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ライフリング  作者: 羽田憲二
第8章
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強敵

マレイの演説は首都の住宅街で行われた。

大勢の市民が緊張感のない顔で見物している。

治安が良すぎるせいで握手なども頻繁に行っている。


まぁ当選するには市民の心を掴むしかないから仕方ない。

俺たちはいつもより軽装備だ。

だが全員スーツの下にはピストルを隠している。


この日の為に服の下からの抜き撃ちを全員が特訓した。ましてや人混みだ。外したら全てが消える。


マチルダも普段いじらない38口径を気にしていた。

バートやザックは元から改良していたから問題は無い。

てっきりカスタムするかと思いきや、銃自体を変更したみたいだ。彼女らしい。


同じ38口径だが、抜き打ちに特化したM49というリボルバーだ。良い選択だ。


「みなさん、このマレイに清き一票を!!」

メインはなかなか張り切っているな。

大物程では無いがそこそこの人気だ。


群衆の中に明らかに目つきのおかしい男がいる。

まるで狼の様だ。


アイコンタクトで全員が警戒する。

近づいてきた。

咄嗟に抜こうとしてやめた。


「いつも‥応援してます」

「ありがとう!是非私から握手を!」


普通の応援者だった。

気を抜いては行けない‥!


その時帽子を被った普通の中年男性がポケットに手を入れた!!


なんと俺の目を見ながら動いている!!

即座にSP全員が抜く!


まるで世界がスローになったみたいだ。

下手に伏せろと言っても手遅れな場面だ。


早すぎる!!

俺の銃の照準が追いついていない!


ズパーン!!

ダーン!


2発響いた。犯人とSPの誰かだ。

俺も遅れながら発砲する。

バン!


犯人が倒れた。

スロー解除と共に群衆の叫び声と走る姿が目に入る。

すぐさま周囲の警戒と確認をする。

誰一人傷ついていない。


バートとザックは射線に人がいた為撃てなかった。

どうやらマチルダが事件を解決したらしい。

「マレイさん此方へ。ザックは警戒!2人は確保!」


バートは頼れる。的確な指示を出す。

俺とマチルダで拘束する。

犯人の両腕は血に染まって動けないが意識はある。


「手間かけさせるね!オッサン!」

マチルダは御立腹だ。


「ぐぎぎ‥」

哀れなガンマンだ。


「マチルダ!ありがとう」

素直に感謝だ。俺は命を救われた。


「借りは返したよ英雄!」

はじめて渾名で呼ばれた気がした。

思わず笑う。


「さて、ゆっくり話そうか?」

俺たちは犯人を連行した。



いつもの取調室。前にも使ったな‥。

「なぜ俺なんだ?」


「お前はワシの抜き撃ちに負けた!思い残す事は無い!早く殺せワシを!!」


「馬鹿じゃないかい?」

マチルダは落ち着いている。


「この男はドラゴンにも戦にも勝ち抜いた奴だ。ほとんど人の為にやってんだ。アンタの技は荒くれ者が使うような手段だ。情けないね!女に負けて」


「ぐぬぬ!クソアマが!」


俺は一発ぶん殴った。

「そんなに俺を殺して名を上げたいか?やれよ」


俺はおもむろに奴の獲物を机に投げた。

弾入りだ。


「フッ!」

素早く構えたが、俺は既に奴の額にガバメントを突きつけた。

ハンドエジェクターは天井に無理やり向けさせている。


「これでおあいこだな」


後日奴は処分された。

てっきりデザストンだけのローカルヒーローに思えましたが、ジャンはやはり目立つみたいです。

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