イカきゅ〜ばん!
スランプ状態からなんとか書き出したものをお試しであげます。
「ゲソゲソ……。ついに地球侵略も夢じゃないげそ……。おい、タコシタ!"イカスミンビーム"の準備を!」
ゲソリン。それは宇宙生命体の一人の名前である。かつてゲソリンは地球人から、虐められ、そうして地球人がトラウマとなった。
「だがイマ!それも過去の事になりつつあるゲソ!"イカスミンビーム"を撃って地球人が苦しむ様をミルゲソ!」
発射ボタンを押し、イカスミが全世界、地球上にばら撒かれた。
「ゲソゲソゲソ!苦しめ苦しめゲソ!」
モニター越しに経過を見ていると、「やあ」と声がする。
「キサマは……!スパイのタコミン!何故ここに!?というかよくここが分かったゲソね!」
「だって司令室変わってなかったし」
「あっ、そっカ」
「地球に———!」
タコミンはゲソリンに近づき体を持ち上げ、
「行ってこい———!」
ゲソリンを宇宙船「イカイカゲッソー」から突き落とした。
「わあああああ」
ゲソリンは落ちてゆく。皮肉にも地球に。
「や、やだゲソ!ゲソは帰るゲソ!」
するとパラグライダーをしていた親子にぶつかり、
「避けて———!」
「何という!」
「ナントイウ?」
「サナタ!こんな美人な人と死ねるならお父さん死んでも良いぞ!」
サナタというのは地球人の少年だ。
「ば、バカ!父さん!オレは死なないからな!絶対助かる!」
瞬間、ゲソリンは地球人への恨みを忘れて一人の少年に恋をした。
「仕方ないゲソねぇ!助けてやるゲソ」
イカスミを吐き、地面を黒くした状態で筆で「枕」と書く。すると……
「すごいよ!父さん。枕が出来た!」
そうしてゲソリンは力尽き……
評判良ければ、連載小説にします。
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