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第二の仲間

本家でいうところの、猿的役割のキャラクターの登場です。

黒服の人達に襲撃されて数日後、私はお世話になった夫婦の家を出ると決めました。


「本当にいいのかい、もう少しここにいてもいいんだよ。なんなら、ずっと・・・。」

「いえ、お二人にはもう十分助けてもらいましたので。ありがとうございました。」

二人は、とても悲しそうでした。私も実の娘のように可愛がってもらった身として、正直もっと一緒にいたかったです。ですが、このまま私が甘え続けていては、あの人達はまたここにやってきます。せめて、恩返ししないと。


お互い名残惜しそうに別れの挨拶を交わして、私は外の世界へ出ました。


出発してから少しして、私は背後に何か気配を感じました。しかし、その正体を確認する必要はありません。なぜなら、それは例の勇者と愉快な仲間たちが見守ってくれている証拠だと分かっていたからです。気味が悪いですが。


特に当てもなく道を歩いていると、う○い棒コーンポタージュ味を食べながら歩いている少年の姿を視界に捕らえました。第一町人発見です。そして私には、何だか感じるものがありました。


「どうしたのですか、一人で食べ歩いて。お友達はいないのですか、ぼっちさんなのですか。そんな不審者を見るような目で人を睨むから出来ないのですよ。私なんて今、うざったいくらいには友達がいますよ。」

「余計なお世話だ!今日はたまたまみんな都合が悪くなっただけだ!誰も幸せにならない自慢をするな!あと一番の不審者はお前だ!」


・・・開口一番に怒鳴られてしまいました。不審者とは失礼です。

大人しそうな見た目とは裏腹に、まるで猿のようにキーキーうるさい子でした。

猿・・・そうです、この子をお供にしましょう。我ながら名案です。


「ぼっちさん、私と一緒に来ませんか。好きなお菓子を買ってあげますよ。」

「誘拐犯が使う定番のセリフだ‼︎誰がついていくか‼︎」

「駄目ですか…ならば、一緒に遊んであげましょう」

「・・・本当か?」

「はい。本当です」

「・・・わかった、一緒に行く。その代わり、怪我はさせるなよ?」

「もちのろんです」


こうして、私はまた仲間を増やしました。なんというカリスマ性でしょう、自分でも惚れ惚れします。

嘘ばかりついてすみません。

『パラレルな現代版桃太郎』はまだまだ続きます。

次回、犬的キャラが登場します(第2部に出てきたアイツ等はキジ的キャラのつもりです。飛ぶので)。

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