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ライフリング  作者: 羽田憲二
第7章
85/140

護衛一向は朝早くから拠点を出発した。

デザートストーンは元々人口密集率が低いため、未開拓の土地は珍しく無い。

しかし、人が居た痕跡や戦争の傷跡は至る所にある。

ここキルストンはそれらが全く無い。


奥に行けば行くほど何とも言えない神秘的な雰囲気が漂う。ふとバートがある事に気付いた。


足元には所々水溜りがあるのだが、透明度が段々高くなっているのだ。

例の泉が近いな。気を引き締める。


暫く歩いて全員が足を止めた。

何とも美しい光景が広がっていた。


キラキラと光る泉はとても広くどのくらいの規模がよく分からない。その外周を囲うように木々が生い茂っている。

その木々の端は岩盤になっており、地表近くに無数の洞窟がある。ここからオオトカゲが飛び出すらしい。


そこはまるで数千年も文明から取り残されたような趣を感じる。

果たして俺たちはここに踏み入れて良いのだろうか?

50年前の調査隊はこの事を隠したかったのではないだろうか?


「…」

皆沈黙してしまう。致し方ない。


アマンダは無言で写真とメモを取っている。

ザックはAKのスコープで辺りを観察している。

残り3名は警戒をする。


一度逃げ道を確保した上でマチルダが空に向かって38口径を放つ。

ズパーン!


木々から鳥たちが羽ばたく。

洞窟周辺は反応が無い。


今度はザックがAKで洞窟入り口を試し撃ちする。

ダン!ダン!ダン!


数発撃った所でオオトカゲらしき尻尾と舌がチラチラ見える。数は分からないが全ての洞窟に居そうだ。


マチルダが試しに鳥をトレンチガンで仕留める。

グリーンバックは威力過剰だ。


洞窟付近に落下した。

数分後、のそのそとオオトカゲの集団が現れた。


「なんて光景だ‥」

バートが呟く。


30匹くらいの群れがひしめき合い、一羽の鳥を奪い合っている。


あまり手荒なことはしたく無いが仕事だ。

出てきた連中目掛けて護衛が一斉射撃する。

初めは10匹くらいが何も分からずに絶命したが、

徐々に洞窟に戻って行った。


「議員。かなり危険ですが進みましょう!ブローニングを準備して下さい」


「わかりました。そうするわ」


恐る恐る洞窟を横切る。

近くでオオトカゲの亡骸をみるが4,5メートルはありそうだ。なんか報告よりデカいな。


時たま口を開けてトカゲが飛び出すが、PKの連射で薙ぎ払うとあまり出て来なくなった。

学習能力があるのかもしれない。


そして泉を抜けると腰丈程の薮が広がる。

更に進むとまた岩盤が現れる。

でかい洞窟だ。

例の大蛇がいるはずだ。


トカゲとは比べ物にならない相手に警戒を高める。

洞窟入り口まで近付いた時にジリリリッと警戒音が鳴った!

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