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保安官
モーテルを抜け出すと人だかりが出来ていた。
従業員が通報したのだろう。
ケーリと娘は裏口から避難させた。傷物にされるのも問題だが、周囲に噂が広がる方がもっと痛い。
「あなたがカプール一味を始末したのですか?名前は確かジャン・レイとか…」
狐目の美人保安官が俺に話しかけてきた。
本来ならウキウキしてしまうシチュエーションだが、相手は保安官だ。
「この街にはプライバシーが無いのか?」
「やったのですか?」
「あんた誰だよ?こんなチンピラほったらかして。その服はコスプレか?」
「レベッカよ。私はれっきとした街の保安官です。馬鹿にしないで!」
「何故親子を助けなかった?衛兵も居るのに」
「それは…」
「まぁ言わなくても良い。その代わり俺は奴らの戦利品を貰う。始末書は適当に書いてくれ。罪は全部カプールに着せろ。」
「ちょっと待って!話はまだ…」
保安官よ、治安はあんたが守るもんだろ?
俺は宿に戻り銃の手入れと飯をかきこんだ。
そんなこんなで1日が終わった。
今回は短めでした。