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魔法使いはおばあさんかおじいさん

(サイド・鷹明)

さっさと帰ってくれて良かった…

知らずに握ってた拳を開く

男のくせに化粧してるヤツらよかは何倍もマシだが、やっぱり苦手なタイプだ。隠してっけど美人だなアレ。


「あれ?雪白くんもう帰っちゃったの~?つまんにゃーい」

「ッルセー!さっさとパン寄越せ」

「はいはい。む~。もっと早く用意しなきゃかなあ?あ、雪白くんにお弁当作ってもらいなよ!愛妻弁当!」

「冗談じゃねー!信用出来ないやつの飯なんか食えるか!」

「ま、慣れるまでは、待ったゲル~」


クソッ!愉快犯めっ!


次の日から、あいつは自分一人でここへ来て弁当食って帰るようになった。

カズが、雪白くんいなかったんだけど~?と入れ違いになってるくらい早技だ。

飯食って帰った、ってもウソだと思ってたしな

10分間、会話もなく。あいつは飯を食うだけだが少し分かった事がある。

丁寧な物言いな割りに冷淡で肝も座ってる。なよなよしてんのかと思ってたが違うかった。

今は睨みつけずに済むようになった、と思う。

料理が上手い。

対価はちゃんと名前を使うこと。

こいつなら、大丈夫そうだ。


今日は直ぐに帰らず俺がパンを食べ終えるまで、静かに部屋を眺めてる。いや、観察?か。珍しいんだろうなぁと思ってたら掃除していいか、と聞かれた。

見た目通り綺麗好きみたいだ。(綺麗好きとか言う話じゃないらしい)

俺がソファに居座るならいいっうことになってカズ達が出て行く。

窓を開けると、どこから出したのかゴミ袋にゴミを片付け、物を整頓していく。

普段から家事してんだろなぁ

しかし、ソファに寝転びながらマンガ読みつつ掃除してんの見てるってドラマの日曜のオヤジみてー

「藤堂さん、足退けて」

「ぁ、おぅ」

ゆきしろは淡々とソファの下を箒で掃いていく。

あ、いつの間にかラグが干されてる

「まったく、食べ物ゴミくらい片付けて下さいよ!あの汚らわしい虫が繁殖するじゃないですか!」

う、それは確かに嫌だな

あ、除菌消臭スプレーまで出しやがった。


すげー!魔法みたいだ。

整頓された本、整えられた家具、座っても汚れない床。無かったゴミ箱も設置されてるし、なにより臭くない!

思わず携帯でパチリ、んでから電話

「おい、カズ!すげー!部屋来い!みんな連れて来い」

「せめて3日は保っていただきたいですが」

「あー、すまん。無理かもしんねー」


「終わった~?って、何コレ!超綺麗!」

「うわ!この部屋こんな広くて明るかったんだ」

「魔法でも使ったのか!?」

みんなが入り口で固まってるとゆきしろに肩を叩かれた

「ん?なんだ?」

「藤堂さん、近しいお仲間は何人いるんです」

「あ?仲間自体は「ここに来るメンバーは?」…10だ」

「それは固定ですか?」

「ああ、強いヤツ上位10だけがここ入れるから」

「…分かりました。みなさんの名前教えて下さい。あ、呼び名で構いませんから」

「おぉ」


「なぁに?俺らに探り~?」

「まさか?そんなくだらない事、私になんの利益があるんです?散らかした方を怒るためですよ。」

「あ、んじゃ、ちょうど良いしメンバー紹介しちゃおっか!」


あ、ウザイこと言い出すやつだ、これ。


「我らが『ライジングイーグル』

No.10、みんなのペット、ケンちゃん!餌はあげないでくださーい

「誰がペットッスか!」

No.9はお調子者なサトル!オヤツは甘いものより「ポテチが好き!」

No.8はお気楽者なジンくん、好き嫌いは?「ないでーす」

No.7は無口な忠犬ワンコ、マモルくんはチョコが大好きー!「うん」

No.6は我らのアイドル、お菓子も喧嘩も大好き、ラブリー光希ちゃ~ん!

「よろしく~」

No.5と4は喧嘩は拳で左近くんと喧嘩は口で右近くんの双子ちゃ~ん!さっちゃんは甘党、うーたんは激辛マニア

「さっちゃん言うなや!バカズミ!」

「うーたんはないわぁ、カズミン」

No.3はピンクヘアーがチャームポイント!ニ海堂一美く~ん、カズってよんでね~ん!好き嫌いはありませ~ん!

No.2は顔も渋い参謀の渋やんは甘いのは苦手「渋川龍樹だ」

No.1はもちろん、我らが甘党なボス、藤堂鷹明く~ん!

んで、みんなぁ!この度、鷹明くんの恋人に選ばれた雪白梓くんでーす!手ぇださないよーに!」


「しばらく、お邪魔することになりました。よろしくお願いします」

ぺこりと頭を下げたゆきしろの元に光希とジンが近寄る。


「雪白くんさぁ?俺ら怖くないの?総長の『恋人』ってもさぁ、ヤられるかもよー?」


「怯えはしませんよ、ウザイでしょ?何かあれば、対応するだけです。」

「普通校舎の割りに図太いねー?」


お?なんか、ゆきしろ受け入れられてね?


「で、鷹明く~ん?いつの間にあーんするくらい仲良しになったのさぁ」

「えっ、総長があーん!?」

「卵焼きが食いたかっただけだ」

「だからぁ、お弁当作ってもらいなよ~。ねぇ、雪白くん」

「いえ、それはちょっと」

「ダメか?」

「ダメというか」

「そうだよねぇ、お金も時間も労力もいるもんねー大変だもんねー」

「!金なら払う!たまにでもいい!」

「え?いえ、私の腕の問題で」

「卵焼きがありゃいい!」

「流石にそういう訳には…。分かりました、一度作りますから、期待はしないで下さい」


「あれ?なんか総長イイカンジ?」

「手作り弁当なんて少女漫画みたい!」

「光希、たのしそー」

「だって総長ってば、美人系綺麗系チワワ系の男子毛嫌いだし、浮いた話ないじゃん!平凡男子は範囲内なのかなぁ?」

「でも、あいつ、腹、黒いって絶対」

「かかあでんか」


なんか、すげー言われようだな。俺。





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