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ライフリング  作者: 羽田憲二
第8章
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予感

相棒をガバメントにしてから早くも1年が経過した。

驚くほど平和な時間にすっかり慣れてしまった。


ケイトはたまに風邪をひいたりするが、もう幼稚園に通う年齢になった。子供は元気が一番だ。


レベッカはすっかり都会の色に染まってしまった。

良い意味でな。


デザストンに比べて特に女性のアイテムが豊富に思える。元は身体を動かす仕事だった為、化粧や洋服で更に綺麗になった。

最近はケイトの成長や暮らしにも慣れてきたおかげで買い物にも余裕があるみたいだ。


「ねぇ貴方。どうかしら?」

最近流行りのアイメイクは目尻をほんのり染めるらしい。狐目の美人に磨きがかかる。


「やっぱり綺麗だな。お前は」


「ふふっ‥ありがとう」


ケイトが足元によって走って来た。

「パパとママ〜」

手元には味のある似顔絵があった。


「上手に描けたな。ありがとな」


「えへへ」

頭を撫でてあげる。

こんな平和な時間がいつまでも続いて欲しいものだ。



訓練所にて。

「ジャン。お前のガバメント、最初と大分違うな?」

「ほんとだぜ!最早違う武器だろ?」


「マニューリンがよく出来てただけだ。オートなんて改造してなんぼだ」


「へぇ〜。アタシはピストルに拘らないから分からないね」


未だ実戦に使用していないが、訓練を重ねる度に俺は独自のカスタムを施していた。


まず真っ先にグリップパネルだ。

ノーマルでも悪く無いが、より手に食い付くように別の物に変更した。


続いて激鉄ハンマーだ。

抜き撃ちからの速射が求められると判断した為、

引っ掛かりにくく作動が確実なリングハンマーにした。

僅かに連射速度が上がった。


そして最後にスライド前方にコッキング用の滑り止めを追加してもらった。

こればかりは自分で出来ないので例の店主に頼んだ。

素早い装填、廃莢が可能になった。


「俺のブローニングはスリードットタイプだが、ジャンは何故いじらない?」

バートが聞いてくる。


「確かに暗闇じゃ有利だが、俺は精密射撃はオリジナルの方がよく当たるんだ。それに官給品を使う時に目が慣れないからな」


「泥臭い戦場や田舎町じゃカスタムなんか贅沢なのは分かるぜ!」

珍しくザックが賛同してきた。


「そういうもんかい。アタシは撃って当たりゃそれで良いさ」


いつものように訓練と護衛が始まった。



それから数ヶ月して首都に事件が起きた。

内容は議員候補者の演説中に発砲されるというものだ。

確かに治安維持やSPの配備はしている。

地方より安全だ。


よくある話で、護衛の優先度が低い人間や元から事件に無縁の地域での演説はヒューマンエラーが起きやすい。

ようは気を抜いてやられたという事だ。


しかし今回は話が違う。

明らかに怪しい動きを見せてSPが動く。

目にも止まらぬ速さで銃を抜き、SP数名が死亡。

議員のマイクや看板にわざとらしく弾を撃ち込み逃走したみたいだ。


腕に覚えがあるのを良いことに暴れ回る馬鹿がいる。

そのうち俺たちSPにも関係してきそうだ。

ネタを2つほど入れました。

2000年代のゲームやアニメに詳しい方は知ってるはず。

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