第二章 わたしの海 付録 登場人物および世界観
■登場人物■
カレン・バッカス
テッドの良き相棒。女性だが、テッドには弟分のような存在。
代々宇宙貨物業を営む名家で、所謂、お金持ちのお嬢様だが、砂上船サンドクロールス号では副長を勤め、宇宙貨物船ビックスペンダー号では、副長ではあるが、テッドの雇い主でもある。今回は、宇宙貨物船ビックスペンダー号の処女航海に出る。
ウルスラ・ダントス
超巨大企業ダントスの会長の娘。とてつもないIQの持ち主で、超ド級の科学者。
テッドとカレンの幼馴染だが、カレンだけには子供の頃から冷たい態度をとることがあった。宇宙貨物船ビックスペンダー号の処女航海にテッドたちと同乗する。
テッド・グラーノフ
砂の海の惑星に巣くう「砂漠の鼠」と呼ばれる行商人。
砂上船サンドクロールス号の船長で、宇宙貨物船ビッグスペンダー号の雇われ船長。
姉や妹など仲間を引き連れ、宇宙貨物船ビックスペンダー号の処女航海に出る。
サンチョス・ロドリゲス
砂上船サンドクロールス号の砲銛手で、ピカ一の砂虫漁師であるホセ・ロドリゲスの弟。
テッドの姉、アーニャとは軍隊で知り合い、よき相棒として数々のミッションをこなしてきた。アーニャに誘われ、宇宙貨物船ビックスペンダー号の処女航海に出る。
アーニャ・グラーノフ
テッドの五歳上の姉。元、軍人。恋人を追って軍隊に入ったが、水があっていることに気づき、恋人を抜いて戦いに興じるがそれも覚め、実家に戻って起業する。
弟とカレンを気遣い、相棒を連れて、宇宙貨物船ビックスペンダー号の処女航海に出る。航海に出た後も、ネットを使ってしっかり社長業もこなしている。
マリア・グラーノフ
テッドのひとつ下の妹。一見、何も考えていない天然のような振る舞いをするが、都会では十歳上の姉の下で政府ご用達の運び屋業の秘書兼助手を勤める。容姿の幼さを利用して、四歳ほどさばを読んで仕事をしている。仕事面での彼女は、クールな切れ者だが、疲れるので、家に帰ると兄貴に甘えてしまう。
マルコ
テッドの砂上船サンドクロールス号のコック長、ジュリアーノの弟。兄同様に信じられない素材から極上の料理を生み出す技を持つ。得意な料理素材は昆虫類。テッドに誘われ、宇宙貨物船ビックスペンダー号のコック長に就任する。
宇宙貨物船ビックスペンダー号
イーステラ惑星連合にある巨大企業グレン社傘下の軍事開発部門が星間国家連合軍へ払い下げする戦艦。グレン社は、代々、バッカス家にそのモニタを依頼しており、今回、新型戦艦をカレンに与えたもの。戦艦は偽装が施され大型貨物船として登録されている。
対話式の人工知能FUY-9000が戦艦の意思となっているが、普段は人格を出して来ない。
■世界観■
人類が地球を飛び出して、何千年も経過した未来。惑星連合という統合された惑星国家共同帯がいくつかあり、その中で独自の暦、通貨単位がある。この物語の登場人物たちは、イーステラ惑星連合と呼ばれる惑星国家共同帯に所属する。他に、ウェステラ、ノーステラ、サウステラがある。
文化はそれを守りたい人々が受け継ぎ、その祖先が何であったかを伺える特徴(遺伝的特徴や、姓名、行事、遊び、料理、髪型、民族衣装など)を垣間見ることができる。技術は部分的には衰退している場合もある。地域ごとの言語はあるが、統一言語を使っており意志疎通は出来る。
■技術■
恒星間航行(亜光速航行、ワープなど)では、光速を超えた航行が可能であるが、これを行なえるエンジンは一般の宇宙船には搭載されていない。
恒星間通信
ワープ技術を応用し、時空にワームホールを開けそこに通信網を通すことで遅延の少ない映像および音声の通信を行うことができる。
■惑星国家■
アクアリア
イーステラ惑星連合に属する緑と海の惑星。マキナ・グレンの故郷。惑星国家としては政治が不安定という問題点を持つ。
砂の海の惑星デュナン
四つの惑星連合には属していないが、中心都市であるオアシスゼロにだけ仮のイーステラの拠点が立っている。星の自然環境が厳しすぎるため、文明人には向かない土地だが、鉱物資源などは豊富に存在しており、一攫千金を狙う強者が巣くっている。多くの無法者が根城にしている星でもある。外を歩くには常に強烈な紫外線と高熱から身を守る為の砂漠服を着用しなければならない。
エデン
イーステラをはじめとする四つの惑星連合帯に所属する人工惑星である。惑星の中心部には重力発生装置があり、自転が行なえる。政府関係の軍事産業や研究所等が数多く点在する。居住しているのは政府関係者や特権者の家族のみ。犯罪者など、政府に要注意人物としてマークされている者へは居住が許されない。
但し、商売に関しては、厳しい入監許可させ受ければ、一定期間であれば滞在を許されることがある。
ようやく第二部を終了できました。プロローグ+7部のエピソード+エピローグでの計9幕の構成でどうにか終わらせることが出来ました。今後もこの構成で描きます。
次回作はありますが、もう一本カレンで作るか、いっそ三人称に変えようか思案中です。少ないけど更新のたびに読んでくださる読者の方々に感謝しております。
できれば感想もいただけますと励みになります。今後ともよろしくお願いします。




