危険地帯
先導したバートが敵と撃ち合っている。
ダダダン!!ダダダン!!
ズパパパパ!ズパパパバ!
AKとマシンカービンの銃声が交互に響く。
敵は3,4名くらいか?
油田施設は配管が入り乱れている為視界が悪い。
近くにいるのにまるでわからないなどザラだ。
ザックは加勢しに前方へ向かった。
残った俺とマチルダはその他関係者含めて死角になる場所へ誘導する。
敵はさらに奥へと逃げ込んだ。
バートたちが追う。
その時、油田施設の職員が叫んだ!
「向こうは絶対に発砲出来ません。精密機械があります。銃弾で故障すればポンプが逆流して施設の半分が吹き飛びます!!」
どうやら敵の思惑にまんまとハマったらしい。
内通者がいる可能性が高いな。
向こうからの一方的な射撃に晒される事になる。
しかしあまり計画的犯行とは言えないな。
捨て身の攻撃だ。テロか?
「後方から応援部隊が来たよ。アタシたちも加勢しようじゃないか?」
俺とマチルダも敵殲滅に向かう。
「撃ってみやがれ!政治家の犬ども!」
ズパパパパ!
連中は設備を盾にしながら応戦する。
「黄色の配管がある設備以外は修繕可能です」
職員が俺とマチルダに耳打ちする。
「あんがとよ!」
「助かる」
バートとザックは反撃するものの、単射で何とか凌いでいた。
バートとザックの肩を叩いて交代する。
大声で説明すれば聞こえるが、敵に手の内を明かす様な物だ。
俺がマニューリンで1名を倒している間にマチルダが地面にペンで書き殴る。
《黄色以外撃て》
すぐさま4人が反撃に出る。
正確で密のある射撃だ。
ダンダンダン!ズカーン!バーン!ジャキ!
多種多様な銃声が響く。
あっという間に3名が倒れる。
残り1名だ。
「ガハハハハ!!テメェらでもコイツは撃てないよな?」
残された敵は黄色い設備を縦にしてマシンカービンを連射する。
「要求は大臣の首だ!早くしないと爆弾を起爆させるぞ!へへへ!」
これはマズイ。奴だけなら何とかなるが爆弾もあるとはな。
「無理な事を言うな!もっとマシな要求しろ!」
「良いのか?マジで押すぞ」
カチッ!
ドガーン!!
離れた施設から煙が上がった。
幸い重要設備では無いらしい。
「ハッタリじゃ無いんだぜ?まぁゆっくり楽しもうじゃないか」
既に応援部隊が来ており逃げ場はない。
だが爆弾と奴を何とかしなければ道連れだ。
確証した。
これはテロだ!
早くしろと言いながら楽しもうと抜かすテロリスト笑。




