2話 状況説明
はいど〜も、俺はアウスと申します。何を隠そう、実は異世界からの転生者という者でございます。
前世は実家住まいのフリーターで薄給の中必死に節約を頑張って生きてたんだけど、結局限界が来ていつの間にか死んじゃってたらしい。で、目が覚めたら異世界に転生してたってわけ。
別に、元の世界に未練があるわけでもない。どうせ、家族からも疎まれてたしね…姪っ子にセクハラしてからめっちゃ嫌われたんだよな…失敗失敗。
ちなみに、前世ではついぞ童貞のまま死んでしまった…、なので!今世こそは!!童貞を卒業する!
――と、意気込んで16年。どうやら俺は才能が割とあるらしく、魔導騎士育成学校のSクラスというのに入ることができた。この学校、漫画でよく見るような平民差別とかあんまりないんだよね、助かるわ〜。
そして、現在そのSクラスとやらに向かっているのだが…なぜか、同じクラスの4人に抱きつかれている。
『そういえば…、ディアとアウスは、貴族ではないのでしたよね?』
『えっまさかタリアさん…、差別…!?ねぇアウスどうしよう…、やっぱ平民嫌われてるらしいよ?』
『いや、何もそういう事では…、というか!なに抱きついてるんですか!離れなさい!!』 『あ……、じゃあ私も…。』
『あ〜!ずぅ〜る〜い〜私もアウスくん抱きたいのにぃ〜!』
『じゃあ抱けばいいじゃないですか』
『あ!たしかに!!』
『ぬぬぬ…!!くっ…私も!!』
っていう流れだった気がする。うん、なんで??
考えれば考えるほどなぜ俺に皆して抱きつくのか分からん…分からん、が!モテてるっぽいので!!よし!!
ちなみに、右腕に来てるのが、ディア。魔術部門の首席。俺は2番目ね。首席っていうか、実技も知識も満点らしい。意味分からんすごすぎ。編入組のはずなのに優秀すぎて怖い。いやほんとまじで
んで左腕にいるのがメルシィ…さん。同い年のはずなのに俺をくん付けしてきたりするので、年上感というかお姉さん感が強いのだ。中等部では生徒会長もやってたらしい。
背中に引っ付いてるのが、タニア。教皇様の娘で光魔法の才能がやっばい。それと誰に対しても敬語使ってる。なんか距離感じるんだよね……この中で1番付き合い長いのに…。
前から俺に覆い被さってるのが、アルマ。覆い被さってるってのは比喩とかでなく、ガチで。俺が168センチなんだが、アルマは200センチ超えらしい。しかも剣の方では首席だ。それなのに妙にオドオドしてるんだよな〜〜、う〜ん。
そんな風に色々考え事をしていたら1日が終わってた。4人は名残惜しそうに帰っていった。
さすがに、前世名誉童貞の俺でもわかる。
「ふへっ。モテ期来ちゃったかなこれはよぉ!?俺の時代、到来!!」
アウス:先に言っておくとこいつクズです。私がちゃんとクズとして書けるかは分かりませんが…。ちなみに、姪っ子にしたセクハラは風呂乱入→お触りです。
ディア:一言で言うと天才ですね。
メルシィ:お姉ちゃん
タニア:お嬢様っぽいけど…
アルマ:高身長幸薄女子をやりたかった。




