心機一転
リハビリに数ヶ月もかかってしまった。
傷口はすぐに治るが、骨と筋肉は時間と手間を掛けなければいけない。
大勢に見られていた事と事件の経緯により沢山の見舞いと手紙を貰った。有難い事だ。
しかし残念な事がある。
射撃監督を首になってしまった。
職場内では運のせいだと庇ってくれる人が殆どだ。
何かと空白期間を出してしまう為仕方ない。
職場からの情けで多めの退職金と募集案件のいくつかを紹介して貰った。
それから宿を引き払うことにした。
何かあれば迷惑をかける。
それに守るべき存在が2人いる。
今は住所をレベッカ宅に移した。
部屋は亡くなった父のものを借りている。
「お兄さんは何でも屋に向いてるのかも」
「おいおい、つまりその日暮らしだろ?」
要は簡易依頼で細々と暮らしていけという事か。
旅人ではあったから出来なくはない。
だが出来れば定職につきたい。
「無理しなくて良いのよ?私がいるから」
俺はヒモになりたいから付き合っているのではないんだがなぁ…。
暫くは見つかりそうに無い為貯金生活と家の掃除だな。想像もしなかった生活だ。
ここらで別の資格もありだが、何となくそうはならない。
きっとマニューリンを握れなくなるまで銃からは離れられないな。
広告を何となく読んでいると面白そうな物を見つけた。
これにて第2章完。




