再来
採掘現場の護衛として働いていたダンは最近、
護衛をまとめるリーダー的存在になったという。
変態狼藉女事件の数少ない生き残りであり、実務経験も1年たったみたいだからだ。
本人も前より大人びた感じがする。
「お兄さん今度飯でも食べましょうよ。最近給料が増えたんだ」
「ありがたい。無理はするなよ」
「分かってる。行ってきます!」
またしばらく帰って来ないだろう。
若者の成長を見守るとしよう。
俺の仕事も前回の襲撃以来特にない。
強いていえば荷物の下にクサリヘビが眠っていて
噛まれる寸前だったくらいか?
レベッカはどうだろう?
最近顔色が悪い気がする。
保安官も大変みたいだ。
「大丈夫か?きついなら俺が連絡しとくぞ」
「保安業務に問題はないわ。ありがとう」
お互いに職場へ向かった。
この時レベッカはとある人物に付け狙われていた。
何となく見られている感覚はあったがジャンに何度も救われている手前、言い出せずにいた。
それから数日後に俺は自宅に戻った。
ダンはまだまだ帰らない。
レベッカが泣いていた。
「どうした!何かあったか?」
「これ見て‥」
アネノカタキウツ
オマエイラナイ
ダンナウバウ
オトウトモイラナイ
カクゴシロ
どうやら狼藉女の身内みたいだな。
これには俺が関係している。
レベッカを守るしかない!
「ジャン!私の手でこいつと勝負したいの!」
「危険すぎる!分かっているのか!」
「私が弱い女でない事を証明したいの!」
「‥分かった。だが38口径より上の武器を買った方が良い」
今回はアドバイスに回る事にした。




