マグナム対決!
郊外に出ればいつもの荒野が広がる。
2頭の馬の後ろを保安官たちが追跡する。
まるで西部劇だ。
「畜生!何処までも砂だらけだ!家すらほぼない!」
「兄貴!どうしますか?」
「お前ら強盗する前に土地柄考えろよ」
「うるせぇ!引っ込んでろ!」
強盗団の無計画な犯行に巻き込まれた俺は何とかなりそうな気がして来た。
夕陽が綺麗に差し掛かる頃。強盗団は馬を停めた。
それに合わせて保安官たちも下馬し、包囲する。
やはりプロは馬の扱いが上手いな。
「保安官ども!寄るんじゃねぇ!」
「コイツを蜂の巣にするぜ!」
15メートル程の感覚で保安官たちと強盗は対峙している。俺は銃口を突きつけられている。
まだ死ぬわけにはいかない。誓ったはずだ。
その時100メートルほど離れた場所から銃声が聞こえた。いつの間にかマシンガン射手は絶命していた。
それと同時に保安官たちも銃を構えていた。
ある程度作戦はあったみたいだ。感心感心。
「クソが!!」
残されたボスはマニューリンを投げ返してきた。
44マグナムは捨てていない。
「死ぬなら決闘で死ぬ!勝負しろジャン!!」
「馬鹿いえ!保安官事務所に連行する!」
「保安官。税金の無駄だ。俺がやろう」
「君には家族がいるだろ!」
「安心してくれ。コイツは馬鹿だ」
ボスはキレ散らかしていたが、お互いゆっくり距離を取る。
「いつでも来い。盗人」
「うあああー!!」
44マグナムを大きく振りかぶって来た。
ズカーン!!
357マグナムのみが荒野に響く。
「身の丈に合わない選択だったな‥」
ボスは間抜けズラして息絶えた。




