである。人工知能に自我はあるのか? てんぐ探偵がSFに挑む!

 次回てんぐ探偵第二十話 「胡蝶の夢」に、ドントハレ!


#21 妖怪「ゴリ押し」

次回予告


 ネムカケの様子が最近ヘンだ。シンイチが尾行すると、なんとメスの黒猫と逢引き中。これは恋? しかし彼女の飼い主が、妖怪「ゴリ押し」の一件に巻きこまれる。部長のゴリ押しで、社内が大変なことになっていると。ネムカケの恋は実るのか?

 次回てんぐ探偵第二十一話 「三千歳でも恋をする」に、ドントハレ!


#22 妖怪「別人格」

次回予告


 それはほんの小さな油断だった。シンイチが妖怪「別人格」に取り憑かれたのだ。シンイチは次々に分裂し、二十四人のシンイチになってしまう。「人格統合」は出来るのか? つまり、心とはどのような状態が理想なのか? シンイチの心が試される!

 次回てんぐ探偵第二十二話 「二十四人の俺」に、ドントハレ!


#23 妖怪「センター」

次回予告


 自分が中心でないと気がすまなくなってしまった彼女には、妖怪「センター」が取り憑いていた。内村先生の知り合いの劇団に乗り込み、「脇役」をやらせてみようとすると、彼女は主役を乗っ取ってしまう。そんな彼女が最後に見つけたものは。

 次回てんぐ探偵第二十三話 「ほんとうの主役」に、ドントハレ!


#24 妖怪「ここじゃないどこか」

次回予告


 シンイチが出会ったホームレスには、妖怪「ここじゃないどこか」が取り憑いていた。彼は居場所を求めて世界をさすらううちに、いつしかホームレスになってしまったという。シンイチは一度実家に帰ることを提案。しかし戻った先は、なくなろうとする実家であった。

 次回てんぐ探偵第二十四話 「ホームレス」に、ドントハレ!


#25 妖怪「キックバック」

次回予告


 資金繰りがうまくいかず、自殺しようとした町工場の社長をシンイチが止めた。取引先の見返り要求額がきつく、これ以上立ち行かないという。彼らには、妖怪「キックバック」が蔓延していた。来月工場を潰すのか、最後のチャンスに作りたかったものを作るのか。仲間たちの決断は。

 次回てんぐ探偵第二十五話 「町工場」に、ドントハレ!


#26 妖怪「?」

次回予告


 折れた火の剣、小鴉を修復するため、シンイチとネムカケは遠野へと戻る決意を。そこに河童のキュウが助けを求めに来た。なんと遠野の妖怪たちに「心の闇」が取り憑いたのだと。しかもその名前が不明という、かつてない事態に。遠野中を巡ったシンイチが出した、起死回生のアイデアとは?

次回大増ページスペシャル版、てんぐ探偵第二十六話 「遠野SOS」に、ドントハレ!




【 第三章 】



#27 妖怪「リセット」

次回予告


 転校生の初日は、緊張でいっぱいだ。シンイチのクラスに転校生としてやって来た梨山春馬は、初日の自己紹介でだだすべり。「リセットしたい!」と強く願い目が覚めると、なんと二回目の「転校初日」にいた。何周も転校初日を繰り返す春馬。それは妖怪「リセット」のせいだった。

 次回てんぐ探偵第二十七話 「自己紹介の悪夢」に、ドントハレ!


#28 妖怪「共依存」

次回予告


 同棲する男女に、陰と陽の二匹の妖怪が取り憑いていた。男は彼女を殴るDV男、女はその彼に依存する。妖怪の名は「共依存」。シンイチとミヨは二人を引き離し、自立をさせようと奮闘するが……?

 次回てんぐ探偵第二十八話 「ループ」に、ドントハレ!


#29 妖怪「ほめて育てて」

次回予告


 演歌歌手の弟子、モロ道は、音程を外してはいつも師匠に怒られている。シンイチと出会い、それは妖怪「ほめて育てて」のせいだと判明。わがままな弟子を目覚めさせる方法とは。そして火事で家を失った子供たちの前で、モロ道が取った行動とは?

 次回てんぐ探偵第二十九話 「弟子のひとり立ち」に、ドントハレ!


#30 妖怪「半分こ」

次回予告


 子供の頃、「世界の半分を君にあげる」とプロポーズされたアキ。彼女は映画の半券を貰い、同棲した男の半分の部屋を占拠し、別れ際にチェーンソーで家具を全部半分にしてしまう。運命の再会のあとに待ち受けた、とある人生の決断とは。

 次回てんぐ探偵第三十話 「半分よこせ!」に、ドントハレ!


#31 妖怪「一発逆転」

次回予告


 面白くない大阪人、原田。笑いの才能がなく、東京で一旗あげようとした彼には、妖怪「一発逆転」が取り憑いていた。貯金を全額下し、会社の金を横領し、ギャンブルに、株につぎこむ――。一発逆転が起こらないとき、人はどうすればいいのだろう。

 次回てんぐ探偵第三十一話 「最も不幸な男」に、ドントハレ!


#32 妖怪「正解」

次回予告


 女性数学者花沢は、周りから変わった生き方と思われていた。しかし彼女にとって、数学の「答え」に会いに行くことは、運命の人を探すようなものなのだ。彼女に取り憑いた妖怪「正解」は、世間の標準的なふるまいに合わせる妖怪。「答え」は一体どこにある?

 次回てんぐ探偵第三十二話 「『答え』に恋した女」に、ドントハレ!


#33 妖怪「目先」

次回予告


 夜中の公園で芝居の練習をする、売れない若手俳優とベテラン。そのベテランとは、日本一の俳優、ハチカンさんだった。事務所の経営方針が、社長交代とともに異常化。若手を切り、目の前の利益だけを追うように。社長には妖怪「目先」が取り憑いていたのだ……!

 次回てんぐ探偵第三十三話 「何年先を見てる?」に、ドントハレ!


#34 妖怪「信者」

次回予告


 美少年転校生、芹沢くんがやって来た。シンイチのクラスの全女子が恋をし、全女子が妖怪「信者」に取り憑かれてしまう! 千尋派と美優派の二大派閥に分れ、対立を強め覇権争いをする「信者」たち。これをおさめた、意外な結末とは。

 次回てんぐ探偵第三十四話 「乙女心は、儚い」に、ドントハレ!


#35 妖怪「ホウレンソウ」

次回予告


 シンイチの父ハジメに、妖怪「ホウレンソウ」が取り憑いた。サラリーマンの基本、報告・連絡・相談の略である。ハジメは一日中メールをし続ける、異常な状態に。混沌とした仕事の状況を打開する、たったひとつの冴えたやり方をシンイチは思いつく。

 次回てんぐ探偵第三十五話 「報告・連絡・相談」に、ドントハレ!


#36 妖怪「無意味」

次回予告


 「人生なんて無意味だ」と思わせる妖怪「無意味」が、隣のクラスの尾道くんに取り憑いた。シンイチが人生最高の遊びを教えても、意味を見いだせない尾道。ミヨは、「生涯最も面白かった小説」を貸す。その本は、担任の宇和島先生が翻訳したものだった。

 次回てんぐ探偵第三十六話 「宝の山」に、ドントハレ!


#37 妖怪「スケープゴート」

次回予告


 今日本一の人気アイドルグループ、「ショッキング・ピンク・クローバー」。その全員に妖怪「スケープゴート」が取り憑いていた! そのせいで一番人気の葵ちゃんは、メンバー全員にいじめを受けていた。しかしシンイチは「いじめられる方」にも妖怪が取り憑いていることに疑問を感じ、集団の心の闇の正体にたどり着く。

 次回てんぐ探偵第三十七話 「解散」に、ドントハレ!


#38 妖怪「ぶつぶつ」

次回予告


 電車に乗っていると、ぶつぶつとひとり言を続ける大学生が。彼はコミュ障で、妖怪「ぶつぶつ」に取り憑かれたのだ。だがその電車には、他にも「ぶつぶつ」に取り憑かれた人たちだらけだった。不動金縛りをかけた最後尾車両で、シンイチの閃いた解決策とは?

 次回てんぐ探偵第三十八話 「ぶつぶつ選手権」に、ドントハレ!


#39 妖怪「認めて」

次回予告


 またまた転校生がやって来た。結城礼一くんはなんと「幽霊が見える子」。たちまちクラスの人気者になり、「ユーレイ」とあだ名がつく。シンイチはようやく妖怪のことを話せる親友が出来たと嬉しくなる。しかしそこには、闇があった。

 次回てんぐ探偵第三十九話 「見える友達」に、ドントハレ!




【 第四章 】



#40 妖怪「リスク」

次回予告


 保険会社の新開は、何にでも保険をかけたがる。好きな子に告白するのも、仕事でも。それがエスカレートして、ついに「生きるのは死ぬリスクがある。だから死ぬ」と自殺騒ぎに。それは妖怪「リスク」のせいだった。シンイチは山の釣りに連れていく。「リスクだらけだ!」と騒ぐ彼に、釣りが教えてくれること。

 次回てんぐ探偵第四十話 「保険の保険」に、ドントハレ!


#41 妖怪「正論」

次回予告


 その村には、人が住む前からその大きな木が立っていた。その木を伐採しようとする市の職員たちと、反対する住民、武藤じいさん。だがその木は既に枯れかかっている。孫のマコトだけが、妖怪「正論」をくつがえす秘密を知っていた。

 次回てんぐ探偵第四十一話 「少年は知っていた」に、ドントハレ!


#42  妖怪「ボケ」

次回予告


 志乃ばあさんに取り憑いた妖怪「ボケ」のせいで、彼女から記憶がどんどん抜け落ちて行く。心配したシンイチが泊りこむと、次の朝彼女は姿を消していた。彼女はどこへ消えたのか? すべての記憶を失っても、なお覚えていたこととは。

 次回てんぐ探偵第四十二話 「夏祭りの記憶」に、ドントハレ!


#43 妖怪「完璧主義」

次回予告


 いよいよ夏休み、それぞれの夏がはじまった。そんな中、クラスのボス大吉に妖怪「完璧主義」が取り憑いた。「俺は完璧じゃない」と自殺騒ぎを起こした大吉を、シンイチは盆踊りに誘い出す。「踊りが完璧じゃない」と嫌がる大吉。この祭りに、奇跡が起きる。

 次回てんぐ探偵第四十三話 「妖怪盆踊り」に、ドントハレ!


#44 妖怪「いまさら」

次回予告


 山越えの路線バスが、突然霧に包まれ道に迷った。いっこうに晴れない霧を進むバス。あの道を行けば良かったのか、この道だったのか。迷う乗客たちには、妖怪「いまさら」が取り憑いていた。行き止まりに着いたとき、シンイチと乗客たちの下した決断とは。

 次回てんぐ探偵第四十四話 「この先に出口がないとき」に、ドントハレ!


#45 妖怪「マリオネット」

次回予告


 子役は一端有名になったら、その時に受けた芸を一生繰り返す。「三秒で泣く子供」として有名になった間山は、そのまま四十歳になってしまった。妖怪「マリオネット」に取り憑かれたまま。シンイチは、劇団火男の道場氏に彼を会わせる。間山は、自分で書いた台本を鞄から出した。

 次回てんぐ探偵第四十五話 「流れ星」に、ドントハレ!


#46 妖怪「天狗」

次回予告


 それは暑さのせいだったのかも知れない。シンイチはイライラしていた。レベルの低い「心の闇」を退治して、もっと高度なことをしたいと切望した。シンイチには、妖怪「天狗」が取り憑いていたのである。思いあがったシンイチの心の中に、飛天僧正がダイブする!

 次回てんぐ探偵第四十六話 「闇の名前」に、ドントハレ!


#47 妖怪「ダブルスタンダード」

次回予告


 夏休みが明けて最初の事件は、下の階の四年生の臨時講師、児玉先生に取り憑いた妖怪「ダブルスタンダード」だった。クラスの中の西野亜美だけをひいきする、児玉先生の心の闇とは。

 次回てんぐ探偵第四十七話 「ひいき目」に、ドントハレ!


#48 妖怪「やすうけあい」

次回予告


 なんでもかんでも引き受け、ほめられたい平田には、妖怪「やすうけあい」が取り憑いていた。ダブルブッキング、トリプルブッキングは日常茶飯事、ついに大仕事で五十ブッキングを。実は平田には、妖怪が二匹取り憑いていたのだ……!

 次回てんぐ探偵第四十八話 「二匹いた」に、ドントハレ!


#49 妖怪「雇われ」

次回予告


 流れの大工繁田は、手抜き工事の現場に嫌気がさしていた。格安のスパイラルにも嫌気がさしていた。癌検査で肺に影の見つかった繁田は、これで最後と、手抜き工事を白日の下にさらす。彼に取り憑いた妖怪「雇われ」は、それでいなくなるのか?

 次回てんぐ探偵第四十九話 「黙っているべきか」に、ドントハレ!


#50 妖怪「レタッチ」

次回予告


 他人のカメラに決して写らず、自分のカメラにしか写らない塔子。彼女がネットに上げる写真は、実物よりキレイ。そう、修正レタッチである。妖怪「レタッチ」のせいだ。シンイチはかくれみので彼女を変身させ、リアルレタッチをしていくと、まるで妖怪の顔のようになってゆく。

 次回てんぐ探偵第五十話 「素顔のままで」に、ドントハレ!


#51 妖怪「孤独」

次回予告


 山の中で一人陶芸を続ける男、玄田。彼には妖怪「孤独」が取り憑いている。奥さんと別れ、巨匠にまで上り詰めたのは、「孤独」のおかげか。シンイチは彼の妖怪を外そうと工房に乗り込む。彼の家族写真の中に、まさかの人物が写っていた。

 次回てんぐ探偵第五十一話 「孤高の人」に、ドントハレ!


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