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付き合っている幼馴染の彼女が他の男とキスをしているのを目撃した。俺はそんな幼馴染を棄ててから...だったのだが  作者:
第二章

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29/30

29、3人

糸水鶴弥が自らの兄。

美緑に殺害された。

その事に俺は衝撃を受けた翌日の事。

家に満里奈と詩織が来た。

俺を見ながら笑みを浮かべる。


「大丈夫?」

「ああ。まあな。大丈夫だ」

「...まさか殺すなんて...」

「確かにな」


俺は静かに満里奈と詩織を見る。

詩織は「...」となりながら考え込んでいた。

その姿に俺は「詩織。大丈夫か?」と聞いた。

すると詩織は「情けない」と呟く。


「?...情けない?」

「完全に逃げです。糸水兄弟がやった事」

「...まあな」

「だから情けないって思えました」


詩織はそう言いながら眉を顰める。

満里奈も「こんな結末になるなんてね」と話す。

そして満里奈は「...私が馬鹿だった」と呟く。

俺は「?」を浮かべた。

それから「何故だ?」と聞く。


「私は現に有紀を裏切ったから」

「それは...そんな人間と付き合うのが愚かだったとか?」

「そうだね。私は...何をしているんだろう」

「...満里奈。俺は過去は変えられないと思う。だけどさ。...俺はお前は反省しまくって前を見つめている。前に歩いて行けば良いんじゃないか」

「でもさ。反省だけじゃ...ね。現に性病も移されたし。...ね」

「ああ。まあ確かにな。だけどさ。...お前は精一杯頑張ってスゲーよ」

「有紀らしいね。ありがとう」


それから笑みを浮かべる満里奈。

俺はその姿を見ながらお茶を出した。

すると満里奈が「そういえば」と切り出す。

そして「最近はどうなの?詩織との関係は」と聞いてくる。

俺は詩織と顔を見合わせてから笑みを浮かべる。


「当然、上手くいってる。...お前は?」

「私は...うん。石橋くんは凄く良い人だよ」

「その関係性を失うなよ」

「うん。私は...うん。大丈夫」


そして満里奈は柔和な顔をした。

俺は頷きながら居るとスマホの電話が鳴った。

何だよ。

そう考えながらスマホの画面を見る。


「...隆道...」


俺は2人に断りを入れた。

それから直ぐに電話に出る。

すると隆道が「おう」と出た。


「どうした?」

「いんにゃ。4人でまた集まらないかって話をしていてな。満里奈さんと詩織さんも呼んでな」

「ああ。そういう感じか。分かった」

「満里奈さんと詩織さんは居るか?」

「電話をスピーカーにする」


それから隆道との通話をスピーカーにしてから2人の元に戻る。

すると2人は「?」となりながら俺を見た。

俺は2人に「隆道からの伝言だ。また一緒に集まらないかって」と言う。

2人は「あ、勿論だよ」と返事をした。


「具体的には?」

「ああ。で。隆道。具体的には?」

「ああ。近所にゲーセンあるだろ?」

「確かにな」

「皮膚の事が心配だからさ。そこに集まらないか?」

「成程な。分かった」


そして俺達は話を進ませていく。

すると隆道は「今度の土曜は?」と聞く。

俺達は「ならそれで。祝日だったな」と話し合ってから笑みを浮かべる。

そうしていると隆道が「ああ。集合はファミレスでな」と言った。


「ああ。任せた」


それから俺達は笑みを浮かべる。

隆道は「任せとけ。選ぶのは結構好きだからな」と話した。

俺は「マジかよ」と苦笑する。

そして「なら任せるわ」と告げた。


「ああ。そういうのは得意だ」


そして隆道は「んじゃ今から電話を近所のファミレスに予約出来るかかけてくるわ」と言う。

俺達はそんな隆道に「任せた」と話した。

それから電話は切れる。

俺は満里奈と詩織を見た。

満里奈も詩織も「相変わらずですね。石橋さん」と苦笑した。

俺は「まあな」と返事をする。


「...アイツの明るさには救われてるよ」

「確かにですね」

「それは確かに」


そんな感じで話していると「そういえばなんですけど」と詩織が口を開いた。

それから「有紀さん。私の皮膚病なんですけどお医者さんには良い感じに言われていました」と返事をする。

俺は「え?そうなのか?」と言う。


「まあ完治はまだまだ先みたいですけど」

「だろうな。でも良かったじゃないか」

「良かったんですかね。あはは」


それから詩織は苦笑した。

俺は「マジに良かったって思う」と話した。

満里奈も「初めて聞いたよ?」と苦笑。


「うん。サプライズだったからね」

「サプライズって。そんな大切な事はサプライズにしないんだよ?」

「まあね。でも驚いたみたいで良かった」

「...全くな」


そして俺達はまた笑い合う。

そうして時間は過ぎていった。

俺は2人を玄関から見送りそのまま室内に戻る。

その際に写真立てを見てから笑みを浮かべた。

色々あったなマジに。

まあまだ終わりじゃ無いけど。



翌日になり俺はゆっくり起き上がる。

それから横にあるスマホを見る。

時刻は...午前6時だった。

俺は「まだこんな時間か」と呟きながらゆっくりベッドに横になる。

しかし...隆道もよくやるよな。


「俺も負けてられないな」


そう言いながら上着を持ってから着て表に静かに出てから歩き始めた。

まだ朝の香りがする。

朝の香りが心地良いな。

考えながら歩いていると「おはよ」と声がした。

背後を見ると頭にバンダナのゴミ拾いをしている満里奈が...。

ちょっ、何してんだ?

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