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萌えボイスと呼ばないで  作者: 零堵
~二学期編~
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~第六十七話~

学校が終わって、午後の時間

僕は家に帰って、圭吾けいご父さんと一緒に出かける事になりました。うん……一体、何所に向かうんだろう……と思いながら、山野辺市を歩いていき、辿り着いた場所は……前にも来た事がある、山野辺スタジオだった。

「お父さん、ここ?」

「ああ、そうだ、じゃあ中に入るぞ」

圭吾父さんがそう言ったので、僕と父さんは山野辺スタジオの中に入っていく。

中に入って、エレベーターで二階に下りて、二階の部屋にいたのは、数人の男女がいた。

一体何をしてるんだろう……? と思っていると、女性が何か台詞らしき言葉を言い、カメラマンがそれを撮影している。

「実はな? 今、ここでドラマの撮影が行われてるんだ」

と、圭吾父がそう小さい声で言っていた。

じゃあ、今……ドラマの撮影中なんだ……と納得

邪魔しちゃ怒られるかな……と思ったので、黙って見る事にした。

数十分の撮影が終わり、監督らしき人が

「はい、今日の撮影はこれで終了です、お疲れ様でした」

そう言っているので、どうやら……ドラマの撮影が終わったみたいだった。

「で、お父さん……僕に会わせたい人って?」

「ああ、そうだったな、おーい、美鶴さん」

圭吾父さんが言うと、さっきドラマの撮影中に台詞を言っていた、綺麗な人が僕達の所にやってきた。

「あ、お疲れ様です、圭吾さん」

「ああ、でな? 今日はこの子を紹介しに来たんだ」

「この子って…………あ、あかりの子供ですか?」

「ああ、そうだな」

「そう……あ、始めまして、私、南山美鶴みなみやまみつると言います、えっと……名前は?」

「あ、天野聖です」

「……凄い声……それに見た目も可愛いし……圭吾さん、もしかして自慢の娘って感じなのかな?」

「ああ、そうだな? な、美鶴さんもそう思うだろ?」

「お父さん、嘘つかないで……あの……僕、一応、男なんですけど?」

「……え? 本当……?」

「……はい、こんな外見をしていますけど……こんな声でも、僕は正真正銘の男ですよ」

「はー……凄いわね……じゃあ、男の娘なんだ? 見た目、美少女に見えるしね……それにしても……あかりに似ているわね?」

「あ、そうなんですか? 僕って似てます?」

「ええ、昔のあかりにそっくりよ?」

「あの、南山って事は、僕……真琴先輩の事を知っているんですけど……もしかして」

「あら、真琴を知っているのね? ええ、私の娘よ? 貴方から見て、真琴はどう見える?」

「そうですね……面倒見がいい人だとは思いました、あと同姓にもててる所を見た事がありますね」

「そう、真琴って同姓に結構もてるのよね? 本人はどう思っているか、全く解らないけど、それにしても……」

美鶴さんが、僕の姿をじーと見てきた。

うん……なんだろう?

「ねえ、聖君って言ったっけ? 聖君ならアイドルとして、人気出るんじゃない?」

「それって……女性アイドルとしてですか……?」

「うーん……確かに、聖君の見た目と声だとそうなっちゃう可能性が大きいわねー……圭吾さんは、どう思っています?」

「聖がやりたいのなら、私は全力でサポートするぞ?」

「だそうよ? で、やってみる?」

「……あの、まだ僕、高一ですし、そういうのは卒業してから考えた方がいいかな? とは、思います……」

「そう……まあ、まだ時間があるし、こっちの世界に来たら、私は色々とサポートしてあげるわよ? あと……真琴と出会ったら、仲良くしてやってね?」

「……はあ、ありがとうございます」

「さてと……じゃあ、私はそろそろ帰りますね? お疲れ様でした」

「ああ、お疲れ様、そうだ、朱莉に何か伝えたい事があったら、聞いとくぞ?」

「そうですね……たまには、一緒に遊びに行きましょうって言っておいて下さい、それでは、さようなら」

そう言って、美鶴さんが僕達から離れて行った。

「うん、会わせたい人も会わせたし……聖、これからどうするか?」

「明日から、修学旅行だから、早めに寝て、明日に備えたいんだけど……」

「お、そうか、じゃあ戻るとするか」

「うん」

そう言って、家に戻る事に決めた。

スタジオ内を移動中、僕の姿を見た人達が「あの子可愛いな……新しいアイドル候補か?」とか「アイドルになったら、一緒に競演出来るかも……」とか聞こえてくる。

僕、男物着込んでいるのに、世間にどういった目で見られているんだろう……うん、気にしない事にして、圭吾父と家に戻った。

家に戻ると、朱莉母さんが

「お帰りなさいー」

と言って出迎えてくれて、家族三人揃って、夕食を取る事にした。

夕食を取り終わった後、お風呂に入り、お風呂から上がった後

自分の部屋に戻って、修学旅行に必要な物を、ボストンバックの中に入れる事にした。

荷物をバッグの中に入れ終わった後、明日は遅刻しちゃ不味いので目覚まし時計を早めにセットして、寝る事にして、明日の修学旅行に備える事にしたのであった。


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