1話 愛したいし愛されたい
ここは、魔導騎士育成学校。いずれ来たる魔王への脅威へと備え、次世代の戦力を育成する学校である。当然誰も彼もレベルが高く、上位のものは既に実戦でも通用するレベルにある。
そんな学校の前に、男女5人が立っていた。彼らはこの学校でも特にレベルが高く、英雄級の才能を持つ者だけが所属する[Sクラス]の生徒である。彼らの放つそのオーラに当てられ、周囲の生徒が遠巻きにざわめく。
「おい、あれ…Sクラスじゃないか?今年は5人もいるのかよ!?」
「一昨年は3人…去年なんて1人だもんな。それだけ今年は豊作だったってことか?ってか、男1人に女4人なのかよ!?」
「くっ…羨ましい…っ!!俺にも才能があれば…」
「いや、見てみろよ。何か言い争ってるっぽいぞ?」
「いや違うな。アレはいわゆる痴話喧嘩というもの…。ほら見ろ!女が一斉に男に抱きついたぞ!」
「嫉妬で死にそうだから帰っていいか」
「ダメだろ。というか…あいつ、抱きつかれてるくせに表情変わってなくないか?」
「ほんとだな、ずっとすまし顔で…クソっ!嬉しくないならそこ代われよぉぉ!!クッソ…!」
ちなみに、当の抱きつかれている男だが
(いぇぇぇぇぇぇ何か知らねぇけどめっちゃモテてるぅぅぅぅぅ!!!Fооооо!嬉しぃー!!!モテ期来ちゃああああ!!!)
と、内心で考えているが漏れ出ないように頑張っている。
主人公:モテてます。暫くはラブコメしてもらいます。
Sクラス:2、3年のSクラスですが、ほぼ名前だけになりそうです。多分本編での出番はありません。今年の面子と比べたら比べ物にならないくらい弱いし。
次回から普通に一人称視点です




