リフレスト
デザストン商会の運搬トラック一向はウッドランド内陸部の街•リフレストに到着した。
主要産業は木材加工品だ。染め物•建材•ゴム製品といった物だ。
デザートストーンとはまた違った天然資源を有しておりお互いに貿易で利益を上げている。
初めて隣国の街並を目に収める。
草原や森林が広範囲に広がっており、所々人口が密集している。我が国より幾らか人口密度が高そうだ。
空気は程よく湿気があり木々に鮮やかな色をした鳥をよく見かける。
建物の多くは木造建築でかなり凝った作りの家や宿が見える。デザートストーンでは白塗りの壁ばかりの為木目が剥き出しの建物は新鮮だ。
人々の着る服も青やピンクなど綺麗な染め物が目立つ。
何より驚いたのは至る所に風呂屋がある事だ。
我が国は水資源が少ない為、水道はあるが風呂屋は都市部に少しだけだ。かなり羨ましい。
「国が違うとはいえ驚きだな。土産の1つでも欲しいくらいだな」
「ジャンにしては珍しいな。運搬終了の休憩時間が勝負だな?」
ヤンもなんだかんだで楽しそうだ。
「リフレスト商会への運搬任務を見事達成した。今夜は宿に泊まる。明日の朝まで自由だ。荷物を部屋に置いてから観光しろ。良いな?」
運搬長も何だかいつもより優しい感じだ。
偶にはこんな日があっても良いだろう。
はやる気持ちを抑えて宿で装備を確認する。
STGとマニューリンの整備は済んだ。
制服と靴の汚れを軽く落としていると誰かが部屋をノックした。
「お前は真面目だな。早く街を回ろうぜ」
「そうだぞー。早く行こうぜ!」
ヤンともう1人が誘って来る。
「あぁ。今行く」
さりげなくマニューリンを腰に提げて部屋を出た。




