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第3話 スキルや能力の準備

「おお!」


とてつもなく、面白そうな能力じゃないか!


【影響力】はどこまで見えるのか分からないが、【未知】の探索にとても向いているのを直感的に感じる。


早く欲しいと、体が震え、心が騒ぎ立てる。

自分が興奮しているのがわかる。


震える手で紅茶を飲むと、少し冷静さが戻ってきた。


「ふふ。喜んで貰えてなによりです。

それでは、【探求の魔眼】の詳しい説明をしますね。」





神様曰くーー

一言で説明するなら、『全てのレア度が見える』。


あちらの世界でのレア度は、物の希少性ではなく、どれほど強い能力を持っているかを表している。


武器なら、一振で本当に敵を排除できるかの ≪確実性≫。

防具なら、一式で軽減もしくは無効化できる ≪守護力≫。

薬品なら、一瓶で失った肉体を回復できる ≪限界値≫。

食材なら、一品で食べた者に与える ≪能力上昇効果≫。

宝具なら、物理法則を歪めることができる ≪干渉力≫。


などなど。

持っている能力が強力なほど現存する数が少なくなるので、レア度が高い=希少性という認識は間違っているわけではない。


しかし、めったに見つからない特別な薬草は希少性がかなり高いが、効果がそこまでないのでレア度は低いといったケースは数多く存在する。


強い能力を持つものは、世界に与える【影響力】も同様に高い。

【探索の魔眼】は、対象が持つこの【影響力】を見ることができる。


そのため、対象が人であっても、レベルやスキルを総合した能力の【影響力】を認識可能。

現象や事象の場合は、それらが世界に及ぼす力を見ることができる。


レア度が低い光が届く距離も短くなる。

レア度が1の場合、目の前に持ってきて、具体的に言うと10cm以下でやっと光が見える。

レア度が3の場合、2.7m、道ばたに落ちていても光っているのが分かる。


レア度の三乗×10cmまで光は届く。

たとえば3×3×3×10 = 270cm = 2.7m

車が一台通れる道路の横幅がだいたい3mだ。


見え方としては、対象の周りに揺らいでいる光が見える。

武器なら赤色、薬品は青色、と対象の種類によって見える光の色が変わってくる。


対象と自分との間に壁などがあると、壁を透過して同じように光が届き、対象は白く映る。






「ですので、上手に使えば見えない場所にある物の形を透視することができます。

たとえば、壁の向こうにある隠し通路を見ると、わずかに白さが違うので見付けることができます。」


神様が少し自慢げに喋っているのが可愛らしい。


壁を透視か。いろんなことに使えそうだ。

詳細な色までは分からないが、形が分かるだけで充分すごいと思う。

使い方を想像するだけで面白い。


「本当にすごいと思います。

はやく実際に試してみたいです!

なにか欠点や代償はあったりしますか?」


はやく欲しい。

けど、説明はしっかりと聞かないと。


「欠点としては、能力の OnOff の切り替えが慣れないと時間がかかることです。

時間と言っても3秒ほどですので、問題はないと思います。

代償としては、少し魔力を使いますが、こちらもわずかですので大丈夫ですよ。」


神様がいつのまにか出したケーキを俺に渡し、説明してくれる。


なんか貰ってばっかで、申し訳ない。

けど、ショートケーキは美味しかった。

紅茶に合うのが、初心者の俺にもよくわかる。


欠点と代償は良心的だ。

どちらもほとんど気にならない。

これは当たりの【固有スキル】なんじゃないか。


「前に異世界へ行った方たちの【固有スキル】も、こんなにすごかったのですか?」


「ええ、願いを叶えるための【固有スキル】ですから。

参考として、願いと一緒に紹介します。」




『戦いの日々を送りたい』 と願った者には、

【神気の肉体】: 超人的な運動神経を得る。肉体が傷ついてもすぐに再生する。体力も回復するため、長時間行動可能。ただし、食事の量が増える。


『病気で死ぬ人を救いたい』 と願った者には、

【救済の右手】: 右手で触れた者が持つ病気を治す。肉体の欠損や、精神の異常も治療することが可能。治療のしっかりとした知識があればあるほど、速く治せる。


『想像できないような美味いものを食べたい』 と願った者には、

【魔神の腕】: 食材を触るだけで理解し、最適な状態へと変えることができる。すべての旨味を引き出せる。調理した料理を食べたものに、半永久の能力上昇効果を与える。




すごいな、どれも普通じゃあり得ないほど強力だ。

ただ、俺には【探求の魔眼】が一番合っている。


「これらが前の方たちの一例になります。

もし何か要望があればお聞きします。

何か気になる点や、改善して欲しいことはありませんか?」


「充分です!

こんな面白そうな能力、もう以上要求する方が失礼です。」


お互いにケーキを食べながら紅茶を飲む。

雑談もして、盛り上がった。


せっかくの能力だ、生かすも殺すも自分次第。

何ができるのか確認するのが大事そうだな。


「そうですか・・、それでは一つだけ能力を追加します。

あちらでは物を鑑定するのが特別な道具を使わないといけません。

ただ、貴方の旅先でわざわざ街に戻って確認するのも大変だと思います。

そこで、直接触っていることを条件に簡単な説明を見ることができるようにします。」


「いいんですか?

ありがとうございます!」


神様、本当にありがとうございます。


鑑定の能力は、とても嬉しい。

いろんなことに使えるので、かなり役に立ちそうだ。


「フフ、しっかり使っていただければ充分ですよ。

では、あちらの世界の説明と3つの【スキル】の選択をしましょう。」


神様が優しく微笑みながら、説明してくれる。







あちらの世界、いわゆる異世界は想像通り魔法がある世界だった。


さらに、誰しも【スキル】を持っていている。

【スキル】は本人の能力や技能が一定のレベルを超えると取得できるようだ。


魔法も含まれ、皆、1属性系統の適正がある。

2つ以上を持っている人は、エルフを除けばなかなかいない。


レベルとステータスもある。

どちらもギルドや教会に行かないと見ることができないが、レベルが上がるとステータスは上昇していく。


文明は中世後半だが、国によって違いはある。

また、国を治めているのが王や聖人、豪商、闘王という違いもある。


街には商会、冒険者ギルド、教会、鍛冶組合などがあり、各自の利権を守ると同時に、後輩のための教育やサポート、身分証明を行っている。

所属するとお金が取られるが、所属しない人は滅多にいない。


お金は、銅貨が10円。

十円玉が銅貨だと思えば、覚えやすい。


100枚単位で、銀貨、金貨と上がっていく。

銀貨が1000円、金貨が10万円となり、銀や金の価値はこちらと同じぐらい。

大きさは500円玉ぐらいで、50枚と価値が同じ大銅貨、大銀貨、大金貨といった種類もある。


種族は、人以外に精霊やエルフ、ドワーフ、妖精、雪男なんかもいるんだと。

珍しい種族になると、吸血鬼や龍人、半神人がおり、まだ知られていない種族もいるそうだ。

会えたらいいな。


言葉は、種族や国によって変わってくるが、『共通語』をたいていの人は話せる。

神様は【翻訳】のスキルをあちらの世界に行く全員に渡していて、会話できるだけではなく、書くことも読むこともできるようになる。


で、やっぱり魔物もいる。


魔物は体内に魔石を持っている生き物で、魔力の濃い場所に特に多い。

魔石が人々のエネルギー源になっており、冒険者と呼ばれる職業の人たちが魔物を狩り魔石を集めて生計を立てるのが基本らしい。


重要なことだが、ダンジョンや遺跡が存在する。

攻略されていないダンジョンや遺跡は、全体の1割以下しか攻略されていないので、まだまだ数多く残っていて見付けた人は莫大な報酬を手にしてきた。


ダンジョンは魔物が出るが、宝箱もある。

どちらも時間が経てば、同じ階層にランダムで再び出現。

最下層の守護者を倒し、ダンジョンコアを破壊するとダンジョンはなくなるようだ。


遺跡では魔物は出ないが、罠が多数設置されている。

遺跡の際奥に、宝具があり、これは世界に一つしかない。

そのため、遺跡は一度攻略すると旨味がなくなってしまう。


何度も挑戦できる魔物と宝箱あるダンジョン、一度しか挑戦できない罠と宝具がある遺跡と特徴が異なっている。







ああ、なんて【未知】に溢れた世界なんだろう



どこに行っても、俺が知らないことばかりで多くの非日常に出会いそうだ。


ダンジョンと遺跡、どちらも制覇したいって欲望が湧いてくる。

全ての宝具、宝物を俺の物にしたいと、心の奥から渇望してしまう。







それで、【スキル】なんだが、めちゃくちゃ沢山ある。

基本的な、【剣術】から【火魔法】、【料理】、【鍛冶】、【調合】。

種族スキルである、【飛行】や【獣化】、【吸血】、【不死】、【鍛冶の心得】。


【固有スキル】持ちは、とても少なく、持っていても隠しているらしい。

少し違うが、一族代々受け継いでいる【スキル】や特別の役職に就くことで発現する【スキル】もある。


【スキル】は数多く種類があり、入手する方法も複数ある。


・何度も練習して努力することで手に入れる

・【スキル】持ちから教えられ才能を開花する

・特殊な体験をすることで魂に変化が起こる

・いつのまにか持っていた

・力ある上位存在に認めて貰い与えられる

・力ある上位存在を倒すことで発現する

・特殊なオーブを使用することで取得する


これ以外もあり、詳しいことはまだ解明されていない。






「貴方はどの【スキル】を選びますか?」


神様が問いかけてくる。


さて、どうしようか。

【スキル】は3つまで、願いを叶える補助となるもの。


紅茶を飲み、じっくり考える。

癒される美味しさだ。


神様は新たに出したジャムとクッキーを食べてながら、こちらを見つめている。

めっちゃ綺麗だから、目が合うと緊張してしまう。


「ええと、まだ考え中です。

神様のお勧めはありますか?」


「そうですね。

貴方の場合、主に旅や冒険をすると思います。

あちらの世界は危険がいっぱいですので、攻撃手段か見つからない手段が必要でしょう。

攻撃手段では魔法系統を、見つからない手段では【隠蔽】がおすすです。

魔法は発現するまでに【剣術】などの武器系統よりもかなり時間がかかるので、最初に取得するのがいいでしょう。

他には、サバイバルか健康に関する【スキル】を選ぶことが重要だと思います。」


うーん、どうしようか。

魔法は是非とも欲しいな。

他の【スキル】は、応用できるもしくは普段から使用するスキルだな。


【スキル】の一覧と説明が載っている本を系統別に貸して貰ったので、じっくりと読んで考える。



・・・・・・


お、これいいな。


ケーキ美味しかったわ


思っていたのと違ってた、調べてよかった。


ふむふむ、こんな追加効果があるのか。


紅茶、欲しいな

あ、すみません。お代わり貰ちゃって。


4つも選択権あれば、このコンボ使えるのに。


この【スキル】、別の使い方もあるな。





よし、決めた。

コンセプトは≪衣、食、住≫だ!


≪衣≫ は 【裁縫】。

旅は結構厳しくなると思うから、旅先で修復できるのは地味に便利なはず。

それに、恥ずかしい格好をしたくないから、常識的な格好が何なのかを追加効果の服への知識で獲得できるのも大きい。

服だけじゃなくて、防具も点検できるらしいから案外、生命線になるかもしれない。


≪食≫ は 【料理】。

やはり健康は食事から、しっかりとした食事で栄養を取り、旅に耐えられる体を作る。

荷物を少なくするためにも食料はあまり持てないはず、しかも、携帯食ばっかだと楽しみが減る。

だけど、料理ができれば現地調理するときに使え、いろんなものを味わえて楽しみが増える。


≪住≫ は 【土魔法】。

野宿だと体に悪い上に、一人旅だと夜に警戒しないといけないから満足に寝ることができない。

なので、土魔法で簡易的な住居を建てそこで寝る、敵からの襲撃を防げ屋根があるとこで寝れるのは大きい。

あと、防御に優れた属性だから、死ににくくなるはず。

やっぱり、長く生きていろんなことを体験したいから、命を守る属性にした。




最高じゃないか。

やっぱ沢山の中から自分で選んで決められるのは楽しいな。


「決まりました。

【裁縫】、【料理】、【土魔法】 をお願いします。」


どこからか来た妖精と楽しそうに会話している神様を見上げながら、話しかける。


「しっかりと考えた上で決めたみたいですね。

分かりました、私も優秀な組み合わせだと思います。

【固有スキル】の決定、あちらの世界の説明、【スキル】の選択が終わりました。

本来ならここで、装備をお渡しして向こうでのスタート地点を決めて送り出すのですが、貴方はまだ特典があります。」


妖精さんが頭の上に乗っている神様、めっちゃ可愛らしくて似合ってる。


「転生のことですか?」


転生だから、年齢や性別を選ぶのだろうか。

あ、平民や貴族、王族といった地位を選ぶのか。


「はい、転生ですので種族を選ぶことができます、どうされますか?

補足ですが、身分は平民、性別は同じ、年齢は12歳とさせてもらいます。

今までの全員、ある程度自我が確立して、成長しやすい12歳であちらに送っています。」


種族か。

人以外がいるのがまだ頭の中で常識になっていなかった。


「それと、種族特有の【スキル】や能力の違い、寿命、食べ物、住むのに適した地域などがありますので気をつけて下さい。」


そうだった。

旅をするんだから特殊な環境に適応した種族や、吸血鬼のような食べ物が違うのを選ぶと苦労するから気をつけないと。


話が終わると、神様は書類を書き込んだり、空中の半透明板の操作、電話っぽいのをかけて、準備を整えてくれている。


ありがとうございます。


よし、ここは精霊や半神人といった冒険もするのもいいが、エルフを選ぼう。

寿命が龍人、半神人までは行かないがとても長く、制約される条件がない。

エルフは補助が得意な風属性を持っているから、旅も快適に送れるはず。


人口も多く、人の街に行っても目立つことはなく、別の種族の街でもエルフは信頼されている。

ドワーフとはそこまで仲良くないらしいが、普通の街にいるドワーフならそんなことはなく、ドワーフの街に行くときもお酒を持参すれば大丈夫なので気にしなくていい。


神様はまだ忙しそうなので、紅茶とクッキーを味わいながら【スキル】一覧を読み、頭に入れる。


30分ぐらいだろうか、神様の方も一段落したみたいだ。

書類をテーブルのすみにまとめている。


「種族を決めました。

俺はエルフを選びます。」


「エルフなら、特に問題はありませんね。

では最後に、装備品の選択をお願いします。

願いを叶えるための神器と武器、防具、服、お金、鞄、簡易セットを差し上げます。」


神様がまたちょっと自慢げな顔をして、可愛らしかった。


「神器!!

そんなに凄そうなものを貰ってもいいのですか?」


え、聞いてない。

けど、めっちゃ嬉しい。

アイテムボックスとかあったらいいな。


「神器といっても、本物ではなく模造品です。

それでも充分に強力ですので、悪用しないで下さいね。

本物の神器ですと、特殊なエネルギーがなければ扱うことができず、反動に耐えられる強靭な肉体も必要となりますので模造品をさし上げます。」


模造品といっても、人が作れる限界を超えてるはずだ。

なにが貰えるのだろう、かなりどきどきする。


「神器は選ぶことができるのですか?」


「【固有スキル】と違い、貴方の要望と願いを叶えるのに役に立つかで判断します。

何か希望はありますか?」


やっぱここは、


「【アイテムボックス】をお願いします!!」


「【アイテムボックス」ですか・・

申し訳ありませんが、それはさし上げることができません。

あれは性能があまりにも高く、世界の経済のバランスを崩してしまうため選べないんです。」


ですよねー、チートですもん


「何か似たような物はありませんか?」


「それでは————————【圧縮の指輪】なんてどうでしょう。」










【圧縮の指輪】


所有者に触れている物を【千分の一】まで圧縮することができる。

服や靴などの身につけている場合に限り、装備品ごしに圧縮は可能。

圧縮した場合、重さは大きさに比例して減り、最大で【千分の一】の重さになる。

解放は、触れていなくても対象の名前を念じることででき、元の大きさに戻る。

圧縮したことにより、小さくなればなるほど対象の性質を強化できる。











これ、面白いな。



荷物を圧縮することにより軽くできる上に、持ちきれないほど宝物を見付けても持ち帰れる。

他にも、いろんな使い方ができそうで想像がかきたてられる。


「是非それでお願いします!」


「フフ、気に入って貰えたようでよかったです。

ほかの装備品はこちらのお任せでよろしいでしょうか?」


こちらでは使ったことがないような道具は、あちらの世界のことを理解している方に選んで貰うのが一番だろう。

なんか、お世話になりっぱなしだ。


「はい。すみませんが、お願いします。」


「よかったです、もう準備してありましたので。

これらは、装備した状態であちらの世界に転生させてもらいます。」


さっきの書類とかかな。

防具とか着けたことないから心配だったけど、装備した状態なら問題なしだ。


「あ、最後に頼みたいことがあるのですがよろしいですか?」


ちょっと浮かれていて、大事なことを忘れていた。

あとで後悔するから、しっかりとやらないと。


「なんでしょう?」


神様が首を少しかしげながら聞いてくる。

妖精さんも真似をしていて、真剣な頼み事の前なのに笑ってしまう。


「両親とあの少女に伝言を頼みたいのですが、できますか?」


そう、今が最後のチャンスだ。

やらなかったら、絶対に旅を100% 楽しめない。


「そうでしたね・・。

ええ、大丈夫ですよ。

内容はこの場で口頭で教えて下さい。

伝える方法は、手紙か夢でのお告げ、どちらかを選べます。」


どちらにしようか。

手紙・・かな。


「手紙でお願いします。

両親には、ごめんなさい。・・・略・・・今まで育てて下さりありがとうございました。

少女には、俺のことは、忘れてくれ。・・・略・・・こちらが感謝したいぐらいだから、本当に重荷にしないで欲しい。

どうか、お願いします。」


頭を深々と下げ、神様へお願いする。

やっぱ、大事なことだもん。


「確かに受け取りました。

今日中に届けますので、ご心配なさらずに。

それでは、お別れですね。あちらの世界にお送りします。」


神様と会話できるのをこれが最後か。


少し寂しさを感じる。


それと、やっぱり元いた世界に二度と帰れなくなるのは、つらい。



—————だが、それ以上にあちらの世界が楽しみだ!


俺が想像できない世界が待っている。


もう二度と後悔はしない、全部味わい尽くしてやる。


「チャンスを下さり、ありがとうございました。

楽しかったです、また会えたらお茶でも飲みましょう!」


紅茶ご馳走様でした!


「ええ、その時はお付き合いします。

またお会いしましょう、あちらの世界を楽しんできて下さい。

貴方の願いが叶うことを祈っております。」


神様と妖精さんが手を振ってくれている。

最後まで、楽しませてくれる方だ、笑みがこぼれてくる。


「ありがとうございました。」


俺は、頭を深々と下げて感謝の念を伝えた。




ーーーーーそして、意識が闇に落ちた。


















名前:風切 真土 (かざきり まなと)

年齢:12歳

性別:男


レベル:1

職業:ーー

種族:エルフ


スキル: 【裁縫3】 【料理3】 【土魔法3】 【風魔法3】 【弓術3】 【遠視2】 【索敵1】 【隠蔽1】 【魔力回復1】 【翻訳】


固有スキル: 【探求の魔眼】




装備品: 【圧縮の指輪】












—————隠しステータス




『旅と願いの神 セナ』 の祈り     


スキル: 【良縁(小)】 【気力上昇(小)】 【足腰頑丈(小)】





祈りは加護の下位互換














お待たせしました。

感想等を待ってます。




第4話 現状把握

第5話 古代の遺跡


できるだけ速く上げたいと思います。

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