野盗、荒野に伏す
護衛者の数名と運搬長は被害者の救助に急いで向かった。
残り数名は警戒と生き残り1名の監視をしている。
「ジャン!助太刀するぜ!!」
ヤンが加勢する。
「助かる。弾幕を張ってくれ!!」
俺は指示を出してマニューリンに切り替える。
勿論357マグナムだ。
逃走しようとする馬の足元にヤンが連射する。
スピードが少し落ちた。
相変わらずの馬術だが、まだ距離は近い。
マニューリンを構える。
いつもと違うスタイルで狙いをつける。
左手でグリップの底面を包み込む。
左肘は脇腹に乗っかる様にする。
体は半身にしてやや仰け反らした体制になる。
ズカーン!!
人ではなく馬に当てた。馬は断末魔をあげて絶命した。
「クソっ!!俺の馬が。テメェはジャンだな?」
「あぁ。早く投降しろ!2対1だ」
「ジャン。わざとマグナム使ったな?」
こういう時茶化さないでくれよ。ヤン。
意外にも銃を捨てて諦めたようだ。
「ヤン警戒しろ。不審なら撃て」
縄で縛り尋問する。
どうやらこいつが野盗のボスらしい。
こいつは国内の人間だがそれ以外はウッドランドの流れ者らしい。
「なぜライフルで殺さなかった?お前なら出来たはずだ!」
「いや、的を外した。俺はお前を狙ったんだ」
「ケッ!牢屋行きだってのによ。余計なお世話だ」
「理由は知らんが勿体無い馬術だ。反省しろ」
野党のボスは項垂れた。
元ネタはとある西部劇です。




