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ライフリング  作者: 羽田憲二
第3章
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商会

翌朝3人で朝食を食べているとベルが鳴った。

「俺が出ようか?」

「いいのよ座ってて」


「どなたですか?」 


「おはようございます。私はデザストン商会の執事をしているクラントと申します」


「何か御用ですか?」


「実はリーン様のお宅に住まわれているジャン•レイ殿に用事があって参りました」


「せっかくなので中へどうぞ」

クラントが一礼してやって来る。


「お食事中申し訳ございません。ジャン•レイ殿」


「別に構わない。2人も同席して良いかな?」


「むしろ助かります」


クラントが俺に依頼してきた内容は仕事についてだった。早い話ヘッドハンティングだ。

デザストン商会は国の資源加工品を内外に取り扱っている。主に建材や銃器などだ。


最近までは上級射手を数名雇って護衛していたみたいだが、翼竜事件や変態女の狼藉で信用問題が発生しているみたいだ。

自分で言うのもなんだが結構な有名人だ。

実力はこれまでの事件で立証済みだ。

とりわけ特級射手という肩書きが良いみたいだ。


「丁度失業中だ。だが死んだら保険金はこの2人に渡す事。そして巻き込まない事」


「それは重々承知しております。特別サービスで裏庭に高級な給水器など如何でしょうか?」


「どうして裏庭がある事を知ってるんだよ?」

ダンが質問する。


「申し訳ございません。こちらもコンタクトを取る前にある程度皆さんの事を調べさせて貰いました。これも信用のためです」


まぁ執事がいるんだ。密偵の1人や2人がいたところで問題はない。


「護衛という事は拘束時間が長いみたいだな?」


「一般職に比べれば勿論泊まり込みも多々あります。その代わり給料は弾みます。護衛者には1人1部屋用意しています。」


「分かった。武器と制服は至急だな?」


「はい。ですがサイドアームについては自由にして頂いて結構です」


こいつら何でも知ってやがる。まぁ後ろ暗い仕事では無いからな。軍隊よりかマシだな。


「では契約しよう」

「感謝の極みでございます」


こうして俺はデザストン商会の護衛となった。

何だかダンと似た仕事だな。

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