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萌えボイスと呼ばないで  作者: 零堵
~夏休み編~
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~第二十七話~

僕が、お爺さんの家にいる事になって、三日目になりました。

相変わらず、僕の父さんとお爺さんは、仲が悪く、結構口論をしていて、朱莉(あかり)母さんが、それをなだめると言う感じが結構見られた。

「聖、今日はどうする?」

と、朱莉母さんが、聞いてきたので

「まだ、何も決めてないよ?」

と言うと

「じゃあ、私と買い物に行きましょうか?」

「買い物?」

「ええ、嫌?」

別に、断る理由もなかったので

「うん、じゃあ、一緒に行く」

そう言うと、父さんが

「一緒に行くのか? じゃあ、お土産楽しみにしてるぞ?」

そう言って、お爺さんが

「じゃあ、今日も釣りに行くとするか、ワシは」

そう言って、お爺さんが釣り道具を持って、外に出て行ってしまった。

「じゃあ、私達も行きましょうか? 聖ちゃん」

母さんがそう言うので、僕は「うん」と頷いて、一緒に外に出る事にした。

外の天気は結構天気がよく、蝉の声が聞こえてくる。

田舎の町なので、道路が舗装されてなく、山道みたいな感じが結構あった。

「じゃあ、商店街があるから、そっちに行きましょう」

そう言って、母さんと二人で、商店街があると思われる地域の方へ向かう事にした。

数十分歩いて、川下商店街と呼ばれてる場所に着いた。

人が沢山いて、賑わっている。

「何を買おうかしら……」

そう言いながら、お店を見て回っていると

「あ、もしかして……朱莉さん?」

そう言ってきたのは、昨日釣り現場で出会った、シゲさんだった。

「ええ、そうですけど……貴方は?」

「覚えてるかな? 志郎の釣り仲間のシゲだ、十年ぶりか?」

「あ、ああ~シゲさんですか、お久しぶりです」

「隣にいるのが、昨日あった聖さんか」

「あ、はい、今日は母と買い物に来たんです」

僕がそう言うと、シゲさんの所に高校生ぐらいの男の子がやってきた。

「爺ちゃん、待たせたな……って、あれ?」

「お、真崎(マサキ)昨日言った聖さんだぞ?」

「え?……」

真崎と呼ばれた子が、僕の姿を見て、こう言って来た。

「じゅ、十年ぶり……それにしても……かわいい……」

「え? かわいい……?」

「声もいい! えっと、聖って呼んでもいいかな?」

「あ、別にいいよ? え~っと……僕は、真崎君って呼んだらいいのかな?」

「う、うん」

なんか、真崎君が、顔を赤らめていた。

なんか……嫌な予感がするのは、気のせいかな……?

「聖ちゃん、真崎君と一緒に遊びに行く? それなら、私は一人で買い物するけど?」

母さんがそう言ってきたけど、僕は

「いいよ、母さんと一緒に行く」

「そっか、邪魔しちゃ悪いな? ほら、真崎、ワシの手伝いを頼むぞ」

「わ、解ったよ、それより聖……今度はいつ会える?」

「いつ会えるって言われても……地元に帰らなきゃだし……」

「そうね、いつまでもこっちにいる事はないしね? 聖ちゃん、あっちでバイトあるのでしょ?」

「うん、予定では明日から入れてるから」

「じゃあ、今日の買い物したら、帰りましょうか」

「うん」

「そっか……帰っちゃうのか……また、こっちに来てくれよ? それじゃあ……」

そう言って、二人と別れて、母さんと商店街でお惣菜と肉を買って、家に戻る。

家に戻り、昼食を母さんと一緒に手伝って、出来た物を家族全員で食べる事にした。

あっという間に食べ終わり、帰り支度をして、お爺さんの家を出る。

出る時に「また、遊びに来てくれ」と言って来たので「うん、遊びに来る」と言って、お爺さんの家を出て、バスに乗り、新幹線に乗って、山野辺市に辿り着いた頃には、もうすっかり夜になっていた。

そこから、自宅に戻り、明日は「アイライク」でバイトがあるので、今日はもう寝る事にした。

こうして、僕の里帰りは、終わったのでした。

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