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付き合っている幼馴染の彼女が他の男とキスをしているのを目撃した。俺はそんな幼馴染を棄ててから...だったのだが  作者:
第二章

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21、クラスメイトの優しさ

学校に来てから俺は目を丸くしていた。

何故ならクラスメイトがとんでもない事をしていた。

隆道が主導でやったらしいがクラスメイトによる応援の寄せ書きが作られていた。

詩織と満里奈に対して。

俺は唖然としながら「お前らという奴は」と少しだけ気分が晴れやかになった。

ったく。


「つー訳でさ。この寄せ書きを是非、満里奈さんと詩織ちゃんに届けようぜ」

「...ったくな」


それから笑みを浮かべる俺。

そして寄せ書きをクラスメイトから受け取る。

「後は空田が書けば全部完成だぞ」と言う。

俺は苦笑いを浮かべながら「そうか」と返事をした。


「因みに俺も書いた」

「隆道...お前いつからこんな計画を?」

「俺はこういうサプライズ系が好きでな。随分前からやってたぜ」

「ったく」


そしてクラスメイトを見る。

クラスメイト達は笑みを浮かべてから「頑張れよ」とか言ってくれた。

俺は苦笑しながら「ありがとうな。みんな」と言う。


「まあ大変な事ばかりかもしれないけどさ。きっと先の未来は切り開ける筈だ」

「今が正念場だわ」

「俺もそう思う」


そんな感じで笑うクラスメイト達。

俺はその言葉に「...助かる」と呟いた。

それからチャイムが鳴り響いた。

最後、お花見は今週に決まってから話し合いをしていた。



俺は立ち上がりメッセージに打ち込む。

相手は満里奈だ。

それから満里奈を教室に呼び出した。

そしてクラスメイトに紹介した。


「...あの。佐藤満里奈です」


不安げな感じでそう言う満里奈。

するとクラスメイト達は「宜しくぅ!」と笑顔で言った。

驚愕する満里奈。

そんな満里奈に女子生徒が近付く。

その事に満里奈はビクッと身を退いて行く。

だが女子生徒は段々と近付いて行く。


「そんなに警戒しないでも大丈夫だよ」

「え、でも...私の事は...」

「確かにそうかもだけど。性病。病気の事は理解している」

「じゃ、じゃあ私は...」

「でも治療を必死にしているって聞いた」


その言葉に満里奈は驚愕する。

それから満里奈は「...」となり俯く。

すると女子生徒は満里奈の手を握った。

そして「お花見しようね!」と笑顔を浮かべる。

満里奈は唖然としていた。


「...わた、私は...」

「満里奈。...受け取れよ。せっかくだしな」

「だけど私はそんな」


男子生徒が近付いて来る。

それから満里奈に「大丈夫だ。俺達はまともに佐藤と対話したい。話がしたい」と言う。

満里奈は「...ありがとう」と涙を浮かべた。

それから「ありがとう...」と呟く。

俺はその言葉に「...」となりながら満里奈を見ていた。


「あのさ。どうせなら」


男子生徒の1人が手を挙げてそう言った。

そして男子生徒は「明日みんな予定合う?」と言った。

今日?

俺は男子生徒を見る。


「明日学校休みだし全員で行かね?花見」

「マジで?」

「明日か...良いかも知れないな。晴れているしな」

「全員の予定は合うのか?」


そんな会話になっていく。

俺は驚愕...というか。

寧ろ満里奈が驚愕しながらあたふたする。

「私に合わせなくても」という感じになる。

クラスメイト達は「合わせている訳じゃねーよ?」と各々で話した。


「え?」

「寧ろ花が散るから先に手を打ちたいだけだしな」

「...!」


満里奈は唇を噛む。

それから顔を上げた。

そして「ありがとう」と言ってから笑みを浮かべた。

するとクラスメイト達は「気にするな」と柔和に対応をしてから「んじゃそうなった以上は準備すっか」となる。

チャイムが鳴り響いた。


「あちゃ~。鳴ったか」

「また後でだな」

「確かにな」


そしてクラスメイト達はゆっくり椅子に腰掛ける。

満里奈は「有紀。また」と言ってからクラスに戻って行く。

俺はその事に「ああ」と返事をした。

それから満里奈は嬉しそうに戻って行った。



満里奈が戻り俺は授業を受ける。

それから俺は授業を...おや?

スマホに通知が。


(有紀さん。久々にデートしませんか)


そう書かれていた。

俺は(分かった。ありがとうな)と打ちメッセージを送付してからメッセージを見た。

すると数秒経たずしてからメッセージが来た。


(ありがとうございます)


という感じで、だ。

俺は(どこでデートする?)と聞く。

すると詩織は(はい。今日はちょっと皮膚の調子が悪いので出来れば地下街で)と書いてくる。

その事に俺は(ああ。お前が好きな場所に行こう)と書いてからメッセージを飛ばす。

詩織は(ありがとうございます。有紀さん)と書いてきた。


「有紀」

「ああ。隆道」

「誰とメッセージだ?」

「詩織だ」

「そうか。明日の件、大丈夫か?」

「あー。一応聞いてみる」


隆道に言われるまで忘れていた。

そう考えながら俺は(詩織。突然ですまないが明日お花見するんだが。お前は学校休みじゃないよな?)と書く。

すると詩織は(明日は休みですね。多分町内の学校は職員会議で全部休みです)と書いてきた。

中学と高校じゃ別物と思ったんだが。


(明日がお花見ですか?)

(ああ。突然ですまないが)

(分かりました。お姉ちゃんは知っていますか?)

(知ってる。いち早く伝えた)

(そうですか。分かりました。じゃあ楽しみにしてます(^^))


詩織はそう書いてきた。

俺は(でも皮膚の状態は大丈夫か?)と書く。

すると詩織は(まあ状態にもよりますが多分大丈夫です)と書いてきた。

俺は(そうか)と返事を書く。


(なら明日はお花見だな)

(凄く楽しみです。あ、お弁当要りますかね?)

(要らないだろうな。かなりの人数居るしな)


そんな会話をしながら居るとクラスメイトが「なあ。空田」と声をかけてきた。

俺は「ああ」と返事をする。

それからクラスを見渡す男子生徒。


「花見用に飲み物係、弁当を作る係とか決めたいんだ」

「ああ。成程な。じゃあまあゆっくり決めるか」

「だな。クラス全員で話しよーぜ」


すると教室のドアが勢い良く開いた。

それから「うちの担任もお花見に是非と来るってよ」と男子生徒が目を輝かせながら言う。

どうやってだよ!?

そう考えているとその男子生徒は「まあ会議が終わってからだけどよ」と言う。

マジかよ。

俺達は顔を見合わせる。

それから苦笑し合う。

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