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ライフリング  作者: 羽田憲二
第4章
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対策

護衛の装備するSTGは人間相手には十分通用する。

しかしドラゴン相手ではどうにもならない。

今回たまたま上手く躱せただけで次はどうなるか分からない‥。


商会の装備担当者に相談したがまだ対応策が見つかっていない様だ。

何せ襲って来たのも目撃したのも今回が初だ。

そもそもドラゴンはウッドランド内陸部でハンターが見かけたという噂だけだった。


何故俺がいる場所にはヤバいのがやって来るのか?

考えても仕方ない。


デザストン銃砲店に寄った。

「ドラゴンハンターのジャンだね?待ってたよ。積もる話もありそうだなぁ!」


渾名はもうどうでも良い。

「すまんが相談がある。軽量でドラゴンを怯ませる武器は置いてないか?」


店主は考え込む。

「外の射撃場に来な。幾つか見繕ってやろう」


店外に出て裏手へ廻る。

広々とした荒野に所々、ドラム缶や的が乱雑に置いてある。客の試し撃ちによく使う場所だ。


伏せ撃ち用のマットが幾つか並んでおり、その上に物々しい武器が並べられている。


「先ずはコレ。対物ライフルだ。敵のバンカーや車両の足なんかを一撃で破壊する」


「いやダメだ。デカくて重ければいざと言う時使えない」


「コレなんてどうだい?」

「これは‥!!」


見た感じ短めのライフルに見えなくも無い。

俺がまだ使った事のない武器だ。

戦場でも見た事がない。


「グレネードランチャー。最近各国が研究している武器だ。射程は2,300メートルとそこまで長くない。だが破壊力と軽便さはこれからの戦を変えるんじゃないかい?」


「軽いな。それに銃床に角度が着いている」


「弾は早い段階で下がるから上に向けて撃つんだ。角度と照準器で大体の位置に撃ち込む」


「元折式か。弾がデカいから単発でもリロードし易いな」


「弾も合わせると高く着くよ?」


「試し撃ちがしたい」


「そう来なくっちゃ!」

俺は簡単な説明を受けて100メートル程先のドラム缶に照準を合わした。

放物線を描く銃器は初めてだ。

まるで迫撃砲だな。


ポンッ!

拍子抜けするような静かな発射音だ。

2,3秒後に着弾した。


ドーン!!

やや弾は右に逸れたが、ドラム缶が宙を舞った。

凄い威力だ。手榴弾より僅かに範囲が広い。


「商会に配備出来ないか確認してみる。在庫は有るのか?」


「新製品でして頑張っても2丁だね〜。もちろんこれ含めて」


「そうか‥キープ出来るか?」


「勿論。但し条件付で!」


「何だ?」


「お客さんの土産話さ。積もる話、あるんだろう?」


やれやれ、安いもんか命と比べればな。

店員が前よりフランクになってます。

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