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ライフリング  作者: 羽田憲二
第7章
90/140

さらば相棒

何の予告もなく外から銃撃が始まった!

比較的開けた土地ではあるが、遮蔽物になる建物はある。それらを盾に攻撃してきた。


俺たちが籠城している施設の手前には飲食店や住宅がまばらにある。

実は連中が来る前に安全地帯に避難してもらった。

これが人口密集率の高いエリアなら全員に連絡が行かずに死者が増えていただろう。


住宅は無人だ。いるのは敵のみ。

「撃て!!」

バートの掛け声と共に窓から撃ちまくる!


ズザザザザザ!!

ボボボン!ボボボン!


聞き慣れない銃声が敵方から聞こえる。

AKで応戦しながら敵状をスコープで観察する。


猛連射をするのはM60汎用機関銃だ。

我が国のPKと比べて重い為『ブタ』と呼ばれている。


短連射をするのはAR自動小銃、『ブラックライフル』だ。未来的なフォルムと真っ黒い外見は分かりやすい。


施設の壁や窓が弾痕だらけになる。

幸い怪我人はまだ出ていない。


ダダダン!ダダダダン!

ダン!ダン!ダン!


俺とマチルダはAKとRPKで応戦する。

AKの命中率はARに比べてやや劣るが、RPKは長く太い銃身のおかげで連射時でも高い精度を誇る。


マチルダの連射で2,3人が倒れた。

俺も1人やった。


2階からも激しくAKとマシンカービンの銃声が聞こえる。

「後で弁償する。許せ!」

バートがグレネードランチャーで敵のいる飲食店を射撃する。

ボガーン!!ボガーン!!

連続で射撃したため、半壊している。

敵は早くも半分近く減っている。


敵も負けじと撃ちまくる!

特にブタが激しく抵抗する。

1階の俺たち3人は敵の猛連射に苦戦する。


2階のザックがAKで仕留めてくれたみたいだ。

ブタは沈黙した。

それでもARの発砲は鳴り止まない!

こちらも反撃に出る。


ピピー!!

俺が持っていた笛を2回鳴らした。

これは俺とマチルダが屋外に前進する合図だ。

ピーー!ピーー!

バートも準備OKだ。


「行くよ!」

「了解!」

2人同時に窓枠から外に乗り出した。

2階からはグレネードランチャーやAKで援護してくれる。


ダダダン!ダダダダダン!!

連射の間隔を徐々に増やしながら前進する。

歩きながら素早くリロードする。

弾倉式の銃は装填に隙が出づらく助かる。


援護射撃もあり20人くらいいた敵も残り3,4人になった。

近くの花壇に俺たちは一度隠れて銃を背中に回す。

近距離では小銃よりピストルが良い。

マニューリンと38口径をそれぞれ装備した。


掃討戦に移る。

ズパーン!

マチルダが最後の1人を倒した。

辺りを警戒する。


生き残りや逃亡者がいないか注意する。

「グフっ‥」

最後の力を振り絞って倒れた敵がマチルダに銃を向けていた!!

後ろの為気付いていない!


「伏せろ!!」

マチルダは素早く対応した。

敵はものすごい速さで俺に銃口を向けた!


ズガーン!!

ボン!!


マグナムとARが同時に火を吹いた!

一瞬目の前で火花が散った。

右腕が宙に引っ張られる!


そのまま後ろに倒れた。

運の良い事に無傷だ。

しかし路上には銃身が破裂したマニューリンの姿があった。


「今までありがとな、相棒‥」

修理不可能な相棒の亡骸を見て呟く。


「アンタに借りができたね。アリガトよ」

マチルダの声に小さくうなづく。



長年の相棒を拾い、その場を後にした。



とうとうマグナムが壊れました。

次回からはサイドアームを変更しようと思います。

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